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shunkan signal
全体的にほのぼのとした感じで、子供っぽさが笑える部分もありますが、きゅんとくるポイントもきっちり組み込まれた短編集。
「瞬間シグナル」萌
幼馴染みで双子のように育ってきた秋斗がどんどん成長して、女子にもモテモテになって、離ればなれになることに不安になる悠太。
「嫁に来い!」「そばにいろ!」と言い続けるも、秋斗は素っ気なくて…。
子供っぽい独占欲の奥にある気持ちに気付くまでの、悠太のドタバタ劇。
腹黒っぽい秋斗はやっぱり策士でした。
「はつ恋のはら」萌
小さい頃から「まやかしのせかい」でひとりかくれんぼをする巽をいつも見つけてくれた、10才年上の涼平。バツイチになって戻ってきた涼平が教師として勤める高校に入学したものの、巽の告白はいつもスルーされて…。
こちら、激しい切なさに胸がぎゅわああああ!っとなりますが、ページ数の問題かサクッと解決してしまいます。もうちょっとぎゅわり感を味わわせてほしかった…。
ヒーローものの主題歌の歌詞「まやかしのせかい」から、「俺が見つけたほんもの」の伏線回収はカッコ良かったです。
「きみは未来」萌
初めて会ったとき、図書室で泣いていた図書委員の辻先輩が気になる樋口。
ずっと先輩を見ていたから、先輩の好きな人も分かってしまって…。
恋の矢印一方通行です。
こんなふうに自分を見てくれる存在に気付いたら、⇄になる日も遠くないかも。
「甘い痛い泣きたい」(高2 秋/高3 春) 萌2
前の話で辻先輩が好きだった三好の話。
中学のときにうっかり「女ってそんなに感じないな」とカミングアウトしてしまい、周囲から避けられるようになったトモ。そんなトモに手を差し伸べてくれたみっちゃん。
高2はトモ目線、高3はみっちゃん(三好)目線です。
この「どっちの気持ちもお伝えします」スタイル、大好きです。特に受け→攻め目線の順番はたまりませんね。
家庭の事情が複雑で冷え切っていたみっちゃんのこころを溶かしたトモ。他のひとに告白されても目移りするわけがないな!っていうくらい、狼の番くらい、強い絆でした。
「きみは未来」で「三好先輩には長く付き合ってる男の恋人がいる」とありましたが、あの話が高3の初冬(2学期が始まって3ヶ月=11月くらい?)なので、高2の秋からって、1年ちょっと。長いかな?高校生には長いのかな?
この2人、表題作にも出ていると書いてあったので探しました。いた!中学時代の回想シーンにいました。トモが笑えます。
二つの高校が舞台の、4カップルのお話です。
せがわ奈央先生の絵がとても好きです。
内容も、自分好みの学園ものだったのでかなりはまりました。
『瞬間シグナル』『瞬間ラジカル』
幼なじみの秋斗(アッキー)のことが気になってしょうがない悠太。
小さい時からずっと一緒にいるのが当たり前で
このままずっと一緒にいられると思っていたのに・・・
成長するにつれ、だんだんと大人びていくアッキーに何とも言えない気持ちになる悠太。
っこの気持ちって・・?何?
