春になれば草の雨

haru ni nareba kusa no ame

春になれば草の雨
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×21
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
1
得点
4
評価数
1
平均
4 / 5
神率
0%
著者
吉川うたた 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
ぶんか社
レーベル
発売日
価格
¥600(税抜)  
ISBN
9784897991542

あらすじ

匡のアルバイトは『草の雨』という名前のペンション。気がつくとお客は全員男というあやしげなところ。匡の友達の邦比古まで現れて、これでは一波乱起きない方がおかしい――。

表題作春になれば草の雨

日下部冬太:大学生→ペンションオーナー
滝雨音:大学生兼時時代小説家→ペンションオーナー

その他の収録作品

  • 表題作以下シリーズ連作:「人生は野菜スープ」「夏になれば雲の峰」「空の名前」
  • 日々是好日(※非BL作品)

レビュー投稿数1

穏やかな味わい

レビューの前に補足情報として。
この表題作シリーズの真の主人公はあらすじに登場している
天童匡(てんどう・ただす)君ではありません。
匡君は主人公と言う役名を振られた狂言回しである、と捉えて
ください。

電子書籍として登場しておりますが本作は実は古い作品です。
1994年1月の刊行作品ですね。評者は刊行当時の紙の親本を
手にした一人です。
往時の作風の流行から考えても寝台上の描写はかなり控え目
ですね。それがまた作品の色を穏やかなものにしています。
後々発表される諸作品内での男子同士の在り様の原点が
この時点で恐らく決定したのでしょう。
穏やかで控えめな描写の中にふと垣間見える絆の深さを
感じる事が出来ようかと。

巻末に収録されているのはBLではなく男女ものですが、
この作品もまたこの作者さんの作風の原風景なのでは
ないかと拝します。

1

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