snowblack
please,Mr.lostman
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「これ」っていうのは、古事記に出てくる神様達の破天荒ぶり。
『meet,again』番外編。その後の二人です。
この話を、作者の言う通り「普通にいちゃついている」と言ってよいものかどうかは、
かなり迷うのだが(笑) まぁ栫だからなー、十分これで普通かなぁ~
いや〜、一穂さん上手いな〜
うーん、相変わらず変な奴だし悪趣味な奴なんだけれど、なんていうのか
「人が不快に思う要素を残らず排除したような抜かりのない貌」をして
スラリとそこに居る。面白過ぎるよ!
最初に『meet,again』を読んだ時より、どんどん栫が可愛く思えて好きになる…
大雨洪水警報が発令されるような荒天のお盆の夜中の、怪談みたいな物語。
店舗兼の住宅に一人で暮らす嵐のもとに、突然やってくる栫。
「幽霊でもゾンビでもいいから、どこにもいくな」という嵐のセリフ…
熱烈だなぁ。
でも、栫だって会いたかったから来たんだよね?
本当に先に行っちゃうのは、嵐なのかもしれないからね?
きっとこんな風に二人はやっていくんだろうな。
傍からみると結構変だけれど、本人達は幸せそうだ。
相変わらず一穂さんは、面白い事をよくご存知で、それを上手に使う。
「幽霊子育て飴」、うわ、本当にあるんだ~?!
京都に行ったら探して買いに行ってしまいそうな自分がちょっと怖いですw
http://tabitano.main.jp/7yurei.html
あまり得意ではないカプなのですが、
後日談好きとしては読まずに居られず、購入させていただきました。
それにしても、展開に「ぶるっ」とさせられました。
「きっと嘘に違いない。裏があるな!」と分かっていても、
なんか雰囲気が日本のホラー的で恐いよ~と
おびえそうになりました。
大雨のある日嵐の家に、栫がやってくるというお話。
京都土産ということで、幽霊子育飴を買ってきます。
こんな大雨なのに、濡れてもいない栫の姿。
大雨による事故の報道。そして、栫の言動。
まさに、自分が死んで幽霊として嵐のもとに来たかのようで。。。
短編なのに、
見事に要素が入っていて、活かされている感がすごいです。