自分よりどんどん背が伸びて、声変わりして、女の子にもてるアッキーを見ていると
ドキドキして胸がきゅーんとなってしまう悠太。
それが「好き」てことに気づくのが高校2年。
「何年かかってんだよ」ってアッキーに言われるほど
それほど、近くにいて一緒に過ごすのが当たり前の二人だったから
好きだったこともごく自然なことだったのかな。
だから改めて「好き」なんて言わなくても「好き」なのは当たりまえで
この時はすでに「愛してる」だったのかも・・・
お互いに同じ想いだったことが分かってからの初kiss・・・
それが恥ずかしくて、つい逃げちゃう悠太だけど
そんな悠太が可愛くてしょうがないアッキー。
カッコいいアッキーと天然可愛い悠太のこれからが楽しみです。
『はつ恋のはら』
悠太とアツキーの友達、巽くん。
巽くんが小学生の頃好きだったお兄ちゃん。
いつも優しかったあの人が、今自分の高校の先生で・・・
ずっとずっと好きだった人に、自分を認めてもらいたい
幼いころ、いつも遊んでくれたお兄ちゃん。。涼平
今は真鍋先生・・・
いつまでも自分のことを子ども扱いする真鍋先生に
一人前の男として見てもらいたい、巽。
真鍋先生であり、涼平であり・・・複雑な気持ち。
大好きな涼平にいっぱいいっぱいで、必死な巽がすごく可愛いです。
一見、巽くんばかりが一生懸命のように見えますが
本当は・・・・
そんな、真壁先生と巽くんの歳の差カップルのお話です。
『きみは未来』
樋口がずっと気になっていた図書委員の辻先輩。
なぜなら、この間辻先輩が泣いているのを見てしまったから。
それ以来、辻先輩が気になってしょうがない樋口は図書委員に立候補し・・・
後日、辻先輩がなぜ泣いていたのかを知る樋口ですが
辻先輩を応援しようと言った言葉が、辻先輩の背中を押したのだけど・・・
相手のことを想っているように見えて、本当はそうでないと
分かっていても素直に認められなくて・・・
だけど、先輩の勇気を見たとき自分もこれじゃいけないとわかり・・・
大好きな辻先輩に、幸せになってもらいたい樋口だけど・・・
図書室が舞台の先輩後輩カプのお話です。
『甘い 痛い 泣きたい』
中学の頃から、女子がだめなトモ。
みんなからキモいと言われ孤立していたトモを唯一普通に接してくれたみっちゃん。
みっちゃんに好きだと告白してから、付き合うようになり・・・
男の子が好きなトモと、父子家庭に育った辛い過去を持つみっちゃんの
切なくも優しい、ラブラブカップルのお話です。
昔母親に置いて行かれた過去のトラウマから、
誰かを想ってぐらぐらゆれたくない、強くなって
一人で生きていこうと決めていたみっちゃんが
トモに告白されて、もう一度誰かを信じてみようと前向きに生きようとする。
自分の気持ちに正直に真っ直ぐに生きるトモは
本人にその気がなくても、みっちゃんを元気づけて生きる力を与えていました。
そんな二人が、お互いの気持ちに正直に愛を告白。
素直になれるってホントすごい。
「おかしくなりそうなくらい、甘くて痛いよ・・・」
大好きな人に、こんなふうに自分の気持ちをストレートに伝えられたら・・・
「震える気持ち」・・・誰かを大切に、好きだと思う気持ち。
その人なしではいられないと、愛おしく思う気持ちなのかな・・・
どれも、心なごむお話でした。
ハードな絡みはなく、終始ほんわかムードな感じです。
初めて本気で人を好きになった高校生らしい恋、
たまたま相手が男だったことでの葛藤・・・
どれも爽やかな10代の、一生懸命さが伝わる作品で、
続きを期待してしまうものばかりでした。
短編集ってのが残念だった。でも、その分キャラクターたくさん読めてよかったな。
きゅんきゅんして、読んでて幸せになりました!
ちょっと物足りなかったけど、個人的にこういう話大好きだから、思わず描き込みたくなった。
一番は先生と生徒の話が好きだったかな。先生がちゃんと先生してた!!イケメンだった。
あたしもあんな先生いたら恋に落ちるわ。
みっちゃんとトモくんの話もいじらしくて、攻がすごくぐるぐる考えていて、やっぱり悩むのってあるよね!となんだか納得。
「瞬間シグナル」
幼なじみの秋斗と悠太、このままずっと幼なじみでいられればよかったのに、悠太はカーテン越しから自分の気持ちに気づいてしまいます。
中学生、高校生になっても、秋斗に嫌われないように、彼のそばにずっと居られるようにと猛烈なアピールをするものの、秋斗は素っ気ないのです。やっと言えた「好き」、そしてあきれるほどの好きという気持ちが私の萌えでした。
「はつ恋のはら」
学校をサボってしまう巽は、いつもどこかで隠れているのですが、その度に高校生の涼平が探しに来てくれます。
時が経ち、涼平は高校の先生、巽はその高校の生徒という関係になっています。
ずっと涼平のことが好きだった巽、教師という立場上巽だけを見ているわけにはいかない涼平とのもどかしい関係が続きます。
涼平が巽のことを「ばかづらでもてない子」「お子様メニューは食べません」と言ってみたりするところがもういちいちきゅんきゅんしました。
「きみは未来」
辻が泣いているところを偶然見てしまった樋口。その瞬間から辻のことが好きになってしまった樋口ですが、実は辻には好きな人がいるのです。
ちょっとちゃらいような樋口と、完全に文化系のような辻。樋口が好きになってもどういう恋愛を展開するのか全く分かりませんでした。樋口は笑わせてくれるのに、とっても切ない!それに辻、樋口の体格の不安定さがこれからどこにでもいける塊のような気がして、きゅんきゅん、どきどきが止まりませんでした。
「甘い痛い泣きたい」
トモが自分の性癖に気がついてからもずっと変わらずにいてくれたのみっちゃん。トモにとっては好きになってくれるだけでも奇跡なのに、その先のHもあるのです。
一方後半はみっちゃんの視点で描かれています。親の離婚で、一人出強く生きていこうと決めるみっちゃん。同級生からどんなに馬鹿にされても、決してくじけないトモを見て、みつちゃんの中にある氷が溶けていくようでした。
印象的だったのは、みっちゃんがトモに寄りかかり、甘えるのではなく、逆に「弱さも脆さも全て強く抱いて生きていきたい」という場面です。お互いの関係が両立しているところがとっても好きです。
まだ先生のデビュー作ということで、ストーリー自体は王道といった感じですが、絵や感情が丁寧に描かれていて、何度読んでも飽きません。
マガビーで見かけるたびに「コミックスが出たら買おう!」と思っていた作家さんです。
とてもかわいい瑞々しい短編集です。
絵柄からしてかわいらしいのですが、お話しが「好き!」っていう気持ちがページからあふれてるように感じてキュン!としました。
「瞬間シグナル」
幼馴染同志のお話し。
小さい頃からずーっと一緒にいて、高校生になった今も無邪気に「これからも一緒にいよう」という受け君。
攻め君はそんな彼をちょっと持て余し気味(?)
