舌からすべてを感じて――

舌渡し

舌渡し
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神12
  • 萌×238
  • 萌23
  • 中立5
  • しゅみじゃない8

--

レビュー数
18
得点
286
評価数
86
平均
3.5 / 5
神率
14%
著者
赤星ジェイク 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
エンターブレイン
レーベル
B's‐LOVEY COMICS
発売日
価格
¥680(税抜)  
ISBN
9784047287556

あらすじ

テニス部員の城田は、部長である筋金入りの偏食家・加勢に密かに想いを寄せていた。
好き嫌いがない城田は、彼に色々なものを食べさせてあげたいと思い、加勢の嫌いなものをなくすことを目標とする。
そんなある日、あんまんを食べながら「部長に俺の味覚を分けてあげられたらいいのに」と何気なく口にした城田の舌を加勢が突然、舐め始める。
驚く城田だったがその後、なぜか加勢が大嫌いだったあんこが食べられるようになり……!?

表題作舌渡し

高2,男子ソフテニ部,嫌いな食べ物がない
高3,男子ソフテニ部部長,偏食家

同時収録作品四分なじみ/いつもと違う笑顔

高2,目立つ髪色にワックスベタベタ
高2,模範髪型で黒髪

同時収録作品染みないうわぐすり/ようこそバスケ部!

高3,バスケ部部長
高3,男子ソフテニ部,叶わぬ片思い中

その他の収録作品

  • シェア・アイズ
  • 花より団子
  • あとがき

レビュー投稿数18

嗅覚、味覚、感触の三拍子揃ったコミックス

待ってましたのジェイクさん新刊!

『四分なじみ』
知らない男子に黒髪のツヤを褒められ
更に匂いをかがれ、
意識してしまった帰宅部・笹良木が
また匂いを嗅いで欲しい為
姉の、美容室から買っている高いシャンプーを使い
誘惑(?)するというお話。
実はシャンプーの香りに反応したわけじゃないバスケ部(臨時)・光田は
理由がどうであろうとただ笹良木の匂いを嗅ぎたくて
ムラムラしてキスを…。(でもフレンチキッスw)
お互い欲情全開で探る様子が可愛らしい。
笹良木みたいにツヤツヤになるように
髪を洗ってもらうと気持ち良くて顔が近くてまたムラムラ。
(なんかもうムラマラ的な)
トリートメントを馴染ませる四分の間、とうとうえっちぃ事を。
勿論四分では済まなくて、
しっとりしすぎた光田の髪!!w
粘膜にシャンプー(あ、トリートメント?)って後々大変そうですが…。
(そういうのは気にするべきではないかもしれないw)

『舌渡し』『シェア・アイズ』
ソフトテニス部の城田は、先輩の加勢が大好き。
加勢は偏食家で、苦手なものばかり多い為
健康を考えてなんとか色々食べられるようになってほしい。
嫌いな食べ物がないという城田は
「味覚を分けられたらいいのに」と言い、
城田の舌に残ったあんこの粒を加勢がそのままべロッと舐めます。
それがきっかけであんぱんも食べられるように…。
城田の舌からならば、苦手なものも食べられるようになると言い訳を作り
学校で牛乳を……。
これ…牛乳はヤバイでしょ、制服等にこぼして後から臭いが;;
(そういうのは……略)

いのしし並みに猪突猛進な城田、
加勢の為にガンガン料理を作り、太ったとか愛だw
部活を勢いにまかせて励んだり、ジョギングをしたり。
そのジョギング相手に笹良木が付きあう事にさせるのが
ちょ…混乱するんですけど…って最初なりました;
更に光田と城田が白髪なので見分け付きづらい…。
でも好きな人の為に頑張る二人が微笑ましい♪

ちょっとクールで容赦のない加勢でしたが
実は前から城田を好きだったと伝えてくれて嬉しくなりました。
攻めの城田が加勢より少し身長低いのもちょっと萌えw

『染みないうわぐすり』
加勢と幼馴染の島津は
数年前股間のアクシデント時に
無理を言って加勢に手コキしてもらった感触が忘れられず
表向きは小学校から一緒の友達だけど
恋なのか曖昧な気持ちのままでいました。
でも加勢に城田という彼氏が出来て
偶然ばったり会うバスケ部部長・新澤と一緒に帰るように。
島津の寂しさをわかってくれる新澤に安心して
電車で爆睡後新澤の家へお泊りする事になって
眠る前、加勢との件を暴露します。
その上書きをしてあげたいと触れられ……。
自分以外の手の感触に溶ける島津。
気持ちを伝えないまま行為に及んだ事を謝った新澤に
自分も好きだと告げます。

