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tokonatsu no shima to eikokushinshi
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
洸さんのアメリカシリーズ大好きなんです。アメリカと言っても舞台がハワイで、イギリス人刑事×日系アメリカ人刑事の話ですが。文庫本一冊に様々な萌えが詰め込まれています。箇条書きすると
1.イギリス人パワーすげー
2.受けの元彼がカッコいい
3.普通に刑事ものとして面白い
4.攻めがハイスペ&スパダリだった
5.みずかねさんの挿絵が美麗
6.遠恋になってしまうん?
という感じです。重厚なシリーズ物のミステリーも面白いけど、一冊完結で手軽に楽しめるBLならではの萌えとストーリーを生み出せるのも才能だと思います。
英国紳士の攻めのキャラがいい。ハワイに来てもスーツにネクタイ、紅茶が大好きなおとぼけイケメンキャラです。周りの人も何でも「ああ、イギリス人だからかー」で片付けます。そんなんありか(笑)最後に育ちが良い事もわかりイギリスとハワイの遠恋も心配になります。
あと受けの元彼がめっちゃカッコ良かった。日系マフィアの息子で警察官の息子だった受けとはロミジュリ要素もあり、意地悪だけどワルの魅力いっぱいです。受けは16歳の時、18歳の攻めに純潔を奪われ、その後浮気もされながら結局別れ…10年以上も前だけど受けはすごく引きずってるのが可哀想。だってみずかねさんの挿絵が超イケメンだもん。仕方ないよ。吉宗という名前までカッコいい。暴れん坊の将軍ですよ。
でも受けはイケメンな上に誠意ある性格の攻めに出会い、最後は幸せになれて良かったです。
警察機構・軍事方面はアメリカに追随するしかないイギリスも、貴族出身( ギョエー!!(°▽°) のエスプリ漂う刑事が活躍するこの一冊は、ハワイが舞台。
作者お得意(?)のアメリカナイズされた臨場感立つ語り口調が、マフィア暗躍が絡む事件の陰湿さや、酷薄な場面の暗いイメージを抑制し、軽く読める仕上がりになっていますが、なんのなんのなんのストーリーがなくても成り立つような、キャラ立ちが良かったんで読後感は「 当たり 」だぴょーん!
文体にJapan 民族特有のジメジメした湿度がないのがいい。ストーリー運びやセリフのセンスが自然でシンプルなゆえに、萌えの増幅も多角的に広がるし、引っかかる事も少なく読めてしまう。
特筆すべき人物評が萌え優先なのは邪道ですいません。まずは、
(受)刑事の元・彼 が良い! 裏社会ワル男だが
脇役で侍らすのが惜しいくらいの魅力をまとう男だ。みずかね氏のイラストを引っさげて、華やかに登場した時には過去の、(受)刑事への仕打ちになーんの呵責もないヒトデナシ野郎だったのが、読み進めるうちに少しずつ読者のツボをわしづかみするらしいのだ。悪に甘美が存在することを象徴するような、シブい、アブナイ、カッコイイ、の三大要素を兼ね備えたこの男が「お前といた頃が一番幸せだったかもな」と吐く本音めいたセリフにはグラッときたぜ。 その辺のワルをはるかに凌駕する悪の魅力を放つ面構えと度胸には、確かにあてられたよ。
そのライバル、とも言うべき( 攻)紳士刑事は、ゴージャスなダークブロンドと青緑の目の持ち主で、このキャラには何度ぶっ飛ばされたか。 普段はコメディかと思えるほどの徹底した礼儀正しさを貫く姿が貴族らしくて、物語の殺伐さをヤンワリ緩和しているし、その所作と人格にギャップがない、ホントにイイ男だあ! だけど、任務遂行時には確実に慎重に獲物を追い詰めていくハンターになり、ベットシーンでは勢いのある男に変貌するのがたまりませんって! ワル男との対決場面で飛ばしたセリフにゾクゾクした。こんな男を刑事にしとくのはもったいない! 是非ともSEAL、デルタフォースなどで活躍して欲しい。
