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イケメンなのにちょっと残念なワンコリーマン×Hでツンなシェフの、とびきりデリシャスラブ◇
ainante iranai
GUSHさんから二冊目のオオヒラヨウさん。
お題に沿ったテーマアンソロに掲載された短編なんだけど、続きものになっていて、大きく3シリーズの収録なので、短い短編でよく感じるモノ足りなさ感とかガッカリ感がなく、それぞれにすっごく楽しめちゃう♪
自分が、オオヒラヨウ作品が好きで贔屓目なので、ちょっと甘いかも?
でも全体とおして、ニヤリとさせるものが満載で詰まってますよv
『異文化~』は前作『凸凹な僕たち』のスピンオフでゲジ眉でチビで乳首がでっかい(笑)受け君の弟君が主人公ですから、お兄ちゃんも脇役で登場です。
表題、仕事帰り遅くなった会社員・榊山は遅くまで開いているイタリアンのトラットリオを見つけて、その味に惚れ込み常連になるのだがいつしかそこのシェフ・千尋を好きになる。
思いあまって告白すると以外にもOKをもらえて、、、ただしセフレで!?
とりあえず関係はもてたけど、どうしたら一歩踏み込めるのか悩んでいると、なんと千尋は高校時代の先輩だったことがわかる。
そこで知った千尋の本音。
実は高校時代、千尋は榊山を知っていた!しかも好みタイプど真ん中。
だけど、榊山がノンケだからと臆病になっていたという、ちょっとかわいいお話で、
その後日談である『幸せなんていらない』はラブ甘なはずな二人にすれ違いが!?
榊山はどちらかというと年したワンコ攻めな感じでまっすぐな人。
どちらかというと、ゲイである分千尋がちょっとひねくれている。
しかし、それが性格の可愛らしさにつながっているのだが、実は男前だったりもするw
なんと、初エッチの時「初めてで突っ込まれるのは辛いだろうから今回は大サービスだ」って自ら受けるという~♪
こういう受け大好きーーー!ってことはこの千尋は両方イケる人なんですよねw
いつかリバって欲しいv
そして、その後のスレ違いも、千尋がシェフで榊山に毎日おいしいものを食べさせるがゆえの(爆)
そうそう!いつも思ってたんだ~BLで男たちはよく食べるんだけど太らないよなwwってww
そして仲直りがローションヌルヌルプレイなのがまたおいしい!どこのソープかとおもいました(笑)
『異文化コムニカッツィオーネ』と『異文化ロマンサ』は冒頭にも書いた凸凹のスピンノフv
柔道部員の弟が、彼の試合のビデオを見て惚れて日本に留学してきたイタリア人にいろいろされて、ほだされて~なお話♪
ここで、弟はお兄ちゃんの恋人はあくまで女の子とおもいこんでますからwww
柔道の全国大会で3位の実力がある新なのだが、留学してきたイタリア人のステファノにあっさり負けてしまい、またステファノは何をやらせてもトレビアン♪
悔しくて何か弱点を探そうとしていたら、シャワー室で新の名前を呼んでマスタベしているところを見てしまい、チャンスと思いきやなんと襲われてしまい、カキっこするように!?
そんな新のオロオロした一見強そうで無骨な外見なのに、ステファノに翻弄されてほだされちゃう様が愉快です。
もちろん、新もゲジ眉で乳首がチャームポイントらしい(爆)
そして、このカプも初体験の時ステファノが「今度やるときは俺がやらせてあげるから今回は・・・」なる発言を!!(嬉)
リバじゃないけど、それを匂わすのが何げに心憎いというか、ガタイいい同士だけにしっくりきます♪
『可愛いアナタと』はデキるサラリーマンが実はかわいいモノ好き。
それがゆえに、それを知られて恥ずかしい~!から始まるラブというお話です。
大事な仕事の案件を抱えた日、かわいいクマの勝負パンツで出勤すると中交通事故に会う主人公。
運ばれた病院で衣服を切られる時、そのパンツが見られるのが恥ずかしくて激しく抵抗するが、とうとう見られてしまう。
ショックを受けた主人公は飛び降り自殺しようと・・・(驚愕!)
それを止めたのが外科の先生で、、、という出会いを経て、ラストくっつくお話。
このお話だけは1話完結なので、ラストエッチが早急すぎる感があります。
しかし、パンツを見られて自殺、などという極端さと、可愛いものずきに対するコンプレックスなど、かなり愉快な設定です。
全体をとおしてバランスはよく、満足できる一冊。
描き下ろしは、それぞれの話が終わったあとに4コママンガがつけられているのが、笑わせます♪
カバー下にも兄と弟の絶妙な会話がマンガになってますから、お忘れなく!!
