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表題作とスピンオフの中編2本立て、2カップルの話が収録されています。どちらもホストと保父の組み合わせです。あと関西弁が使われてます。
「パッションフルーツの香り付き」
秋親×かおる。前編は秋親がメイン、中編はかおるがメインです。
秋親(攻め)はヤクザ跡取りですが、保父になりたくて資格を持っています。恋人の息子・徹を育てるかおる(受け)と知り合い、好きになって告白をするものの、かおるの胸には死んだ恋人がまだいると言われ…。
「face」
将吾×若菜。恋人同士だったけれど互いの道が譲れず別れた二人。3年後、将吾(攻め)は姉の息子・すばるを預けにきた幼稚園で、若菜(受け)と再会します。すばるは寡黙でウサギのリュックを手離さない扱いにくい子供で、不慣れな将吾を見かねた若菜は、すばるの世話を手伝うことにしますが…。
結構重い過去や事情があるのですが、意外とすんなり解決します。いつの間にか秋親はヤクザを抜けて保父としてずっと働いていますし、「face」後編では、将吾の姉・雪乃がヤクザ若頭の愛人だからって拳銃を自殺道具に使うとか、自分の子供の母親役が男であることに何の疑問も感じず受け入れるとか、普通だったら引っかかるポイントなんでしょうが、うん、まぁ良かったよねとハッピーエンドに流されて読むべしです。細かい所が気になってはいけません。
登場人物の感情も同様で、「よりを戻そう」→「俺もや」→エッチ、という結構なテンションな高さなので、それに付いていけるかがポイントです。ある意味情熱的なキャラばかりです。
それと、受けキャラが女性的で、男だからと悩む場面もそうないので、仕事こそホストと保父ではありますが、BLである必要性を感じない印象でした。そういうのが苦手な方はご注意ください。
子供好き、ヤクザと保父好き、細かい事が気にならない方、ハッピーエンドや高テンション大好きな方にお勧めです。