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松本ケンタローさんとかたりらびーさんみたいな印象的な絵柄の作家さんです。
表題はなく、配信されていた漫画2シリーズと、描き下ろしで構成されています。
この2シリーズ、登場人物の性格が痛い設定があり、もう痛いよー辛いよーと読んでいて苦しくなるのですが、そこに正しいか間違っているか、でも救いのあるラストが待っています。
そういう意味で考えさせられながら読んでしまいます。
絵柄も物語も非常に個性的なので、きっと好き嫌いの分かれる作品なんだろうなとは思いますが、すごく心に残ります。
【リア充ごっこ】
クラスの仲間を小馬鹿にして友達のいない高校生のスズの最近の愉しみはネットで知り合った自分と同じような人付き合いが苦手なミナさんとメールのやり取りをすること。
彼と会う約束をした日、かれとの居心地良さを感じ、何気ない会話から「リア充ごっこ」しようということになったのですが、ミナの素直な喜びを示す姿にスズは襲ってしまいます。
それから身体の関係を持つ間柄になった二人ですが、それぞれの境遇によりスレ違いが・・・
いきなり押し倒してカラオケで襲ってしまいエロエロ展開になるのには、ちょっと驚愕でビックリさせられてしまいましたが、その後のスレ違いが切なかった。
一人ぼっちのはずのスズでも、学園祭の手伝いでクラスメイトの役に立って自分も満足して相手からたよりにされる嬉しさを感じていた反面、
ミナは不器用ながら一生懸命頑張ろうとしているその努力をバイト先の人は見てくれなくて、彼をののしるばかり。もう。。。悲しいです(涙)
スズはスズなりの仲直りの方法を、ミナはミナなりの方法を模索したのですが、その成長度はスズのほうが。
ミナは本当に救われたんだろうか?
ミナが不憫で仕方ないのですが、一応ハッピーエンドだからいいのだろうか?
そうした未消化な部分も荒削りであるんですが、それにもましてやはり”印象”として心に強く残ってしまうのです。
【ボクの放蕩王子】
この話、どうしようもない救いようのないダメ男が登場します。
彼の言ってること、本当に信じていいの?
ひょっとして主人公は共依存じゃないの?
もうやめなよーーー!読者の自分までそう訴えかけたくなるほどなのに、それでも主人公は彼のささいな真実を信じて、彼を信じきって健気を貫きとおします。
もう、涙が出ちゃいます。
結末はもちろん、痛いけどハッピーエンドが待っています。
”いい話”になってしまった感もあるのですが、きっとダメダメはヒモ男の彼氏も主人公の健気に改心したと信じて・・・
暴力的シーンもあるので、苦手な人は注意です。
【夜のマーガレット】
会社の飲み会の後ふとひとりで入った店でみたストリップボーイが忘れられなくて、二度目通ってきた会社員の長谷川。
出待ちしたそのあとホテルで一夜を過ごすことになるのですが・・・
実に御伽噺めいたファンタジーに仕上がっていました。
いつかこのストリップボーイ・マーガレットの素顔に長谷川が気がついて欲しいと願わずにいられません。
全体的に受けとなる子が女のこっぽい描かれ方をしているので、苦手意識をもってしまいそうですが、案外自分、いけてしまいました♪
やはり、そういった苦手を凌駕する何かがあるような気がします。
もっとこの作家さんの作品が読んでみたいな、そう思わせる作家さんです!
初めて読む作家さん。
表紙と中の絵とじゃっかん印象が違います。
中はもう少し粗いとというか…パースのズレなど未熟さがあります。個人的にはあまり好みではなかった。。。
キャラは風変わりな子が多くて、ある意味個性があるともいえるけど…ストーリーは薄っぺらい感じが否めません。
このレーベルには珍しいというか…どちらかというとストーリーよりエロ重視作品に近い。
エロ重視なら中身薄くてもいいけど、おそらくですが、作家さんはそこまで割り切って描いてるわけではないような…
だから、中途半端な内容に感じられたのかもしれません。
3組のカップルからなる短篇集。
■秘密は夜にうまれてる(表題作 リア充ごっこ)
ちょっと腹黒くて意地悪根暗な高校生×根暗でビビリな社会人、という社会不適合者カップル。
ネットで知り合って、人嫌いという共通点があるふたりが、傷を舐め合うように一緒になる話。
エッチするまでは凄く早いし、情緒とかほとんどない。
エロ重視作品と思ったのはこの作品によるところが大きいです。
個人的にはあまり好きではありませんでした。。。
■夜のマーガレット
美少年ストリッパーに一目惚れしたリーマンの話。
実は近所のよくいく弁当屋のスタッフだった少年自身も、リーマンが気になってたようで、ショウの後で少年から誘ってエッチ。
正体はバラさず終わります。読み切り1話のショートなので付き合うまでは描かれてない。
■ボクの放蕩王子
ボウズ頭のやんちゃ系ヒモ男×かわいい系の尽くす少年。
攻めが気分屋の問題児。すんごい優しいときもあれば、嫉妬とか執着とかがへんな形で表れることもあり、受けは振り回されつつも、健気に尽くします。
暴力的なシーンあり。
こういうハチャメチャな先の読めない行動をするキャラは珍しいので、たいがい好きなんですが、この作品は攻めも受けも、ちょっと理解し難い部分が多く、あまり共感出来ませんでした。残念。
《個人的 好感度》
★・・・・ :ストーリー
★・・・・ :エロス
★・・・・ :キャラ
★★・・・ :設定/シチュ
★・・・・ :構成/演出
いや、本当は「うわあ!」どころじゃないんです。
正確には、「おええええええ」ってところでしょうか。
(スミマセン!ホントにごめんなさい!!)
でもスミマセン、私には刺激が強すぎたのか、
もう気持ち悪くて気持ち悪くて……。
読んでいる途中も、嘔吐感が凄まじかったです。
ドM?スカトロ?
どれにも当てはまらないような気がして、なんと表現したらいいか
分かりません。
読み始めて数十ページでなんだか嫌悪感がせり上がってきて、
最後の作品に至っては、
「もう止めたい!もう駄目!
でも一生懸命描いてくださった作家さんに申し訳ない!」
と思い、超特急で駆け抜け、その間も嘔吐感がぐぐぐ…と
押し寄せてきて、どうしようもなかったです。
最後まで読み切った時は、本当にホッとしました。
詳しい暴力的な表現は、あまりにも気持ち悪くて精神的に耐えられないので
詳細を書くのは避けます。
直接的な暴力的表現はもちろんのこと、読んでいて人間関係や性格に
耐えられなかったところもあります。
その中で、途中の作品の「夜のマーガレット」は、
そういった表現が薄く、少しほっとできる作品でした。
最後の作品は、攻めがあまりに最低最悪な人間過ぎて、受けに対して
「やめとけそんな奴!」
と、言いたいのですが、受けも最低な人間と知ってながら
攻めに対してもう「恋する乙女!」状態で、盲目。
二人での幸せな未来を頭に描いていますが、
「この二人じゃ、絶対無理だろ…。無理すぎる…」
と、頭を抱えたくなります。
精神的な苦痛をこんなにも受けた作品は初めてです。
申し訳ないのですが、
「しゅみじゃない!」ボタンを連打したい気分です。
ホントに、ごめんなさい!