「愛なんていらない」
シェフである柘植の料理が好きで、お店に通いつめるうちに柘植自身が好きになり告白してベッドをともにするところまではいけた榊山ですが、恋人になってというと断られ、セフレならOKだと言われてしまいます。
最初から男とは初めての榊山をリードしてくれた柘植はエロエロだけど、
しないなら帰ってというあくまでセフレとしてしか付き合ってくれない。それには理由があるにですが、そこを踏み越えて思いが通じあったあとのリードが逆転する感じがすごくよかったです。ツンデレ年上がいっきにかわいく守ってあげたく見えました。
オオヒラさんの絵柄ってさらっとしている感じですが、すごくえろいというか・・・。
ローションプレイがあるのですが、それもすごくえろく感じました。
「異文化コムニカッツィオーネ」
舌をかみそうなタイトルですが・・・イタリア人×日本人です。
柔道が題材でどっちも俺様、ガッチリした体格です。攻め×攻め特集で書かれたものらしいですが、まさしくそんな感じです。
どっちが抱かれるかで喧嘩するのを見るのは楽しいですね。
素直に愛を告げるのがイタリア人というステファノの言動についていけない新。
新が普通より照れ屋で意地っ張りで体裁をきにするたちなんだと思うのですが、このかみあわない感じもなかなかよかったです。
結局はリバーシブルというわけではなく、落ち着くところに落ち着きます。
ステファノの、母国語で「気が狂うほど愛しているよ」というのがすごくズキュンときました。
これは相手が外人だからきまる台詞作品かも。すごく素敵でした。
「可愛いアナタと」
この本で一番好きだと思えた作品。
ひげで見た目は冴えないお医者さんとイケメンリーマンの多分歳の差のカップルです。
見た目は完璧な穂積は仕事もできるけど可愛いもの好き。事故で手術をうけますがその時ファンシーな下着を穿いていたのを担当医の久我山に見られてショックで落ち込むのですが、久我山は穂積の入院中フォローして面倒をみてくれます。
見た目はしっかりの穂積の内面のヘタレぷりが面白く、それを可愛がる久我山とのカップルがすごく組合せとしてよかった。
これはもうちょっと読みたかったな~と思いました。
帯の「肥えてくれ」が気になって購入してしまいました。
ワンコな後輩とビッチ感ある先輩という組み合わせはたまりませんね。
表題作が、まさにそのカプですが、先輩が男前!
ツンデレながらも、尽くしてしまうの姿に
なんとも惹かれてしまうのです。
個人的にヒットだったのは、かわいいもの好きなイケメン。
人知れず、かわいいパンツをはいているのですが、
事故で医者にパンツを見られそうになってそれを拒否する
様子がなんともかわいい。
どのお話も、かわいくて、クスっとするもので楽しめました。
凸凹な僕たちを読んでいただいた後の方が楽しめる作品です。
読んでいなくても十分楽しめますが、是非凸凹な僕たちも読んでいただきたい。
表題の作品は凸凹関連ではありません。
よく通っているイタリアンレストランのオーナーシェフ千尋に恋をしたサラリーマン榊山。
思い切って告白し体の関係をもつことが出来たが、付き合うことは断られた。
セフレで良いじゃんと言われてしまう。
千尋と恋人になりたい榊山は思い悩む。
偶然みかけた雑誌に千尋が出ており出身校が自分とは同じだと知る。
実は千尋は榊山を知っており好みの外見だったため意識していた。
榊山は全くそんなことは知らず・・・・
といった思いのクロスがあります。
過去の逸話があった上での千尋目線のお話も読んでみたいなと思いました。
良かったなと素直に思え応援できた2人でした。
「愛なんていらない」というタイトルと内容は真逆。つまりツンデレということのようです。
誰がツンデレかというと、受けの柘植千尋がツンデレキャラっぽいです。
本当は攻めのことを好きなのに、本音が言えないというありがちと言えばありがちなキャラ。
そして攻めキャラが某「是」のキャラの1巻CPの某あの人に似ていなくもなくもない気がする…。
同じワンコ系だし(笑)いいキャラではありますが、これと言って萌える事がありませんでした。
それよりも「異文化コムニカッツィオーネ」「異文化ロマンサ」のほうが好きでした。
単純に柔道ものの漫画が好きだからという。
敵対する二人、というか受けのほうが一方的に攻めをライバル視している状態ですが、
こういう話はありがちなのに好きなんだな。面白く読めました。
よく考えたら異文化ものも好きな設定でした。
「愛なんていらない」が中立。
「異文化コムニカッツィオーネ」が萌。
「可愛いアナタと」が中立。で総合評価は中立になりました。