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shingakkou
上巻のレビューも書いた者です。
ホントに素晴らしいです!この本を読んで、ゲーム買おうと思いました!
上巻のレビューの際にも書きましたが、まずなつみ開さんの絵がとてもきれいです。あと、原作がゲームなのに話の進みに不自然なところがなくてよかったです。原作がゲームのマンガだと、話の展開が速くて微妙ってことが多いみたいですね。
そして下巻も物語の内容がいいです。ニールが大人でかっこいい!最初の方は主人公のマイケルはツンツンしていますが、しだいになつくようになります。そして慕っていくうちに、それが恋だと気づきます。ここの心理描写が分かりやすくていいです!よくありがちな「なんでこのキャラのこと好きになったんだろう…?」ってことが無かったです。
そして最後もよかったです。いつも本などを読んで感動したりしない私ですら泣いてしまいました。この本には描き下ろしの物語がついています。これもおすすめです!
この物語は恋愛要素もありますが、一人の少年の成長物語でもあります。ゲームの購入を迷っている方、ぜひ読んでください!
クラシカルなBLゲームのコミカライズ、後編です。
う~ん、思った以上に良かった。
読後に満足、というよりも…読後に恐ろしく清涼感☆
上巻があまりにも詰め込んだ(はしょった?)感が強かったので、
正直…ここまで読ませる漫画になるとは、思ってもいなかった。
何というか…ゲーム中での花形ルート「ニール編」の良いとこを、
これでもかってくらい魅せられたと思う。
オカルト的な悪魔崇拝と、グロさが決め手。
20世紀初頭のクラシカルな空気と、閉鎖された神学校…という、
ヘタすると大昔の耽美系に堕ちかねないネタ満載の設定で、
ここまで、道徳的&古風な善良人間が堂々勝っちゃうなんてね!
とにかく…攻も受も、ホントに正しい良い人なんである。
ことに攻様・ニールが「セクシーなイイ男」ってよりも、
どちらかというと「子供受けする良いお兄さん」なワケ。
言うまでも無いことだが、普段はひたすら100パーセント頼れる兄貴…
セクシーな場面になれば、うって変って100パーセント色男。
このギャップが激しければ激しいほど、萌えが増すのは当たり前。
なんだけど…ゲームの場合、なまじキャラが多いために、
ひとりひとりの設定が、割と固まっちゃってる場合が多いわけ。
ちなみにこのニール君。学生なんぞやってるけど、
実は歴っとした教区を持った牧師様。年齢26歳(驚っっ!)
ワルな不良学生で、敬虔なクリスチャンで、
大道芸人で、牧師様で、飲んだくれって…アナタ一体…!
これは萌えるはずだわねぇ☆
最後まで露悪的に死んでしまった神父様とか、
思わせぶりに登場する美貌の総監督性様とか、
究極の真相ルートに値する運命の双子君とか、
昏く沈鬱な父親の過去も、家族の死の真相も…
実はひとつも解決してないんだけどねぇ(苦笑)
それでも「良い寄り道させてもらったよ」という読後感。
そう「良い寄り道」それこそが、良いゲーム派生のバロメーターなのよっ。
謎だらけだった上巻。下巻では、その謎が解けていくのが面白くて、上巻以上にぐいぐい引き込まれて読みました。
マイケルのお父さんも参加した、予言の儀式。次々と当たる、その予言が気持ち悪くて怖かったです。予言に追い詰められる登場人物達に、ゾクゾクしました。
マイケルの予言では、想像できる未来に、当たったらどうしようと読んでいてドキドキしました。
オカルト的なところだけではなく、ニールとマイケルの仲が、少しずつ進展していくのも、面白かったです。
BLのゲームはしたことがないけど、ちょっと興味がわきました。
ニールがかっこいいですね。本当は学生じゃないのに納得。
ちょっと不良だけど、優しい先輩に引かれるのよくわかります。
漫画だからなのかも知れないけど、セシルとレオニードについてはこれだけ?という感想です。
レオニードについては何かあるかと思っていたけど結局何もなかった。
そして、やっぱりガブリエルの存在が謎です。
姿を消している間はどこにいるの?
内容もマイケルとニールも好きなんだけど、ちょっとわからない部分が多いな。
ニールルート?にしても他のキャラの謎をちらつかせられると気になって仕方ない。
上巻だけではよくわからないでしたが、下巻も合わせればわかりますという感じでした。