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名倉先生も全作制覇したい先生のお一人で、こちらは2012年作、初ショコラ作品とのこと。気分だだ下がりな出勤時の御供だったのですが、笑いを堪えるのが大変で最高、気分爆上がり、本当感謝感謝でした。本編250Pほど+あとがき。
総務部でこまこまキリキリ働く可愛い倉知。ニコニコお仕事をばりばりしてくれるのでついたあだ名が「総務部の小人さん」。同期の営業で寮が隣部屋である徳竹に「相談したいことがある」「同期の営業のホープ、藤原がフェロモンだだ洩れで困る、何とかしたい」と相談され・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
徳竹(チャラ系イケメン、攻め受けの同期)、巻き込まれる女子や同僚少々。
徳竹って実は人間出来てる気がする。攻めが変すぎるのか。
++攻め受けについて
攻めがかーなーり歪んでるというか変。あまりにイケメンのために変な女にストーキングされた過去があり、女性不信、童貞26年、女子なぞ要らん!恋愛感情というものが全く理解できていないという方。その方が、受けに一生懸命「人肌のぬくもりって良いよ?」と言われて、「じゃあ試させてくれ」って言う?ふつう?
変すぎて思考回路が斜め上行ってて、イケメン、営業成績抜群らしいけれど、「普通の親しみやすい人間」からはかけ離れていて爆笑でした。
攻めの印象が強いですが、受けは受けでハムスター系ちょこまか頑張って働く方で好感度大。感覚は一般人寄りだと思うのですが、「触ってくれ」と言われて触る辺りでもう駄目、爆笑。触るか?ふつう?
自分のあそこが少々ちっこいというコンプレックスで女性とのお付き合いも雀の涙ほどの受けさんが、真っ赤になりながら超イケメン変人攻めに猛烈に口説かれて、「ほだされていく&時々我に返ったように攻めにぶりぶり文句を言う」様がとても可笑しかったでした。
さっくり笑いたい時にはおススメです!イライラしている時は攻めにぷんすか怒ってしまう可能性あるので、読むタイミング重要では。
萌えるかどうかの前に娯楽として最高です。
私にとって読書は娯楽ですから。
攻めが最高におかしく面白いです。
何も考えることはない楽しんでください。って感じです。
作家さんのプロフィール欄で「受けを好きすぎてちょっとおかしな事になっている暴走気味な攻めを書かせたら右に出る者はいない。」というのを目にして、めっちゃ読んでみたい!!と思い、答姐でお伺いしたところ教えてくださったのがこちらの作品。
どんな暴走っぷりかなぁと読む前からワクワクが止まりませんでしたが、結論から言うと終始笑いが止まらなかったです。
とても面白かった。
最初から自覚して執着しているのかなと思っていたのですが、最初は無自覚なんですね。
何かと大紀(受け)に接したがる自分の心に気づいていないだけで、大紀以外の人間には超塩対応なところがこれまたおかしい。
途中で大紀を追いかけ回していることが、同僚を通じて社内にバレてしまいます。
そこで自分の置かれた危機的状況に気づき、自分を諌めるために少し距離を置くことになるのが意外だなぁと思ったんです。(大紀に嫌われないように…というのが理由だとしても)
そんなことすら御構い無しな宇宙人的暴走をしちゃうのかと思っていたのですが、そういえばこの人、仕事はできるし頭は悪くないんですよね。そこまではバカではない。
(読んでるうちに、あれこれな残念っぷりについつい忘れがちになるのだけど…)
柱の陰から(笑)大紀を見つめるうちに、自分の気持ちをやっと自覚するのですが、ここからが本当におかしくておかしくてページを捲る手が止まりませんでした。
暴走ぎみの攻めをあえて「距離を置かざる得ない」「柱の陰から見つめるしかない」という状況に陥らせた名倉先生、天才だなっと思いました。
あまりにその姿が愉快だったので、できればもうちょい柱の陰に立たせておきたかったなぁなんて思ったけど、いつまでも大人しく柱の陰で満足しているようなキャラではないんです、ヤツは。
もう愛に目覚めた男を止められるものはいない……。
こいつの頭の中は1000%大紀で出来てるなと思うくらい、身も心も大紀一色。
まさかの寮に押しかけて、こっぱずかしくなるような熱烈な愛の言葉を囁き、挙げ句の果てに寮の部屋だというのに抱いてしまうのだけど、一応、大紀の戸惑いに気づいて突っ走らない自制心もあるところが良かったです。
ただの自分勝手な暴走ではないんだなと。
大紀は私の予想よりも簡単にほだされてしまったので、もうちょい頑張ってほしかったぁと思いつつも、藤原にひたすらに求められることによって自分自身の根深いコンプレックスが解消されていく様子が良かったです。
同僚の徳竹もいい味だしてました。
そもそも悩殺フェロモン垂れ流して社内の女性達を虜にさせている藤原に対してライバル心を抱く徳竹が、あいつの恋の相談にでも…と見当外れな予想の元、大紀を送り込んだことがきっかけでしたっけ。
それがいつしか、仲介役というか二人のお父さん的存在みたいなところになっていて、ウケます。
寡黙で硬派というよりも無愛想で仏頂面だけど、優れた容貌のせいで女達がいくらでも群がってくる。(だけど女たちを疎ましく思ってる)
仕事は完璧にきっちりこなす営業部のエースで、家事スキルも高い。
そんな高スペックな男が、愛に目覚めて身も心も大紀一色に染まってしまう姿はおかしくもあり、どこか愛おしくもあります。
最後はすっかりバカップル。
それも良きかなと思える一冊でした。
それと受けと攻めの視点で交互に紡がれるストーリーなので、どちらの気持ちもわかりやすく、特に攻め視点になったときの面白さといったら無かったです。
終始とっても楽しく読むことができました。
教えてくださりどうもありがとうございました。
藤原が面白すぎる!
