ロストチャイルド

lost child

ロストチャイルド
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×21
  • 萌1
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
3
得点
8
評価数
3
平均
3 / 5
神率
0%
著者
十峰くうや 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
バーズコミックス・リンクスコレクション
発売日
価格
¥648(税抜)  
ISBN
9784344827691

あらすじ

荒廃した数百年後の世界で目覚め、困惑する高校生・望月郁の前に「君が目覚めるのを待っていた」という謎の少年・春馬が現れ——!?

表題作ロストチャイルド

目覚めを待っていた青年
数百年後に目覚めた高校生

同時収録作品ハッピーマニュアル

幼馴染の高校生
高校生、身近な相手に幸運をもたらす?

同時収録作品カメレオンゲーム

屋敷勤めの技師
お金持ちのワガママ坊ちゃん

その他の収録作品

  • たてじま日記 いちたね~ろくたね
  • その後の恋愛事情1~2
  • あとがき

レビュー投稿数3

捨てがたい作品

短篇集でした。
短篇集の場合、私はいつもいちばん気に入った作品を
レビューするのですが、
今回は、捨てがたい!

表題作と最後の作品が捨てがたかったので、
どちらもレビューすることにします。

●ロストチャイルド
表題作です。
設定は、かなりファンタジーで、
「今から壮大な物語が始まるんだろうか…」と
予兆させるものがありました。

ずっとコールドスリープで眠っていた郁(受け)。
そんな郁を待っていたのが、元気で明るい青年春馬(攻め)。

郁が目覚めてから、一時的に引き取られる孤児院は、
本当に子どもたちが可愛らしく、見てて微笑ましいです。
普通、子供がいっぱい出てくると私としては、
「あー、さすがにウザったらしい!」とか
思ってしまうんですが、
今回に限っては、それはなかったです。子供、カワイイ!

実はコールドスリープ前、逢ったことがあった郁と春馬。
その時のことが忘れられず、郁の目覚めをずっと待ってたんですね…
うう、一途だ…
いつ目が覚めるかもわからないのに、
ずっと待つなんて…。

最後にはハッピーエンドに。
これから、大変な未来を生きていく二人ですが、
きっと郁と春馬が二人なら、大丈夫でしょう。

●カメレオンゲーム
本の最後に収められていた作品です。
大富豪?の家の我儘な息子ユーリ(受け)。
その命令を受けて、色々なものを創り続ける技師ネジ(攻め)。

ユーリが発注し、ネジがそれを創作する…。
その図式はかなりシュールで、コミカルでした。
なんでも作っちゃうんですねえ、ネジ。天才すぎる。

でも、ユーリが本当に欲しい物をネジは
最初から知っていたのです。
「愛情」
しかも、愛しいネジの愛情が欲しかったのです。
でも、ここでも素直になれないユーリ。
ツンデレだなぁ…。強情だし。

でも最後にはふたりの素直な心を明かし、
結ばれました。
今からも豪邸でふたりでコミカルに暮らしていくんだろうな。

3

つめあわせ

なかなかおもしろかったです!
SFタイムスリップものとか運に振り回されてる高校生とか
技師&おぼっちゃまとか。
どれもちょっと変わった設定になっていて新鮮だったし、
みんな読後感もよかったです。
絵もとても丁寧できれいです。

Hシーンは個人的にはぜんぜん違和感なかったです。
むしろそういうシーンがもっとあってもよかったくらい。
シリーズものや前後編ものの、こういう内容のお話で
Hぽいシーンが何もなく終わってしまったら、私は物足りなさ過ぎるので。

「カメレオンゲーム」はちょっとショタの空気があるので意見がわれそうですが、
私はもともと好きな方なのでとてもかわいらしく、楽しんで読めました。
えらそうな技師に、ツンデレ少年がだんだん落とされていくのが萌えでした。
もっと続き読みたかったなあ。

あと、ラストのしまりすのオマケはBLじゃないじゃんって思ったものの、
思った以上におもしろかったww

1

非常に残念漂う・・・

この題名よく見るな、色々な作品があるよね。最近ではももクロ!?
と思いつつSFファンタジーなのは多分、、と思いつつ何かを期待したのは確かです。
しかし、読んでみて若干こじんまりとしてしまい(こじんまりしないと前後篇の2話では終わらないし、第一に一番あらわしたいのは「愛」だし)ラストのエッチの為にこの話はあるのか、はたまた早急すぎるエッチ展開にええー!?は否めない。

何か新種のウイルス予防の為のワクチンだと言われて接種された主人公・郁が目を覚ますとそこは何百年後の世界。
核の爆発により、冷凍睡眠させられていた彼等は助かったのだと、自分を知っていると言う春馬に連れられて行った場所は子供たちが暮らす家。
SF設定については何も言うますまい。
この春馬が郁をずっと慕っていて、郁は実は孤独を抱えていて、それを埋める存在だったという”ありき”設定の元、唐突なエッチ突入はあまりに??の世界でした。
こんな設定にする必要があるのか?と同時にこういう設定だからこその何かはないのかというガッカリ感。
とても複雑で微妙な作品になってしまい・・・残念。

【ハッピーマニュアル】
幼馴染の円が側にいるとちょっとした幸運が舞い降りてくるけど、その分円には不幸がやってくる。
それを察知した若菜は、円にお願い事をする同級生たちから円を遠ざけようとするのだが。
そんな幼馴染愛のお話も、最後までエッチはないものの、いきなりカキっこ展開にただ呆然と・・・
とてもいい設定で愉快なのにこれによって何だか残念。

【カメレオンゲーム】
とっても我儘で飽きっぽいお坊ちゃまは、技術技師のネジに毎度毎度無理難題のリクエストをする。
執事に飽きたといえば日替わり執事を、ペットが欲しいと言えば日替わりペットを
何でも作ってしまうネジだけは飽きない坊ちゃんのネジへの執着愛はとてもとてもツンデレで。
この坊ちゃんの年齢が不詳なのだが、あきらかに半ズボンのことからもショタ?
最初はキスなのだが、3話でエッチ突入が!?
これも・・・???
愉快な設定で坊ちゃんと、無表情で且つ有能なネジの組み合わせが主従でありながら下克上っぽくて面白いのだがこれもエッチがあるが為に・・・残念?

07~09までの作品を集めたという短編集でもあるのでしかたないのかもしれないが、絵がきれいな作家さんだけに実に惜しいのです。
同時掲載は、飼っているペットのシマリスの【たてじま日記】BLとか萌えとか全然関係ないので、こういうモノは大変に面白いのは間違いない。
しかし・・・
「趣味じゃない」よりの中立でした。

2

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