(受)刑事は、日系アメリカ人。男っぽいのにさ、自分の本音を隠そうとして失敗したあげく、あふれてくる事にも気付かなかった涙を攻め紳士刑事にぬぐわれる姿が可愛くてキュムキュムした。大人なのに、少々ヒステリックで自分の乙女な恋心をもてあましつつ振り回されているのがとてもいい。 普通、刑事キャラの可愛い所作って、書き手が下手な場合、失敗を招くだけにそのリスクを考えると、高い筆力を要求される難しいもんだけど、洸センセは難なく可愛い刑事を書くのが、上手い。「パーフェクトな相棒」でもそうだったけど。
そして、「妄想 」という、さらなる悪徳を補完するのが上手レーターみずかね氏。 最近の円熟した静・安定感もため息ものだが、この頃のイラストには躍動感に若さがあふれている。若さでのみ描ける可能な色気が見て取れる。表紙は、幾分表情が硬い。所有欲をあらわに、攻め刑事の肩に置かれる受の、手に視線が集中してしまう。 表紙にふさわしいのは口絵のほうだ。 その口絵の2枚目がものすごい官能的なのだ! 受が引き寄せるように絡む脚がまるで写真みたいなのだ! 想像してみてほしい。受の手がまさぐるように差し入れているのは、初対面の一目見た時から触れたいと願っていた紳士刑事のダークブロンド。今、その濃い目の金髪は光と影の陰影を織り込んで美しいウェーブを波立たせながら、かきまわす手先とエロティックに融合されていく。-------------眼をしばりつけてしまうような美しいブロンドのイラストに初めて御目にかかれた自分が、その後ますます金髪( 本物に限る) フェチになったことは、言うまでもありません。まさに、みずかね氏の悪魔の所業のおかげです。
身を置く場所がどこであれ生死をかけたぎりぎりの状況で闘う男は、それだけでも十分、美しいんだけれども。
当たり前の事だが、読者の審美眼と感覚を全力で、駆使して選ばれるBL小説は、一般小説のそれよりもイラストが命なんですねえ…
……… 命を吹き込まれなかった作品は気の毒だ。
常夏の島ハワイが舞台で、またもやサーフィンから始まるお話でこれは流行なのか?
なんて思いながら読みはじめたら単に警察ものだった。
それも、アメリカだけど、やっぱり常夏の地域だからラフな感じの警官と、
いかにもな、イギリスから犯罪者を追いかけてきた刑事との事件を背景にしたラブ。
貴族的な攻め様と、自由でやんちゃ風な受け様、気の合う感じは初めからないけれど、
ぎこちないながらも、捜査協力を共にするようになって次第に互いに気心が知れてくる。
簡単な事件と思っていたが、殺人事件や誘拐事件、そして受け様自身にもこだわりが
ある父親を殺害された事件が交差していきます。
それに受け様はゲイで、過去に自分の親の仇ではないかと後に疑う事になる相手と
恋愛関係にあったことも絡んできます。
それに、受け様はかなり早い段階で攻め様に対して、ドキドキめいた思いを抱いている
ようで、遊びで1度誘って、好きな人としかしないなんて言われてる。
この攻め様はかなりの真面目さんなんです。
それも紳士で冷静沈着、激昂しやすい受け様相手でも変わらず穏やかなんです。
そして、そんな受け様が過去に付き合った相手の事で冷静さを失った時に、
攻め様は受け様を抱きしめ、受け様を慰める感じで抱き合う事になります。
その元カレの事が、事件解決後の二人の誤解と擦れ違いの原因になるのですが、
やっぱり攻め様は何処までも紳士。でもベットの中では紳士が豹変してしまう(笑)
この紳士は、最後もかなり思い切った事をしてしまうのですが、恋人にはかなり
誠実なタイプなのでしょうね。
きっと常夏の島で経験したことも無い色々な事を受け様と共に始めるのだろうと
思わせるような作品でした。
と言うほど大きな諍いがあるわけではないのですが。
