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kinmokusei ni sayounara
ああー!超絶よかったデス
もう、皆に勧めます。
citoronで既読でしたが、やはり一冊にまとまるといいですねー。
本編その後の二人のチャレンジも見られて、本編が切な苦しかっただけに、クスクスっと笑えて、ほのぼのして。。。
11月は秀良子さんの女装男子がありました。
この作品にも、好きな相手の為に女装する男子が出てきます。
また違った意味合いの女装です。
その気持ちが苦しくて苦しくて。
主人公の気持ちも苦しくて。
でも苦しいばかりじゃない。
この結末とカプリングにどうして?って思う人もいるかもしれないけれど、
この形もありなんだと!
KUJIRAさんのシンプルで飾り気のない絵が、また印象を強くします!
表紙いっぱいの金木犀のオレンジ色。これも印象的で匂ってくるようです。
是非是非、多くの人に手にとって欲しいです。
高校生の乃木(あっちゃん)は同級生の北見と友達です。
この二人の一緒の姿が、普段自分たちが男子校生に萌える、うふふな日常を見せる姿、妄想を掻き立てる姿で生活している点がまず萌えさせます。
だけど、乃木には実は誰にも言えないことがある。
それは幼馴染の奏のこと。
小さい頃から友達で、その執着心からスレ違い、疎遠になってしまったりもしたけど、まだ密かにその関係は続いている。
それは、奏だと仲良くできないからと、従妹のかなでという別人格を自分で演じて密かに女装の姿をあっちゃんに見せているのです。
その二人の秘め事を、乃木はもうやめよう、やめようと思っているのですが・・・
北見といるとあっちゃんは笑顔をみせるのに、わたしといるときは見せてくれない。
乃木と北野の前に奏は女装姿のまま現れて、乃木は北見のことが好きだという。
そして、奏は姿を消すのです。
奏の執着はヤンデレでもありますが、最初に執着の種を植え付けたのは乃木です。
ただの乃木の子供が故のただの意地っ張りだったのかもしれなかったのに、奏にはそれにがんじがらめに縛られてしまったんです。
男の子じゃなくて、女の子になるという行為で、奏とは違って側にいて何の問題もない、好きでいてもらえる存在になろうとする気持ちを健気と呼ぶには、幾分ホラーめいて怖いです。
でも、でも、この一途な思い、壊れていると乃木に思わせるほど、奏にとって乃木は全てだったんですね。
実際、本を読んでいて北見と乃木の姿は、何も問題がなければこれは恋に発展するんじゃないだろうか?を匂わせるシチュが沢山ありました。
北見は奏が現れたことにも動じません。むしろ前向きに、男前だったと思います。
けっか、彼は失恋したんじゃないでしょうか?
乃木と北見がくっつけば、すごくすごく高校生らしいかわいいカプが誕生したと思います。
奏とくっついて本当によかったんだろうか?
そんな不安を覆すのが描き下ろしの後日談です。
乃木は諦めと仕方なくで奏を選んだんじゃないんだね。
安心しました。
細かいイロイロには触れていません。
どうか、そこの中に色々な気持ちを見てください。
それらのエピソードが、不安そうな奏の表情が、彼等のセリフが、心に響いて胸を打ちます。
奏の女装に込めた気持ちがぐっときます。
面白かった!
表紙イラストと帯に惹かれて買いました。初BL作品ということなのであまり期待せずに読みましたが、これが予想以上に良かった。
幼少期からの歪んだ愛情、嫉妬、独占欲…けっこうストーリー的には重いんだけど、わりとサラッと読めます。北見くんのおかげでしょうか?この北見くん、いわゆる当て馬キャラなんだけど、いい奴すぎてねぇ。乃木といい雰囲気になって当て馬とは思えないくらいお似合いで、もうこいつらくっ付けばいいじゃん!みたいな。てか、五話まではマジにどっちとくっ付くか分かんなかった。
まぁね、当然そうなりますよね。あのまま乃木と北見が上手くいけば、序盤の奏との物語は何だったんだ!?ってことになりますもの。何より奏がかわいそうすぎます。モヤモヤは残るけど、私は当然の流れだと感じました。
ただ…ね。最終話のその‘流れ’が唐突で急展開でページ数の都合しょうがないけど、説明不足気味なのがもったいない!全体的には『神』評価をつけたいくらい面白かったしお気に入りなんだけど、もうちょっと何とかならなかったかなぁと、そこだけが残念です。
カバー裏、北見くんと准教授のお話、期待して待っててもいいでしょうかwワクワク!奏と乃木のその後も読んでみたいですね。初読みの作家さんでしたが、次回作もぜひ買いたいと思います。
最後が駆け足過ぎて、惜しい!
