クール×純情、失恋からはじまるホントの恋。「帰り道で恋に惑う」スピンオフ。あの子供が大人になるとき――。

ハツコイの彼方

hatsukoi no kanata

ハツコイの彼方
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神2
  • 萌×27
  • 萌7
  • 中立2
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
7
得点
61
評価数
19
平均
3.4 / 5
神率
10.5%
著者
水渡ひとみ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
シリーズ
帰り道で恋に惑う
発売日
価格
¥600(税抜)  
ISBN
9784796403634

あらすじ

初恋は、叶わなかった。
好きだった人は父の恋人だったから――。
かつての恋をなかなかふっきれず、似たような年上とばかり付き合ってきた遊大。
しかしあるとき、大学の友人・真里がふいに見せた表情が気になった。
「どうせ叶わないから」
いつも能天気な真里の、恋を諦めたような表情を見たとき、ドキリとした。
俺の知らなかった真里の一面に、胸がざわつく。
――俺、コイツのこと好きかもしれない。

収録作:初恋にサヨナラ/ハツコイの彼方/その先の彼方/獣に痕/描き下ろし

(出版社より)

表題作ハツコイの彼方

遊大
真里

同時収録作品獣に痕

幼馴染の同級生 虎治
ヤンキー高校生 鮫島

その他の収録作品

  • 初恋にサヨナラ
  • その先の彼方
  • ある日の先に

レビュー投稿数7

一つの恋が終わって、一つの恋が実るまで。

前作未読ですが表題作の二人、可愛かったです。
全体的にしっとりした雰囲気で、モノローグから感じられるほんのりとした重さと儚さがとても綺麗で好きでした。

遊大(黒髪)視点で話が進められていくんですが、それ故に彼の恋愛観というか、恋愛に対する一途さ、重さにじわじわと読んでるうちに浸食されるようで。
だからこそ想いが届いたあとの二人にすごくしあわせな気持ちになりました。

欲を言えばもっと濃さがほしかったかもしれない…そしてどっちがどっちだ!(笑)
でも二人ならきっとこれからどんな風にでも幸せにやっていけるんだろうな。

1

良かった

帰り道で恋に惑うのスピンオフです

前後して読んでもそんなに
違和感がないとは思います

スピンオフってあると嬉しいです

お父さんの恋人を好きって
なかなか珍しい気がしました

しかも、お父さんと恋人と自分と一緒に住む
ハツコイにこれはかなりのパンチききすぎです

辛いとかいってるばあいじゃないのでは??
そんな遊人くんとつきある相手は背の大きな遊人くんより大きな真里くん

最初から好きなわけではなく
いつもぎゃいぎゃい騒いでいる
真里くんが好きな人がいる
しかも、叶わぬ恋をしている

それを話す真里くんの表情に自分の初恋を重ねてしまう
というような流れです

ぐねぐねしているようですが
さっぱり読めます

真里くんの額の狭さ?
イラストの違和感はちょいちょい感じますが
辛い初恋をしていた遊大くんにとって、真里くんの大きな愛情はとても大切だなと感じました

辛いことから逃げないでがんばってきた真里くん
デレデレに甘やかしてもらってほしい!!

1

等身大の恋

「帰り道で恋に惑う」のスピンオフ(というか長〜い時を経ての続編?)と、虎治xナルの「獣」シリーズの短編が収録されています。

「初恋にサヨナラ」「ハツコイの彼方」「その先の彼方」
「帰り道で〜」のあの園児・遊大が大学生になりました!
初恋の白木先生は父親の恋人で同居している。遊大は少しこじらせていて、白木に雰囲気が似ている年上の女性と短い交際を繰り返していた。
ある日、高校の同級生という真里・まさと(遊大は全然覚えてない)が話しかけてきて、段々つるむようになっていくが、という冒頭。
私の感じた印象は、白木への長い初恋をやっと諦めて真里へ、という話ではなくて、半分閉じていたような遊大の世界に真里が入ってきた、その真里は自分と違い誰かを一途に想っているようだ、それが気になって、その誰かが自分ならいいのに…と変容していく。
遊大の心の変遷は納得できるとして、真里の友人から知らされる高校時代の話や真里が女の子が苦手という事、この辺はちょっとご都合出たかな?
その後お互いの気持ちをぶつけ合うのですが、ケンカっぽくなるのが面白かった。男の子同士の感じが良く出ていると思います。

「獣に痕」
相変わらず意地悪な虎治と、いつもアワアワのナルのお話。
ナルが虎治に逆らえないのは昔怪我させたからで好きだからじゃない…と怒った虎治はナルを徹底無視!虎治の方も実は引っかかってるんですよね、ナルに本当に自分を好きになってほしいって。なのにあの意地悪はなんなんだ?