ハワイを舞台に、育った環境や性格が全く違う2人の刑事が合同捜査をすることになり、徐々に惹かれ合っていくというお話です。
イギリスから来た生粋の英国紳士マカリスターと、ハワイの日系人でサーファーのダンという凸凹刑事コンビが、日系マフィア絡みの事件を追いながら少しずつ親交を深めていきます。
面白い組み合わせで、さぞ熱い議論や皮肉の応酬があるのかと勝手に思い込んでいたので、案外穏やかな2人のやり取りにちょっと驚きましたw
ダンがマカリスターの紅茶好きや真面目さに面食らったり、イギリスの銃規制に関して物申したりするエピはあるんですが、マカリスターが常に温厚に冷静に応対しているので強い言い合いになることはなく、基本的にまったりしています。
そのまったり感が、どこかのんびりしたハワイの空気にあっていて、事件モノでもあまり殺伐とせず穏やかに進行していくのが味かなとは思いましたw
仲良くなってからの会話やHシーンも、互いへの優しさにあふれていて良いです。
ただ、あらすじから正反対な2人がガンガンぶつかり合う話を勝手に期待していた身としては、もっと意見の対立や考え方の違いを掘り下げてくれてもいいのにな~と、少し物足りなさも感じました(^▽^;)
主人公のダン(受)はハワイの刑事。イギリスから来たマカリスター(攻)と一緒にフォスターという詐欺師を捕まえることになります。そこに殺人事件が起こり、ダンの元彼氏であるヤクザの吉宗が何か関係しているようで…という話です。
誰が犯人で、吉宗はどう関係していて、事件がどう落ち着くのかというのに並行して二人の恋愛感情が進行していくのですが、そのバランスが見事だったと思います。ちゃんと仕事しつつ気を抜くと意識してしまうって可愛らしいです!
セックスのとイラスト、ダンの髪を撫でているマカリスターがあやしているようで色っぽかったです。
洸先生のアメリカシリーズ作。
シリーズとはいっても、舞台がアメリカなだけでそれぞれ独立した作品となっています。
事件ものがお好きな方ならどのシリーズも楽しめるかも。
こちらの作品は、アメリカはアメリカでも少し離れた南の島・ハワイ州が舞台。
主人公であるダンは日系人ではありますが、4世,5世の時代のようなので…外見に若干の日本ルーツがあるアメリカ人といった感じの人物像です。
そんなハワイとサーフィンを愛してやまない警察官の彼と合同捜査でバディを組むことになったのは、とある人物を追って遠いイギリスからやって来た刑事で、絵に描いたようなtheイギリス紳士のマカリスター。
洸先生の他のアメリカシリーズを読んだ際にも感じましたが、2人の会話のやり取りのテンポと独特の表現が海外ドラマを見ているようで小気味が良くてクセになります。
ダンはもちろんのこと、今作はマカリスターのキャラクターの立ち方が魅力的でした。
常夏のハワイでも細身のスーツにネクタイを締め、他意はなくとも自然と皮肉が混ざる物言いをするかと思いきや、誰に対しても真面目かつ紳士的で、紅茶を愛するイギリス人。
全編アメリカ人のダン視点で語られるので、文化の違いによる気の合わなさが楽しめますし、正反対だからこその良さも味わえます。
ですが、今回は2人の恋愛面にはそこまでグッとくるものは感じられず…冷静でほんの少しぽやっとしたマカリスターと冷静さを欠きやすいダンに、どちらかというとバディとしての魅力を強く感じたからなのかもしれません。
あとは2人が追う事件が純粋に面白かったので、そちらに気がいってしまったのかも。二転三転して面白いです。
アーロンと呼んでいるのにセリフ以外はファミリーネームのマカリスター表記になっていたり、この辺りはどちらかに統一されていた方が読みやすかったなと思ったりもしましたが、この厚みの中で事件を上手くまとめているのは流石。
事件ものとして面白く感じた1冊でした。
他のアメリカシリーズも引き続き追いたいです。