何て勿体無い!と地団駄踏みそうになりました。
皆さま言われているとおり、金木犀の匂い立つような描写がお見事。
思春期の歪んだ感情の書き方が巧い。
幼い頃からの「好き」が変質し、人には言えない逢瀬を続ける幼馴染み・奏との関係。
友達から「好き」に変わった同級生・北見との関係。
主人公・乃木がこのどちらに傾いても、全くおかしくはなかったです。
なので決着の付け方に、あとひと押しが欲しかった。。
乃木の幼いからこその間違った愛情が、奏を女装へと向かわせるのですが、
この描き方がぞくぞくするほど恐ろしい。
そしてこの3人で話す場面も、怖いのなんのって。
思春期は驚くほど恐いことをやってのけるものなんですね。
しかしどれも奏が仕掛けたこととはいえ、全ては乃木の為なのですよね。
その思いが重すぎて乃木が逃げたがっていることも知っている。
彼の想いはひどく優しく切ないです。乃木にどんなことされても揺るがないのですよね。だからこの結末で喜んでいいんだけど、、うーん、別にこちらがくっつかなくてもよかったかなと思えてしまいました。
何はともあれ奏が女装を卒業できたことに、胸がぎゅっとなりました。
続編があるならば、彼等はぜひリバでお願いしたいです!
同級生の北見君がめちゃくちゃいい男なのでこちらでも続編を望みたいのですが、
カバー裏での北見君後日談で何故相手を乃木とは真逆の年上設定にしますか!?(笑)
繋がりがなさすぎるので、そこは替えて欲しいところですね(^_^;)
とてもドロドロしていて、重くて痛くて、
引っかかりの多い作品でした。
読後も考えさせられるというか。
ハッピーエンドなのだけれど
評価がまっぷたつになるのが
分かる気がした。
かくいう私はというと、
読んで泣きました。
感情移入も応援したいとも思わなかったけれど、
気持ちが奏に寄っていんだと思います。
だから、実際は最大萌えポイントであろう、
北見と乃木のキスシーンを読みながら
涙があふれて止まらんと言う状態に。
単純に状況考えずに見たら、
あれほどの萌えシチュは無いだろうに…
クリーム指で押しこんでそのままとかあんた…
でも実際、ココが評価というか
印象・感想を分けるカギになると思ったのです。
私は特別奏が好きではなかったし、
北見はめっちゃいいやつだと思ったけど、
3人で話した後~北見からの告白までが
なんかもう遣る瀬無いというか
諦めへのもどかしさというか
そういうのでいっぱいになってしまった。
気持ちが奏に持ってかれてたのです。
ココで北見の男前さのほうに気持ちが寄ってれば、
乃木が北見を選ばなかったことが
全く腑に落ちなかっただろうと思う。
そして、全体的に息苦しさが連続していくので
途中まで、最終的に誰と誰がくっつくのかが
本当に見えないのも苦しい。
奏が「女装」を手段としたことに関しては
私個人的には、それほど拒否反応出ませんでした。
「別人格」は逃避の一種、
「女装」は乃木の独占欲が恋愛感情だと気付き
自分も乃木を恋愛感情で好きだと
思ってると気付いたからという幼い思考の結果。
3人でいる時、あくまで奏は冷静だし
恰好は女の子ながら男として話してる。
分別はあるだろうし、おかしいと
自分でも思ってるんじゃないかな。
でも乃木への執着が分別を越えてしまった。
だから気が済んだ、と言って消えて
そこで乃木を開放しようと思ったから
女装を解いたんだろう。
あくまで全部推測ですけれども。
最後の乃木の気持ちの自覚が
