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モテるのに振られる。俺の何処がいけないんだ?―――失恋ばかりの好青年、恋の行方は…?
konosekai no dokoka niiru unmei no kimi e
大学生同士の恋のお話で、受け様はかなりモテるのですが、いつも相手にフラれては
高校時代から親友の攻め様に愚痴を言いに行く。
相手に好きだと言われいつも数か月でフラれる受け様は、フラれたばかりの相手から
「あんたの愛は偽物なんだ」と言われ、その意味が解らなくて落ち込む。
それでも大学では受け様が別れた事が知れ渡ると次に控えるがごとく好きだと言う
人が途切れないモテぶりなんです。
だからと言って軽薄なタイプではなくて、付き合っている相手を本当に好きなのに
何故かいつもフラれ、でも惚れっぽい性格だから直ぐに相手が見つかると言う
繰り返しなんです。
唯一長く付き合っているのが、親友の攻め様なのですが、ある日攻め様に告白され、
かなり戸惑う受け様、でもその時には、別れたばかりの元カレや、元カレに
フラれて落ち込んでいるところを慰められた先輩が気になっていたりと受け様自身
かなりどうしていいか分からない状態なんです。
この受け様はいつも相手の事を考えて誰にでも優しくするタイプなんですが、
それが付き合っている相手を不安にさせているなんて思ってもいないのです。
攻め様に告白された時も、思わず攻め様に気持ちが向きかけた時に攻め様から
同情で付き合わなくてもいいからと、友人のままで良いからと言われるが、
その後に攻め様が共通の女友達と二人だけで出かける姿を見たことで、受け様は
攻め様への気持ちに気が付くが、再び攻め様に無理をしなくてもと、誤解され
自分の攻め様への思いも本物ではないと言われたようにショックを受け部屋を飛び出す。
結局は、誰といても長続きしない受け様が唯一高校時代から変わらない関係だった
攻め様と些細な誤解をしながらも、親友で恋人ポジションになるお話です。
書下ろしは二人が大学を卒業して社会人になってからのお話です。
人当たりのいい受け様が就職先の社長に気に入られ、攻め様に誤解されちゃう内容。
そして、攻め様の寡黙な嫉妬に萌えるお話でした。
今回の親友から恋人になる話、とても自分好みでした。
洸さん作品って、あたりはずれするんですけど今回はあたり!
評価は萌えだけど、萌え萌えに非常に近い萌えなのです。
男女問わず、恋多き主人公。
いつも、この人が運命の人かもと思いながらも、なぜか振られてしまう。
今回は、「あなたの愛は本物ではない」と
そんな主人公が振られては、愚痴を吐きに行く心のおけない高校時代からの親友がいる。
親友から「ずっと好きだ」と言われたことから、
彼の気持ちを真摯に考える、イロイロな出来事を経て、恋人になるというおはなし。
なんのことはない、ごくごく普通の男子の日常がそこにあるだけなのに
何故か、惹きつけられる。
良い意味で、主人公が自分について考えるのがいいのかな?
彼はいつもそれなりに真剣なのだが、優しくて、でも皆に誰にでも優しいのが、多分振られる原因なんだと思う。
愛って独占欲なんだろうか?
主人公が恋多きことから、それをからかいのように賭けの対象にする学友たちがいる。
彼に声をかけてくる中には、そんな輩もいたのだが、でも主人公の優しさにほだされてしまう部分は大きかったようだ。
彼が悩んでいるときに、親友と気まずくなったとき相談相手になってくれた先輩にも実は裏切られていたことを知ったとき、
改めて彼は親友を意識し、
いつも一緒につるむ女子が一人いるのだが、彼女に抱いた感情が嫉妬だと覚え、
やっと、やっと、いつも側にいた彼への気持ちは親友だけではなかったのだと気がつく姿が、しっくりと自分の中に入ってきたような気がします。
主人公と、その親友に共感を呼んだのかもです。
更に、その後日として彼等が社会人になった姿が【リアル】にて描写されます。
これも、内容的にはよくある、社会人になったためのスレ違いの話です。
本当によくある、なんだけど、これもまたストンと落ちてくるのです。
そうそうに内定を決めて入りたかった企業に入ったはずの相手が、実はそのちょっととっつきにくい、人づきあいの悪い部分で会社で苦労しているという姿、
主人公は、滑り込みで入った会社で向いていたのか人あたりの良さで皆にかわいがられ、社長に気に入られ、うまくやっている。
この対照的な姿。
それが嫉妬を呼んで、スレ違いを呼んで、
社会人で、同じ企業でないから起きるべくして起きたと思われるスレ違い。
これが等身大なのです。
そう、彼等の姿が等身大で無理して背伸びして、ドラマティックで大げさな展開を見せないから共感を呼ぶのかもしれません。
一見地味な作品かもしれませんが、二人の恋愛はとても好ましいのです。
悪くもなかったけど、特別良いというわけでもありませんでした。
近くにあった「運命の君」に気づくという作品なので、
ちょっと地味な作品にだからなのかもしれません。
なので、何からスパイスがあったら、もっと楽しめたのにな~
と勿体なくも感じます。
短編で、社会人になった2人のお話が出てきます。
受に手を出そうとしてくる、社長さんが登場しますが、
オヤクソクすぎる、本当にていのいいあて馬だったので、
そこも残念でした。
透(受)の視点で進む、中編2作品です。
「フェイク」は大学時代・恋人になるまで、「リアル」は社会人・恋人になってから、です。
あなたの恋は偽物、とフラれた主人公が、本当の恋って?運命の人はどこ?と思う話です。
この主人公、運命の君を「探す」というほど気合が入っているわけでもないんですよね。レイプされそうになったり殴られると、怖いし痛がるのですが、どこか飄々としていて可笑し味があります。
タイトルや表紙イラストからすると、男前な吾郎(攻)が運命の人なんでしょ!と思うのですが、この吾郎さん続編だとヘタレです。恋人と他の男とのキスシーン見て、回れ右して帰るとかビックリです。
予想を外されるという点では、面白い作品です。ただ、攻めも受けも諦めが良いというか、割り切りが早いというか。もうちょっと執着を持って頑張ってみましょうよ、と背中を押したくなりました。
お気に入りのイラストは、口絵のカラーイラストの寝ている吾郎にタオルケットをかける透。本文では吾郎は布団をかけて寝てますし、透は背中を押して布団をあけさせるんですが、こちらのイラストの方が良いなと思いました!
タイトル買いをした作品です
コミックと違い、作者の方で
この人の作品全部読みたいと思うほど
小説は読んでいないため
何か読みたいと思った時に
表紙・タイトル・あらすじなど
いろんな勝手な自分の買う基準を決めて
読んでいます
この作品のタイトルの運命という言葉に
強くひかれました
運命というくらいだから
ぐるぐるなんだろうなと勝手に想像したのですが
内容は運命と呼ぶには
要素が少なかったとかんんじました
親友である男が実は一番自分を
大切に思っていてくれ自分もまた
心地よくおもっていたというパターンですが
よくある、モテモテ設定の綺麗な彼が
全面的に軽い印象をうけました
甘えすぎだし
気がつかなすぎる
焦れる定番ではありますが
不快なじれかたでした