条件付き送料無料あり!アニメイト特典付き商品も多数取扱中♪
oniichan no iutoori
哥哥说了算!
真ん中のちっちゃい子を両方の大きい子が好きという構図は
同じ時期の三兄弟もの「弟は兄2人のオモチャ」とどうしても比べてしまいます。
もっとも、小さいけど「兄」だし、可愛いだけじゃないのですが。
可愛い顔をして仁太を締め上げたりもしますが。
その双子の弟たちが大好きな直視はかまいたがりで、いい弟でいる壱也と鬱陶しがっている仁太にも積極的にかまっていきます。
父親なし、母親も自由気まま風味というのもあり、余計責任感持ってかまってる。
でも壱也的には努力もなくかまわれてる仁太に実はジリジリと嫉妬してるんですね。
結局やさしいお兄ちゃんが大好きだったからいい弟でいた壱也と、兄としては鬱陶しいのにそれでも好きだった仁太とでは
「直視が大好きの濃度が実は違っていた」
という事にも壱也は気づいちゃってたんでしょうね、残念なことに頭の回転が良かったから。
それでも仁太とは競い続けていたのですが、そしてやはり負けたことは非常に悔しかったのでしょうが。
結局仁太と直視の関係は「いとこ」なのですが、他人ではないけど兄弟でもない。別に結婚しちゃってもいいし(まぁ男同士では無理か)いい感じのつながりに落ちたなぁ、と。
そして二人の取り合いに一人追加、それによってうまく拾われてハッピーエンドという話は多いですが、この話もその辺はうまくできていて年上の余裕がありそうで実はいっぱいいっぱいなゆづるさんの存在がこの話の救いになります。
壱也とゆづるを最後にもってきた所になんだろ、作者の良心を感じます。
いい弟として好かれたい、という心の縛りがとれた壱也も幸せになれそう。
ショタではないのにみんなとにかく「かわいい」ので読んでて幸せ感があります。