『いつもと違う笑顔』
笹良木の突然の引っ越し宣言に慌てる光田ですが、
実は…のオチあり。

『ようこそバスケ部!』
島津にバスケ部ユニフォームを着せプレイ♪
それまでは未挿入だったけど、この度晴れて結ばれます!
この、普段がっつかなさそうな新澤と、
乱れる島津が……えろっ!!!
“№4はプレー用、№1はプレイ用”にふきましたw

『花より団子』
眠る前の電話でお互い声に興奮しちゃってテレフォンH。
「…城田に触られるともっと気持ちいいのにな」の加勢の言葉に
我慢出来なくてぶっとんで来る城田はやはりいのしし並みw

どのお話も島津妹がナイスアシスト!


一読目は「……?」な事も多かったのですが
ただ絵が綺麗なだけの作品とは違って何回も読む事で味わい深くなり、
あー、やっぱりジェイクさんのテイスト好きだわ!!と思いました。
アングルエロいし!!!
『シェア・アイズ』の1P目なんて思わずガン見しましたw
なんと言っても表紙で惹きつけられるー!!
口移し、じゃないのがまたエロいタイトル。
カバー下の『舌渡しで部長が寝てる間の話』も
城田がはりきってて可愛かったです☆

9

赤星ジェイク独特の世界

何だろうか、すごく独特の世界がこの作家さんにはあって。
ものすごく惹かれるんです。
『やもめのたまご』の時、絵柄など色々な画風があって不思議だな~と思って、
今回もまた少し見づらさはあるんだけど、慣れてくると全く気にならなくなって、黒の使い方が印象に残ります。

一冊同じ高校を舞台に、登場人物がつながっていく関係はあるので、読み終わってみると
あれ?総ホモ。。。しかもなんだかみな大らかにそれを当たり前のように認めてる。
それはさておき、
魅力なのはキャラクターと淫猥さかな。

表題からその続き
では、偏食家の先輩・加勢のために好きなものを探そうとする後輩・城田の健気さを
知ってか知らずか翻弄する若干S入った加勢という図式が。
そこせ見せるエロさは、好き嫌いのない城田が食べているものならおいしいかもといって、舌についたあんこをなめるシーンから始まり、牛乳!
その後のエッチシーンでは運動部らしい筋肉のついた肉体がなんかいやらしさを♪
加勢って天然な鬼畜?嫉妬深いの?
とどのつまり、互いが好きでたまらないラブバカップルを見せつけられるごちそう様な話だったのだ(笑)

ここで、加勢が本当は好きだったのに失恋したしまった男が一人いる。
それが副部長の島津。
本編の中で城田を襲っていたのは、やきもち焼いていたからだったのね!
その彼がバスケ部の新澤に接近されてほだされるお話。
加勢と城田でデキテるって聞いて可能性あるかもと接近した新澤のねばり勝ち。
島津はM気があるらしいw

一番最初にある[四分なじみ]はワンコ同志みたいでかわいかった・・・かわいい!?
優等生の笹良木の匂いをいい匂いと言った、先生に髪を注意された光田の匂いをまたいいと思った笹良木。
匂いが好きという相手をかわいいと思う時点ですでに好きが始まってる、
まるで両者ともイヌのような様子がかわいいのだ(笑)
描き下ろしで光田をまねてピアスをあけようとして膿んじゃう笹良木、イヌ耳がはえるんだじゃないかと思ったw
ここの話では島津の妹が登場して、ナイスな働きをしている。不思議ちゃんなのだが、いやな感じは一切しない。

学園モノなのに不思議な学園モノ。
肉体がぶつかっているな~と思わせる濃厚さの表現はすごい!と思います。
ただのエロエロだけで終わってないところが、見せるものになってるのがいいのかもしれないですね。

5

水気がセクシー

いくつものカップルが成立しています。
短編集ですが、さっきの作品に出てきたこの子が今度はこの子と…という風に少しずつ全作リンクしていました。
個人的にはこの一冊内であちこちに方向がブレない一貫性(ストーリーやエロティックさなど)が好きです。またここまでさくさくカップルが出来上がるといっそ潔く感じ、とても楽しく読み終えました。(普段の自分ならば首を傾げるような展開でも、この一冊内ではそれがありませんでした。おそらくラブコメチックなところもあるからだと思います。)

【四分なじみ】
笹良木の恋している感がハンパじゃないです。お姉ちゃんシャンプー使われるだけならまだしも一式持っていかれていい迷惑だっ(笑)
要所要所で笹良木がとんちんかんなことを考えているのも笑えます。とくに光田とのキスを再現しようと変なかっこうで模索するところなど! セクシーなシーンとギャグのシーンが折り混ざって絶妙です。
また島津妹がいい味を出していて、かわいいんです。

