失恋と同時に恋をされる側の痛みを知る――幼なじみのセンチメンタル・ラブ

花畑と別れ話

hanabatake to wakarebanashi

与花圃道别

花畑と別れ話
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神17
  • 萌×217
  • 萌19
  • 中立3
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
13
得点
213
評価数
59
平均
3.7 / 5
神率
28.8%
著者
小嶋ララ子 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
エンターブレイン
レーベル
B's‐LOVEY COMICS
発売日
価格
¥680(税抜)  
ISBN
9784047286191

あらすじ

仲の良い幼なじみ3人組のたくや、ゆいじ、あき。
たくやはあきに密かに恋をしていたが、あきに彼氏ができたことであっけなく失恋する。
ショックを隠せず、泣いてしまったたくやにゆいじが告白してきて……。

たくやとゆいじのその後を描いた24ページの描き下ろしも収録。

(出版社より)

表題作花畑と別れ話

仲良し3人組の一人  ゆいじ
仲良し3人組の一人  たくや

同時収録作品バイバイベイビー

野々山さんの後輩  遼太郎
遼太郎の恋人  野々山さん

レビュー投稿数13

読んで良かった!

表題作は花畑と別れ話で、ゆいじくん×たくやくんの幼馴染コンビの恋のお話でした。
仲の良い幼なじみ3人組のたくやくん、ゆいじくん、あきちゃん。
このあきちゃんという女の子が本当にいい子なんです!bl作品の中での女子キャラは当て馬が鉄則ですが、この作品ではたくやくんがあきちゃんに失恋したところから物語が動き始めます。
失恋のショックを隠せず泣いてしまったたくやくんに、ゆいじくんが突然告白してきたのです。
ずっと尊敬していて、いつもそばにいた幼馴染が自分のことを好き、、?!
たくやくんはめちゃくちゃ混乱します。
でも、あれ?ゆいじは何も言ってこないし、前と態度も変わらない。まさか、俺の勘違い、、?そう、たくやくんが思い始めた頃、「まあ俺も、返事聞きたいんだけど、、本当はさ。」というトドメの一言をゆいじくんが漏らすのです。
それから、たくやくんはゆいじくんを避けるようになります。
ですか、お互いの気持ちを素直にぶつけあうことにより2人は結ばれます。やっと付き合った、、!私は時間と引き換えに彼らから大きな感動をもらえました。
ありがとう、たくや。ありがとう、ゆいじ。ありがとう、小嶋ララ子先生、、。
2人のその後を描いた、描き下ろしがあったのもよかったです。こちらは終始ラブラブで、読んでいて楽しかったです。アオハルかよ!と叫んでしまいたくなるほどの青春感が詰まった作品でした。

同時収録作品はバイバイベイビーで、年下×年上のカップリングです。
少年野球の先輩・後輩だった過去の思い出や、2人の生い立ちがしっかりと描かれていたので、すっと作品の世界観に入っていけました。
bl作品での年上受けといえば、流されやすいメガネくんや、儚げな印象の同性からの人気も高い中性的な美人さんがセオリーというイメージが強かったのですが、受けの野々山さんは見た目は美人だけれど中身は男前な感じの好青年でした。
遼太郎くんとの喧嘩シーンが結構あるのですが(笑)、お互い想いあっているのに何故か喧嘩ばかりしてしまう2人が愛しかったです。
著者の小嶋ララ子さんが2人の心情を丁寧に描いてくださっているので、とても読みやすかったように思います。
あと、遼太郎くんの腹違いの弟さんのディディくんがとっても可愛い!私は、終始ディディくんにメロメロでした(笑)
純愛が好きな方にオススメの一冊です!

