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漫画研究部の個性豊かなメンバーたちの、学園ものラブコメです。『フラッター』を描いた、天禅さんのデビューコミックスと知らずに手に取りました。この頃の絵は可愛い感じで、ちょっと驚きました。
お話は、高校で人気がある3人が部員をしてる漫研に、部誌を見て気に入った新入生が入部してから起こる、テンポ良く楽しめるストーリーです。
主人公のヒバリが、元気良くて真っ直ぐで、体は小さいのに熱い男なのが、好感持てます。お相手のチトセ先輩も、意地悪だけど優しくてカッコイイです。
ヒバリの双子の兄とチトセ先輩の対決(?)も面白いし、漫研の他の2人の先輩もいい味出してて好きです。
残念なのは、1冊丸々このお話じゃなかったことです。面白くて、もっと読みたいと思いました。
学園物で、男子校で、漫研!
部内のキャラ全員がキャラ立ちしているので、安心して楽しめました。
部には、学年首席の南野正宗(高二)×男子校のアイドル裕木敬一(高三)なカップルが既に出来上がっています。
キタチトセというPNで、生徒から教師まで大人気のマンガを描いている部長の北原千年(高二)×新入部員の村上飛巴里(高一)
メインは、新入部員の飛巴里くんの恋愛です。
黒髪メガネ受けで、真面目で身体は小さいのに熱血で、思い込んだら一直線タイプな子です。
チトセと言えば、漫研なんかに入るの?と軽い態度で、一筋縄ではいかなそうなひねくれたタイプ。
そんな二人は、お友達になれるのか、それとも恋人に?
明るいノリで、夏合宿に行ったり、チトセのジェラシーも味わったり。
無自覚なのか意識的なのか、チトセフェロモンが凄くて悩殺されました。
文化祭という学園物のお約束もしっかりと押さえてくれています。
年明け受験シーズンまでと、SMCは合計4編なので、楽しかったが故に物足りなかったですね。
もっと見たかったです。
初期からのキャラ表情の豊かさと見応えは相変わらずで、見とれる表情がある度に惚れ惚れしました。
同人誌で、SMC番外編が出ています。
Mana-Hatta Scrapper
マンハッタン恋物語の出会い編で、ダンが女装してパレードに出たことがきっかけで二人は出会います。
童話のような夢物語ちっくな話でした。
早春物語
遠い親戚の草太(11歳で、小学生)×手術後の療養中のイツキ(18歳)
けして、ショタではありません。
小さいながらの草太の男らしさというか、俺を頼れよ振りが、たまらないと言うか。
真っすぐで熱いまなざしが眩しいです。
同人誌で、この話の続きが出ています。
表題作のSMCが量が多いだけに、萌も沢山あって楽しかったですね。
SMCにようこそ2が、いつの日か出るように願っています。
漫研の名前って、その学校ごとに違うものなんだなあ。
わたしの母校ではCIC(コミックイラストクラブ)という名前でした。
校舎の屋上にあった部室が軽音部の隣だったので、ドアに貼られた裸の男性が抱き合うイラストに、いつも「おお…おう」と思っていたものです。
あれから数十年。
まさか自分が率先して裸の男性が絡み合う作品を読みまくっているとは思いませんでした。
【SMCへようこそ】(4話)
全編通して内輪でワーワー感に溢れてます。
こういう作品読むと時代を感じざるを得ません。
中学生のときに行った高校の文化祭で、漫研部員の素晴らしい作品に出会った飛巴里(ひばり)。
その部員に近付きたくて、猛勉強の末、入学してみると…。
SMC(誠条高校漫画クラブ)の部室では、学園のアイドルと生徒会長がいちゃこら。
憧れの人はとんでもない暴君でした、という流れ。
黒髪眼鏡+小柄だけど強気な主人公が、一筋縄じゃいかない面々を相手に奮闘するというストーリー。
憧れの人・千年が「面白い」から「可愛い」になって「好き」と思うまでがかなりあっさりなので、気付いたら溺愛系になっているものの、本気なのかよくわからないまま、ところどころで本気っぽい様子を見せるので、「ああ、本気なんだ?」という感じ。
最初の段階で学園のアイドル(高3)、憧れの人(高3)、生徒会長(高2)と書いてあったのですが、卒業式が来ても誰も卒業しない感じでした。
【Mana -hatta scrapper】
『マンハッタン恋物語』で描かれている4組の中で、一応メインと言えるCP、有名財閥の会長のロック×花屋の店員・ダイヤモンドの出会い編。
あちらでもダイヤモンドが女性にしか見えませんでしたが、今回ハロウィンでウェディングドレスを着ているので、ますます女性。
こう言う場合、攻めは女性的な男性だから好意を持てたのかな?と思ってしまうんだなあ。
【早春物語】
肺を患って田舎で療養するイツキ(18)の元へやって来た、遠い親戚の子供・草太(11)。
草太に振り回されつつも、絆ができていくという話。
これ、草太が大人になってからの話が読んでみたかったです。
こういう時代があって、その後の作品へと変わっていったのだな、と天禅先生の歴史を知るには良い作品集です。
誠条高校漫画研究部、略して SMC(SEIJO MANGAKENQ CLUB)を舞台にした
学園ものラブコメです。BL要素は、薄かったです。
テンポも良く、可愛いお話ではありますが、
天禅先生の「ラ・サタニカ」とか「Wonderful days?」あたりが好みの人には
ちょっと物足りなく感じると思います。
同時収録の『Mana-Hatta Scrapper』は、
『マンハッタン恋物語』のダンとロックの出会い編。
個人的には、あまり満たされなかったです。残念。