【舌渡し】
表題作。小悪魔な先輩です…人をドキッとさせるような色気があります。
そしてこの牛乳を絡めるところなんて狙っていることだと分かるのに分かるのにそれでも燃えるエロさがたまりません。完全に赤星先生の手の上です、私。(でも制服にかかった牛乳は臭いだろうなぁとそんなこと考えてしまいました)
お話のラストをしめくくる妙なギャグもツボです。

【シェア・アイズ】
この筋肉でむちむちした体を描かれるところも好みです。とても。
色ボケ全開で可愛いのですが、やっぱりそれなりの体型それなりの見た目じゃないと許されませんね。加瀬先輩ストイックそうだから余計にそうなのかもしれません。
笹良木くんとのやり取りも可愛らしいです。とにかくどの子も可愛らしい!

【染みないうわぐすり】
タイトルと表紙を拝見した時点で これは… と思っていたらやはり。
ギャグの炸裂でここまで来ていますから、真逆のシチュエーションにあの冒頭だけで苦しさが伝わりました。…きっかけ自体は急所に当たって…なのですが。
泣きそうな顔をする島津にきゅんとします。このタイトルが一番作品にマッチしているのではないでしょうか。恋の傷に対する、うわぐすり。
新澤はハイパー攻めなのかな、とラストの加瀬くん耳のところで思いました。

【描き下ろし三作品】
それぞれのその後がとても豪華です!
ピアスはあんなのいっぺんによく開けられたなと!(笑) 愛とドッキリに対する情熱がゆえでしょうか!
部長プレイごちそうさまです。突き抜けているくらいが嬉しい。
城田のまっしぐらワンコ感! TEL自慰だったはずがおそらく本番ですね。

読み終えるところまで一直線でした。舌を出したり肌をさすったり、汁の描かれ方もエロい。ぬめっとした感触が伝わるような、湿度のあるエロさだと思います。
終始可愛らしさがあり、みんな憎めないキャラクタですしそれぞれが明るく楽しそうで見ているこちらの気持ちもしあわせになります。すてきな一冊でした。

5

気になるタイトル

凄く気になるタイトル、絡みとか舐めまわすなんて表現だと簡単に想像がつくけど
舌渡しなんて、なんだろう?ってかなり惹かれちゃいました。
読んでなるほどと思える内容は、偏食大王のテニス部部長と好き嫌いが無い、
部長が好きで身体を心配している健気な後輩との食から始まるようなストーリー。

何でも食べれる後輩が部長の嫌いな食べ物を食べた後、部長がその後輩の舌を味わい、
後輩をとして味わったものが食べれるようになる。
なんだろう、比喩的な感じで後輩の舌だから、後輩への気持ちが育っているからの
ドキドキして独特のエロさを感じさせる内容でしたね。

エロを書いている以上の漂うようなエロさを感じさせる赤星作品。
一旦ツボに嵌ると抜け出せない面白さがありました。

4

どの話も甘い!

初めて赤星ジェイク先生の作品読みました!
表紙&タイトルに惹かれて購入。
繊細なラインの絵でキャラはみんな可愛く、かつエロ描写が激しい( ´Д`)!!!良いギャップ。
カップリングが三組どれもラブラブしていて甘いです。
体育会系の爽やか男の子達がHシーンではリアルタッチにエロいところが萌えました!もっと読みたいです。

4

何度も読み返したい

まず表紙。
抱き合う二人の顎先から滴る液体の白が光っていてなんだか艶めかしい。タイトルの字体も繊細で雰囲気がありました。

期待をしてめくると、いきなりマックスギアで恋に落ちる笹良木と光田におお!と感嘆。言葉にするのも追いつかないほど急速に惹かれあう様子にドキドキしました!
「四分なじみ」のタイトルに??と思ってたらトリートメントのことだったんですね。

赤星作品のエロはシチュエーションにフェチっぽさがあって、なおかつそのシチュがなぜよいのかを的確にとらえて書いてくれるので、いつもツボをつかれます。しかも、要素を重ねるのでなく、シンプルにその良さを描いてくれるから大好きです。
この作品では、少年の瑞々しさと美化しすぎない肉感的な体と水気に昭和のポルノっぽい匂いがほのかに加わって、最高にエロいです。

それ以外の気持ちの部分では、高校生ならではの甘酸っぱさがありました。特に島津CPの「うわぐすり」は身の置き所がないようなむずむずした感覚がたまらなく甘酸っぱかったです。
光田CPの普段の会話もテンポがよくて、「やもめ~」を思い出しました。

人物の見分けがつきにくかったのが残念でしたが、画面はほかのものと比べて見やすかったです。
島津妹が何とも不思議なニュートラルキャラで好きでした。彼女は腐女子なんでしょうか?w
合間にちょこっとしたラフ?設定紹介?のようなものが淡々と入っていて、それがまたじわっときました。
まだ一回しか読んでませんが、これは何度も読み返すと思います。これまでの赤星作品の中で一番好きだと思いました。

4

ジェイク先生ワールド炸裂!!

