条件付き送料無料あり!アニメイト特典付き商品も多数取扱中♪
light bl e youkoso
この雑誌社は、「ぱふ」「活字倶楽部」のスタッフが立ち上げたプロダクションだそうです。
趣旨は冒頭に述べられております。
BL初心者、BLに興味がわいた人への紹介・導入本。
という位置づけではありますが、現在BLで活躍されている作家さんが一般誌へも執筆を行いそこで高い評価を受けているだけに、そこからBLへの門をくぐる人も増えているということからのこの本の企画のようです。
インタビューや座談会には、現在それで注目が集まっている作家さんということで
”ヤマシタトモコ氏””えすとえむ氏””阿仁谷ユイジ×雲田はるこ”そしてBL好きで料理研究科の”福田里香氏”が掲載されています。
この本の趣旨が一般誌からBLへ足を踏み入れた読者という想定をしているからか、BL誌のインタビューなどで語られる作家さんの言葉とはまた違った言葉が見られるのが、特徴的だと思います。
特に自分的に「ああー!」と思ったのはヤマシタトモコ氏の一般誌掲載を始めた理由です。
BLを描くにも葛藤とせめぎあいがあった話。
最初ヤマシタさんの作品を読んだ時に自分が感じた印象は間違ってなかったんだ、という裏付けをされた気持ちで思わず力が入ります。
そう、どうしてダメなんだろう?
でも、こうした一般誌との垣根が低くなってきた今、彼女達が葛藤した部分という縛りは幾分かゆるくなってきてるような気がします。
その礎をきずいたのは、あなたたちのような作家さんがいるからなんだね♪と感謝したい気持ちでいっぱいになります。
そして、例えば「このBLがすごい」とかランキングで出てくるような作品が大々的に紹介されてないのもこの本の特徴でした。
最近人気を博している作家、作品、定番もありますが、割とコアな部分をついており、おそらくここで紹介されている漫画については、自分の感性と似たものが紹介されているような気がします。(ちょっと嬉しいw)
小説は、ちょっと少ないですが、それでもまんべんなく、最近の「話題作」←ここがミソ♪が紹介されているのが、普通のランキング本と違う点だと思います。
「楽しく学ぶBL講座」では用語解説などあり、これは現役の方々にも役立つとおもいますし、「BLあるある」ではもう突っ込みどころが満載で、そうなんだよねーと思いつつ笑いがこみ上げてきます。
唯一、ちょっとこの本の中で異質に感じたのが「覆面BL座談会」
BL業界の人々を集めて行われたようなのですが、各人皆BL好きなのだとは思いますが、内容が濃すぎて、ここだけ腐臭がプンプンと、まだヨチヨチの初心者さんはドン引きするに違いない熱がありました。
このページはいらなかったかな~。。。
もうすぐ毎年恒例の「このbl・・・」が発表されますが、多分あちらより、こちらのほうが皆が納得するんじゃないかな?という選択だったと思います。
ただ、この本が本当にターゲットとする初心者の方、興味を持たれている方の目にとまり、購買されるかどうか?そのあたりは・・・?