密室の密かな星

misshitsu no hisoka na hoshi

密室の密かな星
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神62
  • 萌×258
  • 萌33
  • 中立9
  • しゅみじゃない12

--

レビュー数
41
得点
650
評価数
174
平均
3.9 / 5
神率
35.6%
著者
雨隠ギド 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
発売日
価格
¥600(税抜)  
ISBN
9784403663635

あらすじ

鵜飼(うかい)の探偵事務所のとなりに新たに探偵事務所が開業した。
相手は高校時代の同級生の近道、通称ちかみち。
近道は鵜飼の抗議を軽く受け流すと、なし崩しに依頼を手伝い、さりげなく居座り始める。
高校のころ、鵜飼はすこしだけ近道に距離を置かれていて、それがすこしだけショックだった。
そんな近道がふたたび鵜飼の前に姿を見せたわけは……?

(出版社より)

表題作密室の密かな星

隣に探偵事務所を開いた元同級生、25歳
探偵、25歳

その他の収録作品

  • SIDE鵜飼
  • SIDE近道
  • あとがき

レビュー投稿数41

暗いかと思いきや•••

あまり期待してなかったのですが泣いてしまいました(笑)


読み始めはポップというか、ドタバタ系な感じで明るいお話かと思ったら、読み進めて行くうちにトラウマだったりが出てきて、意外と暗いお話でした。

でも、鵜飼の明るさやノーテンキな所とかが話をトーンアップしていてあまり重くならず、でも話はしっかりみせる!って感じです。

私はなんと言っても近道!!
彼が切なすぎた~!!!

読み進めていくうちに近道の行動ひとつひとつが切なくて切なくて
2回目読むと2人の心情が分かってまた違った見方が出来ますので2回以上ぜひ読んで見てください(笑)


最後の書き下ろしも幸せいっぱいな感じでとってもよかったー!

5

重い愛が好きな方へオススメ。

作者買いです!ギド先生の作品は萌え!という感じではなく、萌え……!!となるネットリ感がたまらないwww

探偵ものなんですが、受けの服装がザ★探偵っぽくそこが可愛いです。ツンデレ・泣き虫・トラウマとこちらの腐心をこれでもかという程刺激してきますw
対する攻め、素っ気ない感じですが読んでいくうちにヤンデレなんだか健気なんだかって複雑な感じなんですが、それもこれも全て受けへの愛ゆえになんですよねー。
依存カップルというかなんというか重い感じがとてもいいです。

エロシーンもガッツリというわけではないんですが、エロさが伝わってくるというか…これこれこうでこういうシーンだな!というこっちで思わず補完してしまう表現のうまさ!
1コマでも充分です!ありがとうございます!って言いたくなりますwww

何度も読み返したいBLです。

5

詩的なタイトルの意味もまた素敵

個人経営の探偵をやっている鵜飼の事務所の隣室に、新たに近道探偵事務所が開業した。
相手は高校の元同級生で、当時鵜飼がつけたあだ名はちかみち。
偶然隣室に開業したように見せかけて、実際はわざわざ近づいてきたということが、あとになってわかってくるんですが、そのあたりで、もしかしてサスペンス?と、読む方も身構えてしまいます。
だってイントロ部分ではコメディ路線なんだもの。
ところがどうしてどうして、けっこうシリアスで重たいお話なのでした。
探偵事務所といっても、町の何でも屋さん的なことしかしてない鵜飼。
探偵にはまったく向いていない性格なのに、なぜ探偵をやっているのかという理由と、ちかみちが鵜飼に近づいてきた理由の、原因となる事件は同じもの。
暗闇を異常に怖がる鵜飼が抱えている恐怖と、ちかみちの抱えている罪悪感は、同じ場所で二人の心に深く刻まれた傷だったということが、徐々に明かされていくのです。

飄々として不遜で厚かましい態度かと思えば、まるで親鳥が雛を守るかのように、鵜飼を抱きしめて眠ったり、意地悪な態度をとったかと思えばキスしてきたりと、なんだか掴めない男だなぁちかみち。と思いながら読んでいましたが、すべての種明かしがわかったとき、ちかみちのことが泣きそうなぐらい好きになってしまいました。
明るくて正義感が強く優しいけども、危なかっしくて脆い面を晒している鵜飼は痛々しい可愛さがあるし、とにかくキャラが生きてます。
バランスよくまとまった一冊で、時間を忘れて一気読み。そして読み終えたときタイトルの意味がわかり、またそこでじんわりしてしまったのでした。