0

三角関係に萌える

表題作は幼なじみの三角関係ものかな?女子の混じる三角関係は新鮮です。

たくや、ゆいじ、あきの3人は幼なじみの高校生。たくやはあきに密かに恋をしていたが、あきに彼ができて…。
そしたらばゆいじはたくやを好きだと言う。
最初からたくやしか見てないって!
男女混合三角関係の矢印に萌えます。
しかもゆいじは頭も良くて男前で長身ときたもんだ。

恋して傷ついて恋されてされる側の痛みを知る。

両思いになってこれから!というところで終わりです。

バイバイベイビー
先輩後輩カップルプラスちびっこのお話。
先輩はフリーターなのかな?
そして兄弟の父は放浪してるの?海外勤務?
海外で作った子供を家族と離して引き取るのが不思議でした。でも日本に馴染んで楽しくしらすと兄と暮らして安心です。
カップルはケンカばかり。
せっかく同居してもさらにケンカが増えて。
でも仲直りして仲良く風邪をひいて。

ほわーんとしたお話でした。

0

優しさに胸が震える

数年ぶりに小嶋さんの作品を読んだのですが、絵柄が随分と変わっている気がしてぴっくりしました。
特に表題作がそう感じたのですが、同時収録の「バイバイベイビー」は表題作程感じなかったです。
でも、絵は多少変わっていたとしても、暖かいお話やキュンとするようなところは変わってないなと思いました。
どちらのお話も好きでしたが、二つのうちどっち?と聞かれたら、「バイバイベイビー」の方が更に強く心に響きました。
主人公の父親が一体何をしているのか分からないのですが、まだ高校生のはずの主人公が幼い腹違いの弟と2人残されて頑張っているのがもうなんとも…。
苦労しているはずなんですが、そういうのは表には全く感じられず、2人とペットのうさぎちゃんと一緒に生きています。
そこへ主人公の恋人も加わって、喧嘩も絶えないのですが、みんなで暖かく生きている姿に癒されました。
モノローグや台詞も優しさに溢れていて涙誘われました。

1

あぁ~

これが青春時代の甘酸っぱい恋かぁ~って感じです。
自分もそんな時代があったなぁ~って感じです。
キス止まりなので、ちょっとエロ的には物足りないですが、ストーリー的には満足です。

同時収録の「バイバイベイビー」は目線は攻めキャラでも受けキャラでもなく攻めキャラの義理の弟の目線で、初めてだったので結構新鮮な感じがしました。
こちらもエロはなくちょっと物足りないですが、純な恋愛って感じです。
最初は攻めキャラの義理の弟ディディが大人になって義理の兄である遼太郎と恋をするのかなって思っていたからちょっと残念な感じはしましたけれど(兄弟シチュが大好きなもので・・・)

2

ザ・青春って感じ

この本はさわやかです。
特に「花畑と別れ話」は、これでもかというほど胸キュンシーンがたくさんで、何度「心臓にわりぃわ!」と叫んだことでしょう・・・(笑)
ゆいじがいちいちかっこよくて、でも好かれるたくやの苦しさもわかる。
そんな一作です。

2

青春の甘さと淡い恋

小嶋ララ子さんの絵柄ももちろんですが、お話からも終始きらっきらしたものを存分に感じました。
痛みとか、悲しみとかよりももっと単純で、気が付いてしまうと恥ずかしくなるようなそういう甘い内容でした。
とくに、「花畑と別れ話」はそう。
攻めのゆいじが、付き合うならたくやじゃないとイヤだしたくやがいいしたくやのことは何でも知ってるし知りたいしすごく好き、っていうのは分かりました。もっと他にもいい人いるだろうに、って受けのたくやが思うように、読み手である私も思いました。
でも、私達読み手が知らないたくやの良さを、幼馴染であるゆいじはずっと傍で見てきているんですよね。恋愛下手くそで結局あきに巧く言葉一つ伝えられなくて不器用だけど人のこと優先で考えて、ってそれ以外でもたくさん、見ているんでしょうね。

「バイバイベイビー」は、あるカップルを家族である第三者目線から見た話。
これもまたキラキラしていました。ディディというハーフの男の子目線なので、よけいにきらきらしていました。

萌えが一致すれば、とても読みごたえがあると思います。ふたつのシリーズでそれぞれ数話ずつ入っておりますので、楽しめるはずです。
個人的に、萌えというよりは「なんだか可愛いなァ」によってしまいましたので、中立で。エッチな要素が一切ありませんので(キス描写程度)、かわいいBLを読みたい!という方にはおすすめします。綿菓子のようです、きらきらしています。

