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himawari ni koishite
作者さんリンクスで初のコミック。
初単行本はジュネットのエロエロだったのですね。
この1冊、四季を通してそれぞれの高校生達が繰り広げる甘酸っぱさあふれる作品で埋められ、またこのカバーイラストも素敵なのだが、とってもよかったのだ。
それぞれにキュンがある♪
表題は、厳しい風紀委員と校則違反だらけの学生の物語。
いきなり冒頭主人公を「立ち居振る舞いは威風堂々、口を開けば清廉潔白、歩く姿は雄々しく咲いた向日葵のよう」と描写する風紀委員長の流星の描写。
彼が目の仇にしているのは、違反だらけの日向ナツキ。
一見反目しあう二人のようだが、実は彼等は・・・
ということで、彼等に何があったかというのがお話の本筋。
この見せ方、展開の仕方。ユニークですね♪
清廉潔白のはずの流星が本当は心に闇を持っていて、それをナツキは知っていてさえ告げ口することなく、流星が向日葵のようだと彼にその花を贈る。
超意地っ張りのツンデレ流星よりナツキの方が真っ直ぐな向日葵のようではありますが(笑)
その彼等のその後を描いたのが【夕暮れ前につかまえて】
先に進みたいのにキスから先まだ進展のない二人。
そんなナツキに生徒会長が脅しをかけて、バラされたくなければ試験の成績を上げろという。
勉強をがんばりたいけど、流星に触れられたり近寄ると興奮してたまらなくなる。
そうして流星を避けていると・・・
ここでもナツキの校則やぶりの外見と裏腹に真面目でとても健気な心が見えて、好きな子の為に頑張って、そして我慢するナツキにキュンしちゃう!
この脅した生徒会長、イケズというより腹黒というか意地悪だった。ひょっとして流星が好きなんじゃなくてナツキが好き!?(w)
【僕の手のひらに、花びら】
卒業式の後の誰もいない校舎で出会った真冬と、好きな人を探すという記憶を失った卒業生の幽霊桜田。
田舎から越してきて友人のいない真冬が、この桜田と過ごした短い時間で、学校が楽しい、人と居ることが楽しい事を思い出すのだが、二人には別れの時が・・・
大いなる切ない展開になるのか!?
と思いきや、オチに一安心。
この二人の関係はできればプラトニックな親愛なる友情から一歩踏み出し気味のところで終わってほしかったのだが、ちょっぴりエッチ方向に流れてしまったのが少し残念かもしれない。
でも、この学校が楽しいという感情がとても伝わってくるのです♪
机に穴をあけて消しゴムのカスを詰めるって、高校生でもやるのかな?そんな事を思い出しつつ、ちょっぴりノスタルジックな気分にも浸りながら・・・
【さよならに降る雪】
田舎に越してきてずっとずっと一緒だった雫と小春。
雫は小春に片思いの気持ちを抱いていたのだが、父親の東京転勤が決まり、別れなければならなくなる。
小春と話したかったのに、何故か小春は口をきいてくれなくて思いあまって雫は小春に襲い受けをして気持ちを吐露するのだが・・・
ちょっぴり切ない雫の気持ちと裏腹に、小春にあった事情にガクっとオチを感じたものの、彼等が哀しい別れを経なくてはならないのは避けられない運命で。
しかし、その後の【とかいのねずみも、いなかのねずみも】において二人は遠距離恋愛をしていたことを知る。
小春、東京へは出て来ないのかい?
後書きで作者さんも言われているが、想いにいっぱいいっぱいになってテンパってしまう高校生に思わずキュンをもよおすのです。
そして、エロがエロい雰囲気を醸しています。
絵柄のせいもあるのですが…表情の切羽つまった感じがいい雰囲気なのです。