5

言葉に出来ないほど良かった作品

 『ありがとう、また会いにきてくれて。』
 ”過去に縛られた””ふたり”の、極上の”再会”ロマンス。
この言葉に魅かれたのと、夏目イサクさんの交換ペーパーに入っていた試し読み?を読んだら気になって仕方なかったという理由で購入しました。

 鵜飼が喜怒哀楽はっきりしていて、読んでいて感情が伝わりやすかったです。
近藤も基本喜怒哀楽ははっきりしていませんが、表情や思考、発言に心がきゅっと、締め付けられるような気持ちになりました。(1度読んで内容を知っているので余計そうなるのかもしれません)

 鵜飼の明るく、少し子供っぽい性格のおかげか、内容があまり重く感じられなかったです。いや、内容は重いものなんですけど、重いまま自分の中に入ってこないんです。それが逆に自分にとっては良かったなと思います。あまり内容が”重いもの”としてこられると私は「うっ」っとなってしまうので…。本来の重みだけがあるような感じですかね。
それでも内容はしっかりとしていましたので、そこに凄いなあと思いました。

 
 この作品は2回通して読むといいんじゃないかな、と思います。内容が繋がると思うし、より深く自分の中に入ってきて、しっくりくるのではないかと…。
内容が繋がるというのは近藤の思考や行動、発言についてです。私は初めて読んだときしっくりこなかった部分があったので…。
途中らへんから繋がる部分、というか分かってくるとは思うんですが、改めて最初から読むと自分の中で内容が一つに繋がってまた面白かったり…。(分かりにくくてすいません…)

 最後にあるSIDE鵜飼とSIDE近道。どちらも素晴らしかったですが特にSIDE鵜飼にちょっと泣きそうになっちゃったり…。幸せなんだな、というのが凄い伝わってきました。

 私にとって、この作品はドストライクでした。ここまで何度も読もうと思ったり、頭から離れなかった作品はなかったです。
もっと詳しく、内容に触れていきたいのですが私は何度これを読んでも文字に、言葉にすることができませんでした。言葉に出来ないほど良かった作品だったのです。

5

ひとつの星と君さえいれば

「胸の密室に閉じ込めたおまえを
吐き出すことは二度とないだろう」

この冒頭でもう鷲掴まれました。
何を考えてるんだかわからない男・近道(ちかみち)が
鵜飼の秘密の真相を知っていながら
言えずにいた想いも抱え、というのが
非常にずぎゅんときました!!!

ふざけたような真似をして鵜飼をからかったりするのに
本当はずっと好きだったなんて。
事件など何もなかったように明るく振る舞う鵜飼が愛しくて
暗闇の呪縛から解き放ってあげたくて
でも、一日でも早く助けられなかった罪悪感に囚われる…。
優しくしたいのに、めちゃくちゃにしたい。
楽しかったけど、ツラかった。
相反する感情に胸が締め付けられます。

鵜飼は単純でお人好しで、
本当に探偵には向いていないなぁw
高校時代仲良くなりたいと思っていたちかみちに距離をとられ
傷ついたのを思い出すのが切なかったです。
ちかみちの嘘の中のちょっとした本当を見抜き、
その表情をもっと見たいと思い始めるのは
もう恋をすっとばして愛のような…。

私は受けの処女性には拘らないのですが
この度は良かった…!!
しかもキスもしたことなかったなんて!!
そのちかみちの迫り方が
「今はもう好きじゃないからキスしていいか?」って
ひねくれてんなぁ!でもそれがいい!!

『SIDE鵜飼』、これもう溶けそう…。
ギドさんのモノローグって時々ドッカンとクる。
そしてノリノリな鵜飼のHシーン、キッチリ読みたい!!!
トーストの焼けた香りは幸せだけど、
更にそれを愛おしい長年好きだった相手が持ってるなんて、
寝ぼけているにしても
幸せで泣けてしまうちかみちが…っ!!!