攻め君の冷めた態度と、確実に昔と変わってきている(背丈とか)状況に、ふっと受け君も自分の本当の気持ちを見つめなおします。
「恋をしている」と気づき、改めて攻め君に一緒にいてほしいと告げる受け君を、やっと受け止める攻め君。
攻め君はずーっと「特別に好き」だったのに、受け君は「友達として好き」と、好きの比重が違っていたんですね。
受け君がちょっとおバカで(笑)かわいいです。
「はつ恋のはら」
ある意味「昔なじみ」の高校生と学校の先生。
かぎっ子でよく一人でいた受け君とよく遊んでくれていた男の子。
その子が学校の先生として戻ってきます。がんばって勉強して先生のいる学校に入るものの全く相手にされません。
ガンガン攻める受け君と、軽く流す大人の先生。
実は先生だから・・・と予防線を張ってただけで、お互いに好きあっていたという。
「きみは未来」
同じ学校の先輩と後輩。
片思いで一人涙を流す先輩をみてから気になってしょうがない後輩君。
好きなのに先輩の応援しちゃって。で背中を押された先輩は失恋だとわかっているのに気持ちに区切りをつけるために告白。
わかっていたも落ち込む先輩をそっと抱きしめる後輩君でした。
「甘い痛い泣きたい」~高2秋~
同級生同士のお話し。~高2~は受け君視点から。
中学校、高校と一緒の二人。
受け君は中学生の頃、女の子に興味がないことをポロっと言ってしまったことから、友達にホモだと引かれてしまいます。
急に距離をおかれ時にはひどい言葉も浴びせられたりしますが、ただ一人態度の変わらない攻め君。受け君はそんな彼を好きになります。
高校生になって玉砕覚悟で「好きだ」と告げます。そしてそれを受け入れてくれた攻め君。
このお話しだけ冒頭からHシーンです。読み進めると、この告白の直後の出来事だとわかります。
きっとやさしいから自分の告白を拒みきれなかったのだろう、この(Hの)思い出だけで生きていける・・・と思う受け君と、本当に好きなんだと告げる攻め君。
~高3~は攻め君視点で。
攻め君は家庭にちょっと問題があって、一人で生きていこうとちょっと冷めた考えのある男の子です。
それが学校で、受け君に出会い、ホモだとみんなにひどい扱いを受けてもクイっと涙を拭いて堂々と胸を張る受け君をみるたびに気持ちに変化が起きるのです。
「やさしくて男らしくて」と受け君は自分のことをいうけれど、本当に男らしいのは受け君だと思う攻め君。
なんだかんだと、お互いがお互いを理解している素敵カップルでした。
幼馴染、生徒×先生、先輩×後輩、同級生・・・設定は定番中の定番なのに、どの作品もキラキラしてるのは、キャラの設定がしっかりしていたからかな。
お話しも短編集なのに、どれもしっかり読みごたえがありました。
ふんわり可愛い作品が多いですが、そこにキュっとした痛みも感じられてよかったです。
私はずいぶんおばさんですが(笑)どっかに置き忘れてきた「恋してキュンとする」気持ちを思い出しました。
幼なじみ同士の恋のお話は胸キュンなほのぼのした雰囲気で描かれていました。
小さな頃から同じくらいの身長で仲良しで、周りから双子みたいと言われるくらい
いつも一緒にいた二人、思春期が来て、どんどん成長する幼なじみ、同時に二人の
距離が離れてしまう気がして、置いて行かれないように一生懸命もう一方が
ワンコみたいに構ってオーラ全開でまとわりつく。
まとわりついている方は精神的に未だお子様感覚なのですが次第になにかを感じる。
いつも傍に居たくて、でもその気持ちに付ける名前が浮かばなくて、
でもこのままでいてはダメだと一人考えていた時に自分の思いに気がつくお話。
追いかけていたのに自分の気持ちに気がついて思いを告げた途端今度は逆転
逃げる側になってるのですが、恋する思いが溢れてて可愛い作品。
ほのぼのとしたラブで読み終わりもふんわり感が漂います。
せがわ奈央さんのデビューコミックス!
