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作家さんの新作発表
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この巻で、大和と宗悟の過去編が終わりますので、4巻と同じレビューです。
個人的に、大和とくっつかないかなーと思っている、ノンケな宗悟の回。
宗悟にもつらい過去が。将来を誓い合った女性が、チンピラに車で挽かれて亡くなるという事件がありました。そこから立ち直るとき、これからは親友である大和を守るために生きると誓う。
大和は当時宗悟のことを好きだったけれど、叶わぬ想いで、それを悟っていた柔道部の先輩が体で慰めてくれていた。しかしその先輩にも、密かに先輩に恋していた幼なじみがいて、という四角関係。
先輩と幼なじみは、なんだかんだで一緒に暮らすことになったみたいでよかった。
大和は切ないですね。誘っても宗悟は受けてくれないし。
そうして、総受けの匂いがしてきた大和。それもまたありですが、やっぱり宗悟押しです。
前巻から学生時代のお話でしたが
この巻で過去の悲しい出来事が詰め込まれてる。
大和が男性を好きなると知っても、今まで通りに付き合ってくれる宋悟。
だけど宋悟には彼女がいて、気持ちは言えないまま友達関係。
そしてこの巻ではその彼女・唯が?!
車椅子の唯、一緒に帰る約束をしていたのですが
大和の用に付き合ってて、宋悟はその約束を忘れてた。
怒られるのを覚悟で唯に電話しようとしたら、先輩からの電話が鳴って…
唯が車に轢かれて病院に!!そして帰らぬ人となるのです。
ここから歯車が狂い始める?
誰にもぶつけられないこの苦しみと怒り。
自分自身を攻めずにはいられない大和と宋吾。
気がつけば宋吾は唯を轢いた男達のもとへ。
この男達、わざと唯を轢いて逃げてるので
宋吾にやられるのは自業自得だと思うけど、大和が身体を張って止めてくれます。
だって宋吾が殺人犯になっても残された誰も喜ばないから…
少し落ち着きを取り戻した宋吾、唯という生きがいを亡くし、
このまま自分がどうしていいか、何をすればいいのか解らない。
そこで宋悟は大和に頼むのです。
「大和を守るという事を心の支えとしたい」と。
大和のほうも、それで宋悟が生きてくれるならと。
(このことがあったから余計に大和は自分の気持ちを宋吾に言えないままでいるよね。)
その後も悲しい別れをしてきた大和だけれど
そろそろ宋悟とくっついても許されるんじゃないのかなぁ。