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オヤジと大学生の歳の差カップル。
日向先生の書かれる受けのまつ毛が個人的にツボ。かわいい。
最初、鴻上さん(攻)ってば簡単に凌(受)の思いを受け入れちゃったなーと思ったんですが、
この時の彼の気持ちは後半に分かったので一安心です。
最初の「お、唐突だな!?」というところを抜けると二人の気持ちにずるずるとはまり込んでいって
最後には面白かった!というよりも、可愛かったぁ!という思いが残りました。
凌くんのようなめそめそ受けって、小説の文字だけで読む場合いらっとする事が多いんですが
漫画だとひとつひとつの表情が分かって、いらっとするよりも「かわいい!」になる。
この漫画を読んで、あらためて漫画と小説の受け取り方の違いみたいなものを思い知りました。
凌くんの小悪魔的なエロ可愛さに、鴻上さんだけでなく私までデレっとしてしまいそうでしたw
胸キュンとエロ可愛い雰囲気がイラストとマッチしていて可愛い作品。
歳の差カップル、それも攻め様と受け様の亡き父親が高校時代の同級生なのですが、
二人の出会いは、受け様の父親の墓参りの時で、その時から受け様は攻め様が好き。
長い片思いの末に、玉砕覚悟で大学生になった事を切っ掛けに攻め様に父の墓前で告白。
その必死な告白に攻め様は恋人として付き合う事を承諾。
歳の差カップルで、攻め様は受け様と会うたびに父親の昔話を毎回するのだけど、
それを受け様は勘違いし始め、攻め様が亡き父を好きだったと思い込みすれ違う二人。
かなり一途な受け様なのですが、意外にも攻め様の方がメロメロ的な感じかも。
すれ違っていたけれど、攻め様の告白を聞いてハッピー展開。
でも、この攻め様の思いって、実はショタ疑惑寸前かもと一人ニヤリ。
1冊丸ごとこの二人のお話なので読みごたえはありますし、健気な受け様の行動が
逆に攻め様を振り回す事になる後半も恋してるオヤジってイメージで萌えます。
それに、受け様の無自覚でエロ可愛いくなって攻め様を煽る姿は小悪魔的で萌え。
番外編のように表紙裏の亡き父親が出てくる幽霊ショートも面白い。
昔好きだった親友の子供と…という設定、嫌いじゃありません。
親友への罪悪感と葛藤する大人目線のもだもだもいいし、「身代わりなのかな…」と悩む子供目線も切なくて良いものです。
見た目で子供に恐れられる小児科医・鴻上(37)と、親友の忘れ形見・凌(19)。
あとがきで「19才差」と書いてありましたが、本編で出てくる年齢だと18才差の年の差CPです。
作品を読む上で先入観念とは邪魔者だなあと思ったのが、冒頭の告別式のシーン。
わたし、てっきりこれが父親の告別式だと思って読み進めてました。
そしたら後半で「駿(凌の父)が亡くなったのは、子供が生まれた1ヶ月後」と出てくるではないですか。
慌てて1ページ目に戻りましたよね。
ええ、どうやら凌の母親の告別式だったようです。
思い出のひとつもない父と、自分を見守ってくれた父の親友。
情が湧くのは後者で、「お父さんがいたらこんな感じ」とか「この人が本当にお父さんだったら…」という気持ちから、「好き」に変わっていくのもありなんだろうなあ。
凌はちょっと子供っぽいけど、両親を亡くして叔母に引き取られて育ったという生い立ちを感じさせない明るい子でした。
鴻上は父性を感じさせないタイプ。この設定のおかげで読みやすかった。
前半は「えー、そんな簡単に受け入れちゃうの?」と思いながら読んでいましたが、鴻上の本心や軽い嫉妬なんかが出てくる中盤から萌えが急上昇ですよ。
凌がちょっと可愛すぎるきらいがあるけど、そんな少年にめろめろな「ヤクザイシャ」のおろおろわたわたがいいんですよ。
年の差CPは年下攻めが「若さでアタック!春の高校バレー!」的に突っ走るのもいいけど、この作品みたいに年上攻めが溺愛しすぎて心配性になるのもたまりませんなあ。
ストーリーには萌えましたが、そんなわたしの萌えをちょいちょい遮断しようとしてきたのが、受けのまつげです。
日向さんの古い作品はいくつか読みましたが、新しいものはまだ未読でして、不勉強ではあるのですが、この頃の作画だと受けに「等間隔で生えた角度45度の上まつげ」が生えていて、それが子供が少女漫画を真似して描くまつげか、目を閉じていても起きているように見える冗談メイクのまつげにしか見えず…。
いいシーンでまつげが気になる。
まつげが目に入ると冗談に思えてしまう。
基本的に受けの目がずっと半目っぽいというか、伏し目がちな感じなのですが、まちげだけがものすごい勢いで斜め上にビシーッと揃っている。
ストーリーは萌2です。
まつげは笑2でした。
まつげばっかり気にしてすみません。