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愛すべき、可愛い俺様
本人は大真面目なのに、なぜか世間とズレている。
そんなキャラが好きな方には全力でおすすめしたい1冊。
【気に食わないヤツがいます】(4話＋番外編) 萌2
学年トップの真面目眼鏡・宮野と、学年最下位で悪い噂の絶えない崎本。
正反対な2人がひょんなことから料理と勉強を教え合うことになって…。
真面目すぎて、ひとを気遣うポイントもズレていて、常に上から目線の物言い。
宮野のキャラ設定に「好き」しかない…。
こういうキャラがたったひとりに心を開いていくストーリーが好きすぎるので、隅から隅まで楽しめました。
相乗効果でお互いが向上していける関係も良いし、崎本がツンデレすぎないのも良い。
でもやっぱり宮野！言葉足らずだし、上から目線だけど、ラストの一言には爆笑してしまうけれど、嫌味がなくて愛せる俺様でした。
やっぱり俺様はこうでなくては。
いじめたり、無理に言うことを聞かせる俺様はいかん！という方、ぜひこの作品について語り合いましょう！
【ふたり彼氏】(3話) 中立
バイト先の年上くんと、学校の後輩。
2人の間で揺れ動くオトコゴコロ…、という話でよろしいでしょうか。
優柔不断なDKが、紳士な年上と野獣な後輩、どっちにも不満があって、どっちも切れないという、何だかなあ、な流れです。
表題作が「最高！」という場合、同時収録が地雷な確率が高いです。
まあ、地雷というほど地雷ではないけど、すっきりしない読後感なので、描き下ろしに救われます。
これから読む方で地雷多めの方は、ページ数分お金がもったいない！と思うかもしれませんが、しあわせな気持ちで読み終わるためには、同時収録は飛ばしましょう。
そうすると、素敵な俺様がどこまでもズレてておかしいのを楽しんで終われます。
第一印象最悪同士
真面目優等生と問題アリの困ったくんとの胸キュンするようなストーリーで、
思っていた以上に楽しめる１冊でした。
進学校で落ちこぼれの受け様は、ある日学年主席の優等生の攻め様に図書室で
女の子とイケナイ遊び寸前のところを目撃され、更にガンガンキツイことを言われ
反発心がかなり湧き上がり、そして思うのがタイトルなのです。
それでも問題を起こしたら後が無いこともあり、一応口止めをするべく攻め様の元へ行くが
その途中で泣いている兄妹を見てしまい、面倒を見てしまう。
その子供たちの家は今にも壊れそうなオンボロアパートで、お腹がすいたと言う兄弟に
負ける形で食事まで作る受け様。
そこへ攻め様がやって来てビックリのプチパニで、金持ちのボンボンだと思っていた
攻め様が実はその日に食べるのにも困る程貧乏だと知り驚愕。
その日から流れ出攻め様の自宅に行くようになり、更に受け様が得意な料理を教える代わり
攻め様に進級も危ないかと思われる成績を上げる為に勉強を教わることになる。
元は金持ちのボンボンだった攻め様だから、何処か天然が入っているような俺様で、
対する受け様は家に誰もいない独りぼっちの寂しがりやなのに意地っ張りでやんちゃな
タイプで、お互いに正反対な性格なのですが、次第に打ち解け合うが、
第三者の出現で、受け様は攻め様への気持ちが恋だと気が付いてしまう。
言葉不足と、タイミングの悪さからすれ違ってしまう二人だけれど、
思いが通じ合ってもケンカばかりしている、ケンカするほど仲が良いって雰囲気大の
コミカルだけど胸キュンするようなお話でした。
もう１篇は、三角関係をやっぱりコミカルに描いた作品で、二股している事に
罪悪感を持つ受け様が最後に出す答えは・・・なんてお話です。
ツンツン×ツンツン
顔を見ると言い合いになるばかりで、甘々な雰囲気とは程遠い2人。
それでも、ケンカしてる姿がいちゃついてるように見えてしまうのは何故なんでしょうか。ツンデレも好きですがツンツンコンビはもっと好きです！
「したいと思ったからしたんだ。特に理由はない」
好きだと自覚する前のドキドキや動揺、ケンカの流れでストレートに告白しちゃうとか萌えです。
同時収録の『ふたり彼氏』は個人的にNGでした。一途か、開き直って3Ｐかのどちらかじゃないと…。
ケンカップル
表題作 3 : 2 別の話 くらいの割合です。
正直、絵柄であまり期待してなかったのですが、それもあってか思っていたより良かったです。
表題作:気に食わないヤツがいます
成績優秀貧乏先輩×チャラ目後輩 が料理を教えてもらう代わりに勉強を教えるところから始まります。
事あるごとに言い争いをするのですが、またそんなところがイイと言いますか…
殴るだとか暴力的ではなく、言い争いの多い方のケンカップルです。かわいい。
:ふたり彼氏
男前で優しいバイト先の先輩→どっちつかずの主人公←体の関係のある後輩 のお話。
結局、これから真剣に向きあおう。でどっちつかずのまま終わってしまいます。
この話がなければもう一つ星が増えたかなというところです。
優等生と普通っ子
優等生で勉強ができる宮野。でも貧乏で、長男として弟、妹の面倒を見ている。
一方、ヤンキーに見えて、実はお人好しで純情な崎本。
宮野の兄弟を助けたところから、勉強を教えてもらう代わりに、壊滅的に料理ができない宮野に料理を教えることになる。
崎本の家は両親が留守がちだが、裕福そう。あまり自炊をするようには見えないが、そこで料理の腕を鍛えたのかな？とちょっと気になった。
当て馬となる、多分宮野父を狙っている大家さんも出てきますが、基本的にはラブラブなので安心して読めます。
この作家さんは、作家買いしているのですが、他の作品の方が雰囲気があって好きかな。切ないものの方がわたしにはハマるようです。