表題作を含む短編集。でも登場人物がつながっていてどちらかというとシリーズものな感じでした。

表題作から始まると思いきや違った笑
まずは四分なじみというお話。
シャンプーを通して芽生えた恋。お互い相手に好かれようと試行錯誤していくお話。
個人的には受けのササラギを地味にあげましてくれた後後出てくる受けの妹ちゃんのキャラが好きです笑

そして次に表題作、舌渡し。
筋金入りの偏食家のテニス部部長の加勢に片思いしている部員の城田くんの恋のお話。
城田は少しでも加勢の食べれるものを増やしてあげようと色々奮闘する。
ある時、城田の下についていたあんこを加勢が舐める。好きな人に大胆なことをされ、驚く加勢だったがそれより驚愕だったのは、加勢が苦手だったあんこを食べれるようになったこと。

そこから少しずつ二人の距離が縮まっていきます。
すんごいエロいお話でした♡

最後のCPは舌渡しの加勢に片想いをしていた島津先輩のお話。これは…可愛かったです♪
くっつくときは今までのCPのキャラも島津の家に集まり、ほのぼのーさせられました。

うん、やっぱりジェイク先生大好きだなと実感した一冊。
わりとお腹いっぱいになる作品です。ぜひどうぞ~

2

ひたすら可愛くてエロいワンコなので

年下ワンコ攻め好きならば、
ちょくちょく読み返したくなる一冊になるのでは。
何名かのレビュアーさまが書かれていますが、私も作者の作品のなかでは絵は見やすいと思いました。すっきりしています。

表題の始まり方、何気ないんだけどここが大きな印象を与えている。セリフ一言ごともポイントだったりして。それに、こんな場面から始まるってなかなかなくて面白いなぁと思うようなオープニングなんです。
あとはもう、後輩の城田がひたすら可愛くて。このルックスでワンコで、想いを寄せた人にどこまでも一途、健気。ちゃんと、しっかり最後まで「後輩」であるのもよかった。

Hシーンは赤星ジェイク流石!
筋肉のツヤ&スピード感がたまりません。

読後、なんだかいろいろ食べたくなるかも。
やさしい城田を思い出して...

カバーの背景がピンクゴールドのような色で光沢があってステキです。
傾けて眺めたくなります。

1

やはり独特

「やもめのたまご」を読んでから強く印象に残っていて、また読みたいな~と思っていた作家さんです。
1冊丸々同じ高校を舞台にした繋がりのある友人たちのお話です。
全部で3組のカップルのお話なんですが、各カップルかなり個性的です(笑)。
この「王道でない」赤星さんの展開が面白い。
この作家さんの絵は前にも書いたんですが、私の中ではどちらかというと苦手な部類なんですが、お話で読ませてくれます。
台詞も多めの作家さんではないかと思うのですが、前作よりも読みやすいと思いました。
登場人物たちがちゃんと会話をしていて、その台詞で萌えるんですよね。
もちろん濡れ場になると絵的にも色気を感じますが、台詞にも萌えられるというのは重要だと思います。
あと、脇キャラがまたいい!
注目は島津君の妹ちゃんだと思うのですが、彼女で何度笑ったかしれません(笑)。
BL作品でこういう女の子のキャラはそうそう登場しないと思うので、貴重だと思います。

1

題名からしてエロい

同じ高校で繋がりのある3カップルの一組づつの短編集。

一話目は、懐っこいワンコと健気なワンコの匂いにまつわるお話。
二人とも駆け引きとかなく正直でそれが可愛い。
可愛いけど見た目がキラキラの女の子っぽくないからいいんだよねv(重要)

二話目は表題作。
偏食かでクールな先輩と先輩に片思いしてる健気なワンコ後輩。
攻め受けが予想と違ったので戸惑ったw

三話目は新澤優しいv(雑)

所々に散りばめられた大笑いではないクスッと感とトロンとした厭らしさが満載でこの作品好きv

1

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