厚い本ですが一気に読めました。
大紀、大紀、大紀って、藤原よ。何度も何度も突っ込んだよ!それ恋だからって。
藤原が大紀に手でしてもらってからはもうページをめくるのがすごいスピードになりました。
藤原が強引で上手いこと誘導するし、童貞だからなって威張って?押し通すし。
藤原には大紀の何もかもが可愛くてキレイで愛しくてたまりません。
いい雰囲気だったのですが、ある行為を境にとうとう大紀も限界を感じ藤原を避けますがおいかけっこに。大紀は自分はきっと右手や女の子の代わりなのかもとか思っちゃいます。
徳竹の鋭い指摘と提案で二人は距離を置くことになってしまいましたが、藤原は大紀への恋しさがつのる一方です。
大紀もやっぱり会えなくて寂しくていつも考えてしまって藤原は特別だと実感します。そうだよ、大紀もときめいてたじゃない!藤原が好きなんだよ!
想いが通じて藤原がまたまた寮なのに手を出します。どんどんエスカレートしていき、でも最後まではしないって言ったのに、またもやほだされて最後までしちゃいます。しかも明け方まで。
徳竹がフォロー。藤原との掛け合いも笑えます。徳竹がどんどんいい人に思えてきます。
藤原によって大紀のコンプレックスや悲しい過去の記憶も塗り替えられましたね!
早く新しいお部屋で二人仲良く暮らして欲しいな。
藤原も大紀のおかげで愛に目覚めましたね。
イラストの徳竹と藤原の下睫毛がなぜか気になりました。
同級生の再会ものです。
大人になって、同じ会社で再会した主人公、大紀と藤原。
受けが、というより攻めが個性的、印象的でした。
二人に色々アドバイスをくれる脇キャラ、徳竹も厭味な感じがなく良かったと思います。
最初から温度差のある二人。
藤原は学生のころから大紀が好き。一方、大紀はちょっと知り合い、程度にしか思っていなかったのに、彼女のいない藤原の世話をやくことになってしまいおかしな方向に関係がすすんでいきます。
ごちゃごちゃしていなくて、シンプルで読みやすいお話でした。
仕事の内容もそこそこにあって、でもメインはきちんと恋愛ものです。
藤原が「大紀が大好き」という感じは、見た目の無愛想さとのギャップが激しく面白く読めました。
しかし、如何せん、女の子が好きで、藤原のことも藤原ほどに大好きと思っていない大紀が彼に恋愛感情を持つに至ったのはやや強引かも。
互いのベクトルの強さが同じでない状態で始まったため、大紀のほうの気持ちの移り変わりをもっとゆったり書いてくれたら良かったかなあと思います。
個人的には受け意外に興味ない、他の人間に対しては愛想が悪い、みたいな攻めは得意ではないため今回は星3です。
個人的に名倉和希さんはラブコメの名手だと思っているのですが、本作は輪を掛けてコメディー要素が強く、むしろシュール?と思わせる小説でした。「総務部の小人さん」のくだりをはじめ、笑ってしまったシーンがいくつもありました。イラストがまた、なんとも特徴的で…本作には合っていたと思います。
なんだかいつまでも何かが噛み合わない予感のする二人ですが、それもまた面白いかも…と思いました。
中学時代の同級生、藤原時憲(攻め)・倉知大紀(受け)の二人があまあまバカっプルになるまでの道程これがお話の大部分を占めておりました(笑)
特に攻めの藤原はホントに大紀しか眼中にないので、他者との対応の差が笑える!
マジで失礼なヤツなんですが、超イケメンでハイスペックなので許してやろうか。
この人がワタワタする様が可笑しくて、堪えきれずに吹き出した場面もありました。
内容的には特別な事は何もないですが、『総務課の小人さん』も愛らしいし、アマアマが読みたくて検索かけてヒットした作品だったので私には丁度時期が良かったみたいです。
ここまで攻めが受け一筋だと気持ち良い!
攻めが受けに依存してるお話、というのはとても好きです(´・ω・` )!