「ある日の先に」
ついに遊大と真里は結ばれそう。クールな遊大が余裕でリードしていて、遊大が初恋だという真里はいちいち反応してしまう。多分遊大が攻めっぽいけど、『お前とならどっちでもいい』との発言あり。リバップルになるといいな〜〜‼︎

1

こんなに大きくなりましたw

『帰り道で恋に惑う』のスピンオフ。
あちらはシングルファーザー×保育士の組み合わせのお話でしたが、そのシングルファーザーの子供、当時保育園児でかわいかったのにね~こんなに大きくなって、大学生として登場です♪
そして、珍しくエッチがありません!
相手は同級生なのですが、一体受け攻めどっち?
どっちもいけそうなので、好きに想像することにしましょう~☆もちろん、自分はリバ希望www
しかしながら、主人公の性格もあいまって、とってもとっても切ない展開に描かれています。
萌え?と聞かれると実はとっても複雑。
キャラ萌えはないんですが、この攻め受け無しの展開だったり、歯がゆいほどのぐるぐるとゆっくり展開は、イライラするというより、ラストとその後に向けて何かイイ話だったなーになってまして、それでこの評価です。
そして水渡さん、カラーの絵も含めてちょっと絵柄が変わった感じがします。

表題の前フリが【初恋にサヨナラ】これが出会い編
表題が、本筋になって、【その先の彼方】が後日談、描き下ろしの【ある日の先に】が、さらに後日のラブラブ談 と、なっております。

大学に入学した遊大に気さくに話しかけてきたのは、高校が同じで自分を知っているよ、という真里。
真里はおしゃべりでうっとうしいけど、踏み込んで欲しくないところには踏み込まないその気遣いに側にいても心地よさを感じ始める。
実は遊大は、父親の恋人(保育士で現在同居)の白木が子供の頃からずっと好きだったのです。
しかし、父親の恋人だから今の今までかなわない恋をして、あきらめている。
真里と恋話になったときに、彼もまた好きな人がいて、それはかなわない恋だということを聞かされて、居心地のよい存在が、はっきりと恋愛対象として意識するようになるのですが。

本当は両思いなのに、互いがかなわない恋とあきらめているから徹底的にすれ違う。
近寄ろうとしても片方が逃げ、逃げるから怖くて積極的に出ることのない片方。
同じ気持ちを抱えている二人が、遊大のモノローグ中心で展開されるので、切なさが倍増します。
事が動くのは、真里の友人の言葉。
それで、自分は知らなかった真里の気持ちを知るのです。
今までかなわないからと諦めていた遊大が意を決して、告白するシーン。
本当は好きなのに、白木に対する秘めていたはずの遊大の気持ちを見抜いて遠慮しようとする真里に、頑張って告白するのに、やっと過去を卒業できたねー
と、何故か母親な気持ちが湧き上がりますw
真里も純情で顔を真っ赤にしたりとか、とってもイイ子で好感が持てます。

【獣に痕】はコミックス『獣に涙』の後日談。
相変わらずツンツンして素直じゃない鮫島(ナルちゃん)と、何かあるとすぐ過去の怪我の件を持ち出して鮫島をいじめる鬼畜(?)な年下幼馴染の姿が、
やはりあいも変わらず展開されていましたw
でも、基本ラブ甘ですから♪
この二人は、ひょっとしてずーっとずーっとこの調子なのかもね(笑)

5

190cmかぁ

もとバスケ部なら、そのくらいあってもいいかぁ。

初恋の人だった、きれいな幼稚園の先生が、自分の父のパートナーになって一緒に暮らしている。
先生のことは子どもの頃のままずっとずっと好きで、
そんな思いにつぶされそうになって、先生に似た雰囲気の年上の人と付き合ってはみたけれど、やっぱり空しさが残って、、、。

このお話、お父さんと先生が愛し合って一緒に暮らすようになる話の、その時の子供が育って、どうなったかっていうお話だけど、
長かったハツコイも、次の恋を意識した時に、ようやくけりがつけられて、新しい恋の相手と、これからは二人、生きていこうね、っていうお話だけど、
お話の構成とか展開としては、ちゃんと筋道だってよくまとまっているようで、
でも、それが逆に、お話の構成のための設定の無理矢理感というか、なんだか居心地が悪いのは、遊大の先生に対するハツコイの引きずり具合が微妙に腑に落ちてこないからかな。

ところで、この二人、結局どっちが攻めになるんでしょう?
真里190cm、遊大182cm
挿入無しのままでいくのか、リバるのか、
どっちでもいいけど、真里の方が受けっぽいよね。

1

長い初恋の先

「帰り道で恋に惑う」という作品のスピンオフですが、これ単体でも読めるかと思います。
「帰り道~」は保育士さんと保護者のお話で、その間にいた園児の遊大が今は大学生になっているお話です。