駆け足だったのは確かに残念だったので
「萌×2」にしてますが、
「神」に近い感じです。
ただ、万人に勧めようとは思わない。
乃木のかわいい小動物系ルックスと
物語の執着、歪み具合のギャップが激しいので。
そして、「女装」が単に「イタい」と
思ってしまう方もいると思う。
シリアス系の話が好きな方は
一読してみては、と思いますが
納得いかない感情を残す可能性も高いです。
奏を心が受け入れられなければ、
理解し難く拒否反応が出ちゃうと思う。
本編ラストにその後が少し描いてありますが、
奏寄りに読んだ私でさえ、
「幸せになれよ」というよりも、
「ちゃんと上手くいってんだろうか、
あんなドロドロがあって」
…と少し心配な気持ちにはなっています。
良かれ悪しかれ、
読んだ人になんらかの爪痕を
残すような作品だと思う。
金木犀で埋め尽くされた美しい表紙、
暖色で日射しある中なのに
そこはかとなく痛みがあって、
読む前からストーリーの重さを感じてました。
心に残ったけれど、
何度も読み返したりはしないと思います。
思っていたより幾分重めのテーマでしたが
絵柄のせいか、あんまりそういう風には感じさせませんでした。
小さい頃の独占欲は、シンプルでわかりやすかったのに
いつしか湾曲していき、憎しみにも似た感情に…。
ただひとつ、本当の気持ちは
自分を、自分だけを見ていて傍にいて欲しかったという事だけ。
やっと仲直り出来たと思った矢先、
貸したゲームソフトで親も出てくる諍いが起こり
それからは隠れながら会わなくてはならなくなった二人。
“女の子になれば一緒にいても不自然じゃないから”と
カナデになりきる奏がいくらか狂気めいているように思いました。
しかし、壊れてしまったわけじゃなく、
ひたすらあっちゃんの為。
あっちゃんが普通の友達付き合いをしている北見に
女装姿のまま会って、でも普通に男として接して
あっちゃんの隠していた本心を代弁しますが
北見の気持ちを確かめるような真似をしたり
なかなか行動力があるというか、
肝が据わっている男のコだなぁと感心してしまいました。
それだけあっちゃんを好きで、自分との暗い関係より
幸せになって欲しいと願う奏が可哀想で仕方ありませんでした。
だから、あっちゃんの気持ちが奏に戻って喜んでいいはずなんですけど
なんだか急すぎる気がしてしまって…残念でした;
とはいえ、やはり「もうカナデにならなくていいんだ」と言ってくれて
こちらがジーンとしました!
そして北見くん、すごく良いヤツです。
「男を好きになるなんて俺はないんだけど」と前置きしてからの告白、
北見くんらしくて好感が持てました!
しかし、乃木だからこそそういう気持ちになったんでしょうから
カバー裏で新しい恋のお相手が准教授っていうのが少し私的には違うような…。
乃木に似ているヤツを目で追ってしまうという一途さは
勿論良かったんですけれど…。
私だけかもしれません。ごめんなさい。
でも気になっていたので読めてよかった!
Eさん、ありがとう♪
サラッと触れられる程度ではなく、
過去の子供の頃の話が丁寧に丁寧に語られるのも、
奏の女装姿も、そうする原因も真意も、意外性のある言動も、
ふたりの距離感も、
北見が風邪をひくエピソードも、
金木犀のむせ返るような匂いが漂ってきそうな描き方も、
凄く、凄く、素敵でした。
でも、ふたりが相思相愛になったとき、
え……このふたりがくっつくの……?
