条件付き送料無料あり!アニメイト特典付き商品も多数取扱中♪
naisho no kazu dake koi wo suru
どの話も、具体的な起承転結がはっきりした物語でなく、
それぞれに何か心に抱えた一部分を切り取って、それにまつわる一瞬の大事を見せているような映像的手法に独特のものを感じたのだが、なるほど!
原作と作画と、コンビで描かれているのですね。
納得いたしました。
だからこの本は心理描写を見せる本になってるんだ。
なので全体のイメージが雰囲気系です。
【ブルーデイズ】
サーフィンの世界大会で優勝するほどの主人公が地元に帰ってみると、高校時代の友人たちは何一つ変わることなく、明るく彼を迎えてくれて。
だけど本当は主人公は隠していることがあるのです。
大好きな友人に約束したこと、、それがまもられなくてゴメンって。。。
こうした愛情って、強い絆を感じてちょっと憧れます。
【さて、これからのお話です】
明日卒業式を迎える高校生と、先生は恋人同士のようです。
卒業すれば大学生になり、新しい社会が広がってきっともう自分は過去になってしまうのだろうと、大人の諦めを見せて意地張っている先生に、
ちょっぴり強引でいじわるな気配を見せながらも、俺は変わらないよっていう生徒。
「先生の生徒じゃなくなるまではめててあげる」このセリフがズキっときます!
【うわさのホストちゃん】
料亭の料理人のジョージが偶然助けたのは、料亭の次男坊であらゆるものをもっているのに現在ホストをしてる翼。
彼に惹かれるジョージと、ワケありで心に何か抱える翼の接近の話なのだが、ちょっと今ひとつわかりにくい。
御所のトイレの事件って一体?ジョージってホモなの?よくわかんないのですが、
【かえりみち】
高校時代恋人だった二人は、一人が都会へ行ってしまったことでそのまま5年の歳月がたち、都会へ行ったほうが戻ってきて再会をするのだが、自分を捨てていったという片方の恨みで態度はすげない。
だけど、気持ちは変わらないよという仲直りのお話
きっと少年から大人になるのに通らなくてはならない一つの試練を乗り越えた話になっているのだと思う
【Close to you】
一つの部屋を一緒にシェアしていた兄弟が、仕切りをつけたことで離れていくその過程の中で、弟が兄を好きで、兄は弟が好きだけどその気持ちは弟と違っていて。
そんな過程を経て、兄が結婚することで過去を振り返り決別をつける話。
兄弟にありがちな、感情の混同(もしかしたら本当かもしれない)それを、ありきたりにくっつけないことで、現実を見せているのだが決して不快ではなく、青春ってそういうもんだよね~な懐かしさを感じたりもするのです。
かなり独特な印象と雰囲気を持つ作品です。
原作ありきなのですが、それはひょっとして何か長編の中の一場面なのか、それとも短編のそのままなのか?
力量としては1冊1本になったときに初めてみえるのではないでしょうか?
「内緒」という共通点のある短編を5つ+その後日談、という内容の本です。
でも正直、
裏表紙にある「・・・内緒の数だけ恋物語を集めました。」の文章を読んでも、
「ん?そう・・・だったっけ??」と、思ってしまいました。
明らか、タイトル負けしてしまっているという見方は、厳しいのかなぁ・・・。
でももちろん、印象に残ったお話もありましたよ。
■「さて、これからのお話です。」
お付き合いをしている、卒業式を明日に控えた高校生 × 先生のお話。
高校生の子に誘われて、卒業式前夜にふたりでドライブ。
そこで、先生は胸の内を語る、
大学に入れば世界が一気に広がって、自分のことなんてあっという間に過去になる、と。
それを聞いた高校生攻めは、
「不安になっちゃったんだよね、かわいい」と余裕な笑顔でキスし、車の中で先生を押し倒す。
「先生の生徒じゃなくなる瞬間まで、はめててあげる」
その言葉と、前から車が来ても気にせずに夢中でヤり続けるふたりが、とっても印象的でした。
■「Close to You」
ガチ兄弟ものですが、想いは弟→兄の一方通行。
同じ部屋の、アコーディオンカーテンを隔てた向こう側で、
弟が男とヤろうとしているのを感じ取り、兄はそれを止めに入る。
そして、ハッキリとは言葉にされないものの、弟が自分を好きなのだと兄は知る。
その後はただ肩を抱いて並んで眠るだけ。
でも反対に、
兄がすぐ横にいる弟の呼吸を生々しく感じつつ、
頭の中に「愛情」と「同情」の文字を巡らせながら、
そのまま何もない・・・というその状況が、とてもリアル。
BLとしては珍しい終わり方かなぁと思いましたが、ラストは一応爽やかです。
残りの3つのお話は・・・セリフや展開が説明的に感じて、なんだか飲み込みづらかったです。
その3つは特になんですが、全体的にも、
これが言いたい!表したい!という作者の想いがあまり伝わってこないような・・・。
原作と作画の方が分かれていて、ふたりで一冊を作られたようで、
それを知ってわたしが勝手にイメージしてしまっているだけなのかもしれないのですが・・・。
うーん、最初の家族のやり取りとか、とても好きで、期待して読み始めたんですけどね・・・残念。
続けざまにサーファーものを読んだのですが、こちらはキラキラと言うよりは
その後の挫折の中にも失わない光があるような内容でしたね。
好きな相手を大好きなサフィンで幸せにするなんて宣言していた少年が
成長してプロになり思ってもいなかったアクシデントで再起不能になる。
そして故郷に戻るのですがそこに待っていたのは、変わらない程の優しさと労り、
傷ついたサーファーを待っていた変わらぬ思い。
どこか切なさが漂う中にそれを丸ごと包み込むような相手がいる、そんなお話。
タイトルのようにそれぞれの恋の形が詰まっている作品で好みのものがみつかるかも
なんて思える多様な設定があります。
全体的には内緒の恋ですから、明るめと言うよりシリアスよりかも知れませんね。
表紙買いした作品です
短編集です
購入してから気がついたのですが
原作作画となっている作品スタイルでした
内容としての設定や言葉のやりとり
嫌いじゃないのですが
急に動いている感じがしました
前後の話が本当はもっと大きくて
伝えたい部分がの抜粋なのか
部分からの前後の想像をさせることが
意識されているのか
終わらないこれからと
かわらない過去
とのからみなのか
私の小さな頭では対応ができかねました
とくに、兄弟ものは、どっちかが結婚するという
終わりだった
続いていた関係ではなかったのでしょうけれど
兄弟ってずっと兄弟なので
そんなこともあったよな
ですむの?とモヤモヤしてしまいました