2

甘酸っぱい恋

まとめ買いしていたうちの一冊です。前の二冊を読み、自分の好みには合わないな、と
感じたのでしばらく放置していましたが、ようやく読めました。

★ゆいじ×たくや★
表題作。『失恋と同時に恋をされる側の痛みを知る――』と、あらすじにもあったので
そういうお話なのかと思っていたら、微妙に違いました。
失恋後の受けはあっけらかんとしていて、失恋の痛みのようなものも
感じられませんでしたし、「恋をされる側の痛み」のほうも、ほとんど感じられませんでした。

心理・心情描写があまり無いからかなあ。ふわふわして甘いけれど、ただそれだけ、
という感じで薄っぺらく感じてしまい、物足りないのです。
デッサンが度々狂っているのもやはり気になります。

さらっと読める可愛いほのぼの系にしよう、という意図で描かれた物ならそれはそれで、
こちらも甘々な可愛さだけを堪能できるのですが、切なさや歯がゆさ、迷いや悩みを
全面に出そうとしているのを感じるけれど、出せておらず、モヤモヤする。
という感じでしょうか。

キャラクター(もしくは絵)か、ストーリー、どちらかにでも魅力を
感じることができれば、もう少し萌えられたかもしれません。

5

ふわふわ~ほわほわ~

うふふ~あはは~ふ~わふわ~
可愛いけど、自分には可愛いすぎたゼ!
前に読んだ時は「いいじゃん」と思ったのですが、
今日読んだらなんだか背中がむず痒くなりました。

表紙の色彩といい、パステル系・水彩系が好きな人にはたまらない一冊だと思います。
イラストとして表紙だけ見るぶんにはいいのですが、
漫画のほうをずっと見ていると、何となく物足りなくなってきます。
ラフ絵に近い線画のたよりない感じがなんとも。

今っぽい高校生同士の会話とか、プラトニックで甘酸っぱい感じも悪くはないかな、と。
うん、嫌いじゃないんですけどね。

ちょっと絵が少女漫画過ぎるかな。
なので逆に女の子や子供を描くとしっくり来る絵だなと感じました。
というわけで地黒なディディは可愛いかった!

3

かわいいは正義。

ララ子さんの受けにしては珍しく、黒目パッチリかわいこちゃんではなく、見るからにアホそうな顔した(ひどい)普通の男子高生で、それがすねたり赤面したり泣いたり予想通りバカで素直だったりするもんだから、のっけからもう萌えました。
作者さんもアトガキで、描いててコーフンしたって言ってるけどわかる!地味な顔がゆがむと色っぽくてコーフンする!(笑)
そして幼馴染みの非の打ち所のない攻め。少女マンガ!
たくやのことかわいくてしょうがない、ゆいじの気持ちがわかる。
なにリュックにウサギとかつけてんだ!って思う。

もう一編は攻めの子の弟ディディがひたすらかわいい。
お兄ちゃんカップルの話が主軸なんですが、大好きなウサギを胸のとこに抱いてるディディを見てるだけで癒される。
そっちに意識がいきすぎてちょっと本編が頭に入らなかったくらい(笑)。
ピュアなディディは大きくなったらどっちなんだろう…。
背伸びそうって書いてあるしバリ出身で肌も浅黒いから、南国の王子様みたいなイケメンになってやさしい鬼畜攻めに育たないかなぁ。読みたい!

1

高校生はくぁわいい

ララ子さんの高校生は、ほんとにかわいい。

初めての恋の感情に、自覚が追いつけなくて、
自分で自分が上手くコントロールできなくなって、
泣いたり、怒ったり、ドギマギしたり、拗ねたりしたり。

また、絵も、かわいらしい。
小作りなお顔に細い首、
薄い肩、小さいお尻、
ふわふわの髪、小さな唇。

可愛い恋のお話と、可愛い男の子。
こんな風な古典的な少女趣味満開な世界で、ロマンティックに癒されたい。
ララ子さんって、もしかしたら、現世のあれやこれやをとりあえず一回り通過した昔少女の希望の星かも知れない。

2

この作品が収納されている本棚

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