あの頑固な幼児だった遊大がクールな大人に…。
印象が違いすぎたので、最初はスピンオフと気付きませんでした。
遊大は父親の恋人である白木がずっと本気で好きだったんですね。
でもいまだに新婚のように仲つむまじい二人をみて次の恋にやっと踏み出します。
しかーし、次の恋に落ちるのがちょっと早すぎるような^^;

お相手は同じ大学の真里。彼も叶わない恋をしているらしく、その姿に自分を重ねるうちに彼に惹かれて行きます。
でも、幼児から大学生までずっと恋してた人がいて、なのに数日でそんなにあっさり塗り変えられるのはなんだか早いかも、て思いました。

それと、「真里には好きな人がいる」「それも叶わない恋らしい」というのから、「こいつは俺が好きだ」というロジックに至るまでがちょっとちぐはぐしている気がしました。
結局最初からお互い好きだったということでしょうか。
何だか恋が芽生えていく楽しさというものが味わえなくて、ちょっと物足りなかったです。

でも最後は以外に親バカな様子が見れて楽しかったです。
娘でもないのに恋人を連れてきたくらいであんなに動揺する佐久間さん。
このあたりの葛藤は前回の「帰り道~」を読んでからのほうが楽しめるかもしれません。

後半は別の「恋と獣」の番外が入っています。
喧嘩して仲直り…と言う短いものですが、お互いの意外な一面が見られるので、そちらの作品が好きな方にはおすすめです。

0

動機が薄い…

表紙の二人のビジュアルが気に入って購入。
後からスピンオフの元である『帰り道で恋に惑う』も『獣に涙』も読んだことあることに気づき、自分はこの作家さんの絵に弱いのだな…と気付かされた作品。

結論からいうと、思った以上にはせつなくなかったです。。。
シリアスにさせようという意図がみえみえな演出で「あれ~…?」って感じでした。

■ハツコイの彼方
既刊の『帰り道で恋に惑う』のスピンオフ。当時は子どもだった子が成長して、父親の恋人(男)への初恋を断ち切って、次の恋に出会う話。
その相手となるのが、同じ大学の同級生で、実は高校時代に一度会話をしたことがある男。
その男は一度きりの会話を覚えていて、それがきっかけで主人公を好きになったらしい。

父親の男の恋人への恋心というヘビーな感情を断ち切って、再スタートできるような相手って結構すごいと思うけど、話を読む限り、この同級生にそこまで魅力があるのか疑問でした。

また、同級生の方も、高校時代に怪我のせいでレギュラーおろされたりとかしたときに、声をかけてくれたのが主人公で、それがきっかけで好きになったようなのですが、どうなの?その動機…みたいな…

攻めも受けも互いに叶わない恋(だと当人が思っている)をしているという共通点があって、それがせつなさを仰ぐエッセンスだと思うのですが、互いに惹かれ合う動機がちょっと薄いという…
読んでて共感できなかったので、設定から想像するほどせつなさを感じられなかったのが残念でした。

このカップル、ビジュアル的にどっちが攻めなんだろう…?
という読む前のワクワク感があったのも購入時の魅力だったのですが、エロが無いのでそこも結局どっちかわかりませんでした。それも残念だったかな…
マイナーですが「攻×攻」が大好物なもので…体格とか顔立ちとか、両方が攻めにもなりうるようなキャラのカップルに異様に反応しちゃうんですが、今回は中身を知るとどっちも受けっぽいし…作家さん自身もそのようなことをあとがきで書かれていたので、思わず肩を落としてしまったり。。
エロがない話も好きだけど、このふたりの場合は濡れ場シーンもほしかったし、攻受がわかったほうが読者のすっきり感が違うというか…そこまで描ききらなかった理由が逆に知りたいというか。
もしや、続編があるんですかね…? どうだろ?

■獣に痕
『獣に涙』のスピンオフ。
無表情で根暗なかんじの幼なじみ×ツンデレで赤面症っぽいヤンキー。
こういうパターンは受けのヤンキーがほだされてアンアンいわされるのが常套ですが、これもそんな感じでした。
ヤンキーキャラは手に負えないくらい悪ガキで骨のあるキャラが好きなので、この作品の受けはお約束すぎていまいち。意地っ張りなのはいいとして、赤面率の高さにテンション下がりました。
ずっと赤面ばっかしてる意地っ張りキャラは苦手です。もっとしゃきっとしろ、と思ってしまう。

個々の設定は嫌いじゃなかったはずなのですが、個人的にキャラとの相性がよろしくなかった1冊だったので辛口に…。スミマセン。。。(´_`。)

《個人的 好感度》
★★・・・ :ストーリー
★・・・・ :エロス
★★・・・ :キャラ
★★★・・ :設定/シチュ
★★・・・ :構成/演出

1

この作品が収納されている本棚

レビューランキング

漫画(コミック)

人気シリーズ

  • 買う