『SIDE近道』もたまんない…。
Hでも少しいじわるなのネ♪
でも聞きたいよね、好きな人のおねだりw
幸せが逃げないように見張ってる、なんてなかなか詩人ですな。

カバー裏、スピンオフ希望の花籠くんですが、
やはりメインの続きが読みたいな…。
花籠くん、ごめんよ!
とっても君はいい味出していたんだけども。
私もパンは大好きだけども。
君がおっぱいにじゃなくて男子にときめくなら良いよ。


誘拐事件は駆け足気味かもしれないけれど、
それを差し引いても繰り返し読む度きゅうきゅうします!!
ものすごく表情豊かなのも魅力的だと思います♪

4

帯のフレーズに・・

読後、表紙をぼんやりと眺めて余韻を味わうのが好きなのですが、作品名の意味がじんわりじんわりと伝わってきて、そして帯のタイトル「ありがとう、また会いにきてくれて」を見たら泣いてしまいました。
雨隠ギド先生の本は過去にも読んだことがあるのですが、読んでいる時以上に読み終わって、思い返す方がブワっと溢れるものがあります。名台詞というか、このシーンでこの言葉の使い方が凄く好きだなぁ~と思い出し、そしてそのシーンを改めて見たくて、またページをめくってしまいます。

スルメみたいに(良い意味です!)読めば読むほど味が出るというか、1度目では見えなかった色々な立場、視点、感情の発見があったりするので面白くもあり、切ないシーンは何倍も切ないです。近道のシーンは特に!
攻めの近道の気持ちは序盤から、鵜飼がすっごい好きっていうのが、ばりばり伝わってくるのですが、嘘を言ったり飄々としていて、掴みどころがないです。
一方、鵜飼は単純・お人好しで困ってる人の何でも屋・・ではなく、一応(失礼)探偵で、とても好感がもてる青年です。

---以下、妄想を含むネタバレと勝手な感想になります--
始めはチカミチ(攻め)の気持ちは分かるけど、行動が謎な部分も多く、鵜飼の気持ちに近かったのですが、全てが分かり近道が顔を歪め、泣きそうになりながら、告白するシーンは、読んでいる私も近道と同じ気持ちになってしまい、凄い顔になっていたと思います(笑)
とても切なくて、一旦、本を閉じて呼吸して、今見たシーンを反芻しながら、本を開き続きを読みました。

なんというか、チカミチは鵜飼を過去から解放してあげたいと思っていたと思うんですが(多分)
でも誰よりも過去に囚われていたように思え、二人が解放された瞬間、一番救われたのは彼だったのかなぁ・・と。鵜飼を守って支えているようで、鵜飼に支えられている感じがしました。
当初、鵜飼を振り回す態度に「こいつッ」と思っていたのですが、いつの間にか彼のことが一番好きになってました。嬉しい意味で予想外です(笑)

なのでSIDE 鵜飼のチカミチの姿を見たときは、ちょっと目頭が熱く・・涙が・・!良かったね!

重たい話になりそうな感じですが、名探偵になれそうなパン屋の花籠君(スピンオフ頑張れ!笑)ブタネコが可愛い~と癒され、彼らのあっけらかんと解決する事件(笑)だけど、事件を通して二人が近づいたり、離れたりして面白かったです。
最後に、彼らの名前がチカミチ=近道⇔迂回=ウカイ=鵜飼と正反対で可愛かったです。

4

自制できなかったらどうしよう?

鵜飼くんを愛してやまない“ちかみち”×トラウマ持ちの一生懸命青年鵜飼くん

あ~もう可愛すぎる!
ちかみちが鵜飼君を好きすぎて萌える!!
ギド先生の描く人物は魅力的で考え方や発言が名言的です。
絵もストーリーも大大大好きで
シリアスとコメディがうまく織り込まれたこの作品は
文句なく神作品でした!

描き下ろしも2人の幸せな日常が読めてよかった!
読んでるこっちが切なくなるくらい
相手のことを想いあってる2人、
幸せを噛みしめてる2人の姿に…萌えること間違いなしです!