ねこ田米蔵さんが推薦帯を描かれたということで気になっていました。
帯では、ネムネムとマヤが見れますよ!笑
絵は、可愛らしく少女マンガのようなタッチです。
まさにキラキラした感じ。
お話も爽やかな感じで、少女マンガの様ですが、
なんだか初々しくて、キュンキュンな一冊です。
特に大きな特徴はないけど、みんな可愛くて、一生懸命で読んだあとホッコリします。
一番好きだったのは、一番最後のみっちゃんとトモの話。
キュンキュンしすぎて、泣いちゃいました(笑)
今度は長編とか読んでみたいなぁ。
今後も楽しみな作家さんです(^^)
全編学生モノ。
投稿作品にあたる【甘い痛い泣きたい】にエッチシーンがちょっとあるだけであとはキスのみだったりなかったり。
”男の子”と言う感じの登場人物達が見せる青春のどこまでも透き通った純粋さがその絵のふんわりした雰囲気と共に癒しを与えます。
全編とおしてかわいいな~という感じ。
それがまたキュンとさせるのです。
【瞬間シグナル】【瞬間ラジカル】
幼なじみの秋斗と悠太。
いつも一緒にいるはずなのにちょっとずつ出てきた二人の差。
ある日の出来事にキュンとしてそれから育って行った悠太の気持ちは、彼に置いて行かれたくないと必死な追いすがりと形を変えるのだが、この気持ちをどうしたらいいか…勇気を振り絞って。
・・・やっと追いついた♪
なんだー!滅茶かわいいなー!
【はつ恋のはら】
共働きで余り家にいない両親の元で育った巽はそれをいいことに学校をよくサボった。
そしてヒーローに憧れてせいぎのくにを探していた。
いつものように隠れていた時、それを見つけたのが高校生の涼平との出会い。
それから涼平の赴任する高校の学生となって彼にアタックをしかけるのだが、相手にしてもらえない。
気持ちは伝わっていたという結末なのだが、ここに恋愛の機微の云々だの、先生生徒の関係云々などのリアルは入り込む余地はない。
ただ過去の積み重ねと気持ち。
それだけで優しい気持ちがもらえるのです。
【きみは未来】
初めて先輩に遭った時彼は泣いていた。
そんな彼が気になってずっと見ていた主人公は、先輩の片思いを知ってその背中を押す。
必死で健気な後輩にデリカシーがないとかそういう風なのではなく、彼のその優しさがとても温かいのです。
【甘い痛い泣きたい】
中学の時、自分がホモとばれてちょっぴりへたれて生活してきた主人公に分け隔てなく手を差し伸べてきてくれた同級生。
そんな彼と関係を持って、もうそれだけでいいとおもっていたのだが…
後編において、その同級生がどうして主人公をきにかけたのが補完されて、案外とその気持ちの奥にある執着を見せられることになる。
寂しいもの同士だったのかな?
涙を流す男の子。
ツツーと頬をこぼれる涙がとてもきれいでした。
今回高校生が中心で展開されてキュンワールドが展開されましたが、1冊まるごとこういう世界観でできあがっていたのはとてもよかったです。
ただ、今後という点でどういう世界をみせてくれるのだろう?とても気になります。
ちるちるの作者さんのインタビューでも担当さんが言われていましたが、
どのお話しも少女マンガBLという感じがします。
恋をする心情が丁寧に描かれていて、キュンキュンするしドキドキするし、
読んだ後幸せな気持ちになりました。
ふんわりしてかわいい絵とお話しがすごく合ってるなと思います。
読んでいてキャラの気持ちが素直に直球で伝わってきて、気持ちがいいです。
初恋のキラキラした感じが詰まってる短編集です。