今回はまさにそんな感じ。
仕事もできるしいい男だけど、コミュ障で主人公以外に全く興味のないオトコというのが今回の攻め。
しかも彼、自分が主人公である大紀に恋してることも無自覚というなかなかの手強さ…。
大紀も彼女がいたこともあるし、別にゲイでもバイでもなく攻めの藤原のことは友達としか見ていません…
このふたり、ほんとに恋なんて始まるのー⁉
…と、思いきや。
ひょんなことから性的なふれあいを日常的にするわ、藤原は無意識に何もかも大紀中心で行動して傍目にはイチャイチャにしか見えないわで、もう付き合っちゃえば…?という展開に。笑
藤原が恋と意識せずに大紀のことを心の中で愛で過ぎててそれがめっちゃ笑えます。笑
あまりの藤原の暴走にひき気味の大紀にも納得。笑
そんなこんなで終始藤原がひとりで突っ走って暴走してる感じなので暗い雰囲気なんかは一切なく、ライトな感じで安心して読めます(・ω・)b
いやこれほんと藤原が群を抜いてイケメンでハイスペックだからこそ受け入れられるけど、普通は気味悪がられて終わるでしょう…という感じ。笑
ただし最終的には周りもひく程のバカップルになるので要注意…!
私は周りも見えずにイチャイチャするゲイカップルは正直苦手なので最後はちょっと残念でしたw
なので続編とかはいいかな…
周りからは“モテてしょうがないんだろう”と思われる男が
何故チェリーくんなのか!?という疑問も
…なるほど、そりゃー怖い思いをしたのだな!と納得しましたし、
女性とお付き合いした事もなければ女心もわからず
引き合わせられた児嶋さんをまるっきり気遣いもしないで
「大紀、大紀」だもんな!w
それでもやっぱり正常な男子たるもの、
性の興味はやはりあるわけで、その矛先が大紀に!!
大紀も人の好さが裏目に出て流され過ぎだぞーw
イケメンから迫られたら抗えないかもだけど
お互いノンケだったというのにねぇ…。
藤原が一度知ってしまった快感は忘れられず
もっとその先も知りたくなるのは当然ですもんね。
好きと自覚する前に、大紀を可愛いと思いつつも
気持ち良さだけに意識が向いて
大紀に「俺は女の子の代わりか」と思わせてしまったのも無理ないな…。
落ち込む二人にきゅーんとしました。
勝手に藤原をライバル視していた徳竹が
よき理解者&よきアドバイザーで、めっさ世話焼きw
いいヤツだ!
徳竹がいなかったら二人は結ばれてませんよ!
そんな徳竹の前で言った「大紀が好きだ」には
「遅いよ!」と思わずツッコミましたが、
気が付いて良かったわねw
距離をおこうとして、連絡したいのに
会いたいのにひたすら我慢した藤原にズキズキし、
今までガンガン押しまくりだったくせに
音沙汰がなくなって寂しい大紀にもきゅん。
面白かったのが、藤原が大紀の事を臆面も無く褒めるところ!!
小さ目のアレとか、乳首の事やらw
いたって本人は真面目なんですが、
大紀にしてみれば恥ずかしくてしょうがないだろうな!
こっちも恥ずかしくなるw
あんまり深く考えず、さくさくするする読めて楽しかったです。
しかし、私には伊東七つ生さんのイラストが
ちょっと合わなくてですね…;;
(ファンの方々には申し訳ございません!)
藤原の下まつげが…どうしても……。ごめんなさい。
凄くサラッと読めてしまいました。
だからといって、印象に残らないとか、アッサリとしすぎという訳でもなく
最後まで楽しく読ませていただきました。
イケメンなのに童貞の藤原。
過去に女性からストーカー行為を受けたこともあり
女性というか、人間にあまり興味がなくなった(ついでに言えば潔癖症)
そんな藤原が1人だけ気にとめてる人物が大紀。
一応中学の同級生。
だけど藤原にとって大紀は特別で…
大紀の方は同僚に頼まれ、藤原に女性を紹介したり、
いろいろと彼女を作るようにとけしかけてたのですが
ひょんな事から、藤原の1人エッチを手伝うように…
その延長で挿入の1歩手前(素股)までするような仲に。
なのに自分の気持ちがハッキリしない(藤原の方はハッキリしてるのか?)
だからといって(同僚に指摘され)藤原に距離をとられると寂しい…
(もう相手のことが好きなのが丸わかりなのにね)
やっぱり自分は藤原のことが好きなんだ!!の結論にいたってみたものの
それは恋愛経験が少ないから気の迷いだと
同僚から大紀がキャバクラに誘われた事がきっかけとなり
藤原の方から告白です。
凄くストレートなんだけど、藤原が言うとなんだか可愛いvv
そして始めてのエッチに突入です。藤原止まりません(笑)
付き合うようになってからの藤原はかなり独占欲が強いです!!
大紀が気にかけてるような別れ(不安)はないと思われます。
末永くお幸せにvv