トラウマを克服できたのも近道君の愛のおかげさね(≧∪≦)

スピンオフで是非、花籠君の天才探偵ぶりとラブを見てみたいです☆

2

次第に明かされる真実

に、胸が締め付けられていきました。

表紙の可愛らしくもどこかせつない雰囲気そのままの物語だったと思います。

苦しい要素がありつつも、全体の明るいテンポ
(というか、鵜飼のあっけらかんとした性格?)からか、
それをあまり感じさせずに、しかし秘められた真実
(近道のこころの奥)がとても切なく、胸がしめつけられる…そんな作品かなと。

他の方のレビューにもありましたが、
好きになる過程や動機が確かに曖昧なのかも…?
しかし個人的にはそれはあまり気にならず、
殆ど執着のような近道の気持ち、その独白やモノローグが独特で切なく、
本当になんともいえない気持ちに…。

物語が進むにつれて近道が何を考えていたのかが
じわじわと明かされていき、
最後一緒に”トラウマ”を出る時、
この二人はこれで本当に幸せになれるのか、
ようやくちかみちは自分をすこし許せるのかなと思うと、本当に涙が止まらず…。

絵柄は表紙そのまま、シンプル可愛いという感じです。
あとストーリー上、Hシーンはそこまで多くないのですが、
鵜飼がとろとろでうにゃうにゃしていてとても可愛いですたまらん…!

けろりとしているのに、実はどろどろとしたものを腹に抱えた近道と、
トラウマをかかえつつも愛らしくまっすぐななキャラクターの鵜飼と、
その二人の絶妙なバランスがたまらない。

あとこのギドさんの作品は言葉遊びが可愛いというか、
ちかみち(近道)と うかい(迂回)とか、
そういう名前遊びがかわいくてそこも好きです。

私の中で特別な作品です。
可愛いの、切ないのが好きな方には是非一度読んでみて欲しいです。

2

ただの探偵ものじゃない

この作品中々評価いいなー
読んでみようかなーと
そんな軽い気持ちで購入してみたこの作品。
(しかも中古で買いました)
ふたを開けてみたら、なんで今まで出会わなかったのかと
思うほどに、切なくて、でも幸せな気持ちにしてくれました。

同じ高校に通っていたふたり、
ある日横の部屋に攻めがひっこしてきて・・・。

受けの過去が大事なキーワードとなって進んでいく話です。
ちゃらんぽらんで自由人な受けが
まさかそんなトラウマを持っているとは思わなかったので
暗所恐怖症になった理由が衝撃的で仕方ありませんでした。
その恐怖症をしっていて受けの横で支えてあげる攻め。
一回目はふたりでとじこめられて、
二回目は受けひとりで。
二回目の時に、意識を失う直前に攻めに電話しようとするんです。
そして目が覚めたら、攻めが居て、いつもの部屋に戻っています。

攻めは受けの恐怖症のことをしっているからこそ
色々力になってあげたり、協力したりするのかと
思っていましたが、そんな話ではありませんでした。

ちょっと病んでいる攻めの心情がすごい苦しくて
しかし、すごく萌えさせてもらいました。
ちょっとおかしいくらいに、好き、この言葉で
ヤンデレが好きなわたしは震え上がりました。
いいぞ、もっとやれとw
攻めと受け、それぞれの短い話が最後にあったんですが
そのふたつの話も心をぎゅうって絞られるくらいに
切なくなるような描写で素晴らしかったです。

何回も読みたくなるくらいに好きです。
明るい話ではないので、気分が向上するわけではないけれど
こういう余韻の残る話は今後どうなるのかと
妄想を繰り広げるのが楽しいです。

カバー下も必見です。
活躍する話って、お前もホモになりたいのかと
全力で突っ込みましたw
いや、彼も良いキャラしてましたね、好きです。

1

ギド先生にハマってしまった…

最近発売された青年発火点で初めて知ったギド先生。
ほかの作品も気になり手にとってみたのが、この作品の密室の密やかな星。
ギド先生の受けがほんと私のツボでヤバイヤバイ笑

探偵もののお話。とはいっても二人は高校の同級生。
受けの鵜飼は攻めの近道に高校の時に距離を置かれていた。それが鵜飼にとっては少しショックな思い出であった。
しかし再会して鵜飼は近道から高校のときに好きだったと言われる。

高校の時は交わることのなかった二人の恋は、月日が経って交わるのだろうか。
この続きはぜひ漫画を買って読んでみてください。

おすすめの作品の一つです♪

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