と、正直、ちょっと残念に思ってしまいました。
どちらかのキャラの方により思い入れがある、というわけではないです。
ただ、描き方が……
この本の描き方だと、逆の人とくっつく方がよかったな……そう思ってしまいました。
(あえて、誰と誰が、とは書かないでおきます)
もしくは、もう数ページでもいいから追加で、
乃木の真意や決意を、もう少し深く描いて “好き” の裏付けが欲しかった。
それならば、間違いなく「神」にしたくなると思うのです。
乃木が自分の “好き“ の気持ちに気づくところ以外は、本当に素晴らしいので、
余計にその描写が少ないのが気になってしまいました。
自分の読み取る力の問題か、好みの問題かなとも思うのですが……
色々言ってしまいましたが、もやもやが残るような気持ちではありません。
最後に金木犀越しに見る、
大学生になったふたりの日常の姿は、とても微笑ましかった。
これから永くお互いを大切にしながら過ごしていくのだろうなぁ。
そう想像できるふたりが、そのふたりの間に流れる空気感が、とてもよかったです。
『初恋』という名の禁じられた遊び。
どうにも乃木が好きになれなかった(泣)
乃木は幼なじみの奏が別の友だちと仲よくすることに嫉妬し独占欲からイジメまがいの行為をして奏を孤立させますが、そこまでして手に入れた奏を、とある事件から置き去りにします。
心が壊れて奏(かなで)という別人格を演じるようになった奏と夜の物置で罪悪感を纏う逢瀬を重ね乃木は同級生の北見に惹かれるように。
幼さゆえに弾みすぎた乃木の感情(独占欲)が思わぬ方向に飛び、それをまともに喰らった奏が哀れでした。
彼にとって乃木への想いは進行形です。
自分でありながら乃木に好かれるハズの自分になれると女装というチャンネルを切り替えているのに、それは好きな人には『奇異』に映る。
奏(かなで)にチェンジしている時の彼は全身で寂しさを訴えかけているのに。
暗く執着する奏と明るい北見との対比が効果的で乃木が罪悪感から解放されたがっている姿がわかりやすい。
乃木の初恋は北見だと思うんです。
明るい北見と一緒にいると楽しくて嬉しい。
でも日だまりのようなあたたかい存在の傍にいても『過去の戯れ』を引きずる乃木のどうしようもない不器用さに私はイラだちすら感じてしまい最後の選択をした乃木には思わずため息をついてしまいました。
北見に「逃げてきただけ」と言われ恋心を否定された乃木は可哀想だけれど彼のどっちつかずな中途半端な感傷(或いは干渉)が周囲を振り回し傷つけているのだから、仕方がないですよね。
あのカップリングに着地したのは作者さんが奏を救いあげたい一心で紡いだ結果のような気がします。
けれども一緒に暮らす彼らに苦い味わいを感じずにはいられなかった。
幸せそうな姿を見てもなお、諦めたら楽になったんじゃないの?…と。
そのモヤモヤはもうひとり、とばっちりを喰らった北見が原因。
彼は本当にいい子で乃木の隣にいる風景は可愛いらしく、それを自ら手放した後ろ姿に涙が出そうになりました。
カバー下で救済された彼こそ幸多かれ!と祈ります。
このカバー下がなかったら評価は中立でした(笑)
おそらく誰の心の奥にも潜んでいるであろう独占欲にフォーカスを絞りつつ真逆の明るい柔らかな色合いの金木犀をモチーフに描かれた、表紙から受ける印象より痛い話でした。
咲人さま
こんばんは~(`∇´ゞ
コメントありがとうございます。
やっぱり?
乃木の印象、悪くなっちゃいますよね(笑)
スマートな対応なんて子どもには無理だとわかっていても!
表紙で肩にもたれかかる奏はとても儚げに見えますが、実は乃木より男らしかったですよね。
乃木を自分につなぎ止められない、と悟った時にわざと突き放されようとすることができる強い子でした。
好きな人には笑っていてほしい…って実に原始的な想いですもん。
結局のところ、彼らは高校生でうまく立ち回れるわけないのは当たり前の話なんですが(笑)
あまりにも奏が切なく乃木の幼さゆえの身勝手さに大人気なくイラついちゃいました~。
北見もあのまま知らんふりして乃木とつきあっても上手くいかないことがわかっていたから(奏の想いの強さを目の当たりにしていたし)振り返らずに歩けたんですよね~。
あ~ホント、北見くんにはあの彼と幸せになってほしい!
