東京・心中(1)

tiykyo shinjuuu

東京・心中(1)
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神3
  • 萌×24
  • 萌4
  • 中立1
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
3
得点
44
評価数
14
平均
3.4 / 5
神率
21.4%
著者
扇ゆずは 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
シリーズ
東京・心中
発売日
価格
¥600(税抜)  
ISBN
9784403663871

あらすじ

全財産43000円を握りしめ、東京にプチ家出してきた湊あきな(17)。
あっというまに全財産を落として途方にくれるあきなの前に、元敏腕芸能マネージャー千葉があらわれ……。
スーパーアイドルの原石(!?)あきなが、千葉の手で磨かれ、愛されて、辿り着くのは!?

『STAR☆Right』の恭平や万里も登場する、扇ゆずはのもうひとつのスポットライトラブ、復刊!!

(出版社より)

表題作東京・心中(1)

千葉凜太郎,25歳,訳有の自称芸能事務所社長
湊あきな,17歳,親の愛が欲しいプチ家出した

レビュー投稿数3

こっちも凄くいい

『STAR☆Right』のスピンオフと言うか6年前の作品の新装版ですね。
表紙イラストも刷新されての復刊で時間的な流れで云えば『STAR☆Right』から
2年くらい後の時系列になっていますよね。

実は新装版の旧作は読んでいなかったのでこの作品はこれが初読みになります。
『STAR☆Right』を読んでいたのでその主役たちも登場しているからなのか、
凄く面白かったですね。
MAXIMEの恭平とはまた一味違った可愛い系の魅力ある湊が主役で、
恭平をスカウトした凛太郎が攻め役、その腕利きスカウトマンだった凜太郎が
何か訳有で芸能界から足を洗い、無職で借金アリの生活をしている時に出会うのが湊。

この湊ちゃん、元気でやんちゃで強気かと思ったら意外なくらい繊細な悩みを
抱えていて、誰かに愛されたいって思いがあるのに、行動や言動はへっちゃらな強気。
そんな二人が出会い、再び芸能界への道を進む話の1作目。
凜太郎の戦略が光感じですが、それと同時に湊とのシリアスなのかコミカルなのか
いいコンビのやり取りも軽快なラブでした。
このままハッピーエンドなんて簡単な展開では無いだろうけれど、直ぐに2作目も
新装再販されるので楽しみです。
『STAR☆Right』の次回作にも絡んでくれるのではと期待が大きい感じです。

4

今も昔も変わらない☆

2007年『東京・心中』の新装版。
カバーイラスト以外、旧版と内容は全く変わりません。

先月出た『STAR☆RIGHT』の脇キャラ・千葉が主役で、万里と恭平も登場。
設定を変更して新たに書かれた『STAR☆RIGHT』と比べると、
三人の年齢が違ったり、千葉が芸能界から干されていたり、恭平が千葉に恋していたりと
パラレルワールドのような?世界。
甘甘な新『STAR☆RIGHT』と異なり、
人の死や家族問題、報われない恋心などややシリアスなテーマも描かれ、
これはこれで読ませる内容となっていますv


借金を抱える元敏腕プロデューサー・千葉(25)が
家出した17歳の少年・あきなを助けたことから始まる物語。
あきなにアイドルの素質を見出した千葉は、あの手この手であきなを売り出すと共に、
自分のアパートに住まわせ「愛されること」をあきなに教えていく。

親から愛情を注がれず育ったあきなが、少しずつ千葉に恋していく様子が可愛いv
手をつないで眠る関係だったのが、段々スキンシップが増して一線を越えてしまう。
事後、やっちまった~…と凹む千葉と対照的に(内心動揺しつつも)気丈にふるまうあきな。
大人と子供の関係が、時折ヘタレ×しっかり者になるところが面白いですw


『STAR☆RIGHT』の万里と恭平は、本作でも超キラキラしい☆
この世界ではとっくにデビューして超カリスマアイドルの地位を築いています。
あきなにちょっかいを出す恭平ですが、オラオラ系に見えてどこか抜けている憎めないキャラw
来月発売の『東京・心中』2巻に載る恭平と万里の番外編(旧版にも収録)は、
千葉への片思いや万里との関係がなかなか複雑で、
新『STAR☆RIGHT』と比べだいぶ切ないお話となっています。


面白かったのですが、あとがきもペーパーも
メインの千葉&あきなより万里&恭平が押されていて、
『STAR☆RIGHT』の宣伝の意味合いが強い新装版となったのは少し残念。
しかし、作者さんのお気に入りキャラへの萌え暴走は当時からだったんだな~と、
今も昔も(良くも悪くも)変わらない作風を実感でき面白くもありました。

7

こういうのって、アリなんだ…

『STAR☆RIGHT』がなかなか面白かったので、
関連しているという『東京・心中』のBLCDを聴いてみて、
そうしたら続きが気になったので、すでに出ていた旧版の『東京・心中2』を読んで、
そして、
旧版の『東京・心中』を買わずに、コチラの新装版の発売を待っておりました。

だって、
『STAR☆RIGHT』と旧版の『東京・心中』では、
(わたしはCDを聴いただけで1を本では読んでいないけど)
キャラの設定が大まかには同じでも、ちょこちょこと違うところがあって、
アレレレレ??ってなるのです。
だから、
新装版が出るということは、
新しく出た『STAR☆RIGHT』に合わせて、『東京・心中』に手を加えて、
ふたつの物語を違和感なく楽しめるようにしてくれるのだろうと思っていたら、
全然違ったーーー!!

この新装版にある作者の「あとがき」によると、
2007年に他社さんから発売された「東京・心中」の復刻版、
表紙以外はすべてオリジナルと変わりません、とのこと。

同じなら復刻する必要ってなんなのだ?
復刻版というと、新たに描き下ろしが付いていたりするものじゃないの?
出版社が違うってこともあって、大人の事情が色々絡んでいるってことか??

う~~ん…
『東京・心中』の物語自体は結構楽しかったのですが、
(扇さんの本は、レオパード白書から読み始めている為、
女の子みたいにカワイイ主人公に少々違和感はあったのですが、楽しめました☆)
でもなんか、
なんか、
この販売方法、個人的にはモヤモヤを感じてしまう~~

表紙しか違わないなら、
『東京・心中2』も一緒に発売すればよかったんじゃ?
でもそうじゃないってことは、2巻にはちょっと手を加えるってこと?深読みか??

せめて、旧版との違いをちゃんと明確にして(同じなら同じってちゃんと明記して)
売ってほしいな~と思います。
(わたしが分かってなかっただけでちゃんと告知していたのなら、ごめんなさい)

大体商業本で、
見た目も名前も同じキャラを、違う本で設定を変えて出演させるっていうこと自体が、
自分にとっては馴染みがなくて不思議な感じで(要は二次みたいな感じがして)、
単純に、
こういうのってアリなんだ……と思った一冊でした。

あ、最後に。
この物語がお好きな方には、CDもオススメ。
声優さんもよくて、雰囲気もすごく出ていて楽しかったですよ~☆

8

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