スピンオフがあったら絶対に読みたいっス!
奏の家の金木犀を全て摘み取るといういたずらをしてしまう、明成ですが、奏と明成は高校生になった今もずっと交流しています。
幼い明成は、自分が同じ服を着ていなかったというだけで奏に嫉妬し、わざと彼が一人になるように仕向けたりするのですが、些細な行き違いで、両家の親からつきあいをやめるように言われてしまいます。奏とは遊べなくても、カナデになれば遊べる。カナデとしてこっそり会うことがずっと続いていくのですが、カナデになりきっているところを奏の母親に気づかれてしまいます。
確かにカナデはいなくなりますが、ある意味、本当の奏が帰ってきます。
本当に向き合わなくてはいけないものを、二人の立場から見せてくれました。「好き」と「愛する」ということが区別がつかないような年齢から、大学生になるまでの間まで、割り切れないことを葛藤混じりに描いているところが好きです。そして、子どもは残酷だなと思ってしまいました。
怖いと感じました。
カナデこと奏にもですし、あっちゃんにも。また周りの大人やそれぞれの母親も。
唯一、北見だけがまともに見えました。やわらかいタッチで歪曲した世界を描いているからこんなにも怖いのかもしれません。
KUJIRA先生のBLを読むのははじめてですが、「よっつの季節」は拝読したことがあります。すごく好きな作品です。青々としていて、すこしもどかしくて、はがゆくて。
ただの一読者がこう評するのはおこがましいのですが、KUJIRA先生には確実にストーリーを紡ぐ力があると思うのです。だからこそ、今回この「金木犀にさようなら」も怖く感じたのかもしれません。
奏もあっちゃんも、ふたりともを好きになれませんでした。あっちゃんが金木犀を潰したのも【好きな子ほどいじめたい心理】とか、その辺りや魅力は分かるのですが、自分のなかではどうにも巧く昇華できませんでした。
あっちゃんが北見と付き合うとか付き合わないとか、そういう曖昧な態度をとったから…かもしれません。高校生なのですから、色々なことに迷って当たり前だということも分かっているのに…、奏を選ぶ理由を見つけられないからでしょうか。
もしかして自分のなかでは女装ネタ(おねぇキャラは大好きですが)がNGなのか…それとも女装する理由づけに納得できなかったからなのか…。
しゅみじゃない、ではなく中立評価なのは、描き下ろしのふたりが可愛らしくて好感が持てたこと、そしてカバー下の北見についてでホッとしたからです。
今作はハマりませんでしたが、機会があるならばまた、KUJIRA先生のBLを読みたいなと思います。
北見がものすごくいいやつなのに、噛ませ犬のままフェードアウトしてしまったのが残念でした。
いっそのこと、乃木と北見がくっついて、奏くんがひたすら不憫なまま終わったほうがしっくりたき気が。奏くんごめんなさい(笑)
奏が女装したり、学校で外されてるのに抵抗しなかったりするのは、全部乃木の気持ちを慮ってのことなんでしょうが、小学生男子にしては健気すぎる気がしました。中学でも友達つくらなかったんだろうか…。壊れてないって作中では言われてましたが、ちょっと普通の域からは出てしまっているような気がしました。
一方で、乃木。学校ではハブっといて、放課後は普通に遊んで、それなりに楽しかった、とは。独占欲にも程があるぞ!さらに本人はそのことに無自覚で、性格もひんまがってるわけではない。もうそこは、いっそのこともっと歪んだ性格になって、自覚的に奏のことを囲い混んでいたほうが、何かすっきりした気がします。おまけに、北見に目移りしたりして。
最後は、あっさりと両想いになってハッピーエンドをむかえてしまって物足りなかったです。 二人が幼少期から培ってきた暗くて粘着質な過去を生かしてもっとどうしようもないかんじにしてほしかった。
ただ、最後に女装していた奏のほうが攻めに転じたのには、むはっとなりました。(笑)