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hanakui no kemono
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
今回は組の解散でラーメン屋店主となる元ヤクザと
攻様に好意を持っている精神カウンセラーのお話です。
攻様視点で受様との恋に踏み切るまでの本編と
受様視点での後日談番外編を収録。
攻様は元極道です。
これからはヤクザでは立ち行かないと
組長が組の解散を決めた時に
組に留まることなくラーメン屋を始めますが
かつては「青鞘」という二つ名を持ち
武道派として名を馳せた男の本質は
組長を「若」と呼んでいた時代から変わらず
堅気の世界からは程遠いモノでした。
そんな攻様でしたが知りあって以来
とても気になっている人がいました。
その人とは
攻様の店の近くでクリニックを開業した
精神カウンセラーである受様です。
受様と攻様は組長のツレとなった
感情が凍っていた青年を介して知りあいます。
大学出で開業している受様を先生と呼び
自分とは住む世界が違う人だと思う攻様ですが
受様は青年の相手である組長や
攻様の過去に対しても臆することなく対峙し
付合っていきたいと公言していて
攻様のラーメン屋でも
街中でも攻様に親しげに近寄ってきて
攻様を慌てさせるほど大物なのです♪
受様の存在に心惹かれる攻様ですが
そんな受様だからこそ自分の様なヤクザ者が
触れてはならない人だと思うのでした。
そんな時、懇意にしていた元組長から
ヤクザ時代に攻様と散々あたった過去を持つ男が
刑期を終えて出所、攻様を狙っていると知らされます。
今では単なるラーメン屋のオヤジのつもりでも
過去の因縁を持つ相手には通じません。
攻様はひとりで対峙するつもりでいましたが
受様を攻様に縁づく者だと知った相手は
受様を使って攻様を呼び出します。
望むのは青鞘、お前だ!!
果たして攻様は受様を助けだせるのか?!
本作は『ただ一人の男』のスピンオフで
本編の受様を介して出会う2人の恋物語になります。
こちらも本編同様、
旧版に書下ろし新作を収録しての発刊で
私は旧版もフルコンプですが
書き下ろし2本を目当てでGETしました(笑)
元々旧版でも読んでいますが
受様の視点の続編が加わった事で
人物像に深みが増してより楽しく読めました♪
今回のお話は
かつて自分と同じ組長命だった攻様が
カタギになった事を逆恨みした男が
攻様につけた因縁が主軸となりますが
因縁相手と受様を関割らせる事で
攻様の過去と未来が上手く対比させて
とても楽しく読ませて頂きました。
攻様は本編では既にラーメン屋の店主で
青鞘とまで呼ばれた過去は秘されています。
学がある上に分け隔てがなく
組長さえも一喝する度胸の有る受様を
ヤクザの自身と比較して
かなり神聖視していたために
受様が頑張ってアピールしても
人懐こいだけだと善意(?!)に解釈して
全く彼の好意に気づきません。
というか、
気づこうとしないヘタレ男です♪
そんな攻様なので自分の主義を曲げない
受様の男前さに惹かれたのかな。
攻様も決める所は決めてても
2人の関係を締めていくのが
男前な受様の言動ってとこも
けっこうMYツボなカプでした(笑)
今回の書き下ろしは
受様視点での本編の裏側的後日談です。
受様に夢を見ている攻様には
告げられないだろう受様の思惑が
語られております。
けっこう策士な受様ですが
コレくらいじゃないと攻様の相手は
務まらないのかもしれません。
初版鋏み込みのペーパーは
攻様視点でその後編になります。
ラブイチャです♪
今回は火崎作品からヤクザ×堅気のお話で、
『恋愛の仮面』はいかがでしょう?
長ドス振り回すヘタレ元893攻め! 綺麗な顔して必死な誘い受け!
キャラクター設定だけでお腹いっぱいです。超好き。
篠塚(攻)目線で進むお話なので、これでもかというくらい多和田(受)を眩しがってるか、
欲を抑え込んでるかがよく分かります。
BL的893はオラオラした人が多いですけど、この篠塚は違います。我慢しまくりです。
最初は仄かな想いだったようですが、これが欲込みと分かってからの我慢っぷりが見もの。
多和田は策士ですねーw
にっちもさっちもいかない状況を利用して篠塚とキスしちゃうわ、刺青見せて欲しいと言って篠塚に触れまくるわ、
特に篠塚家のお風呂場での自慰シーン! あれ確実に篠塚に聞かせてるよね!? な誘いっぷり。
もちろん篠塚はこんな場面でも多和田をどうこうするってわけじゃないんですが、
ちらちら見せる獣性がとてもよかった。
この本の一番の萌え所でした……エロい。
事件もあります。
かつて篠塚といがみ合っていた乾という893が出所してきて、篠塚を付け狙っているという。
何か理由があって篠塚を殺したいらしい。
篠塚の弱み(=多和田)を知られたくないから遠ざけようとしているのに、ここでも積極的な多和田サンw ぐいぐい引っ付いて、挙句巻き込まれています。
ただ、多和田の危機を篠塚が助ける、みたいな安易な決着の仕方ではありません。
「ただ一人の男」でもそうでしたが、多和田さんって男前なんですよ。
あと乾が生粋の極道なので多和田が危険に陥る場面はかなり少ないです。
というか本来なら危険じゃないはずなのに、多和田が男前なせいで危険になった、という不思議な展開です。
でもこのおかげで(?)男前な篠塚を見る事が出来たので、私も安心しました……
書き下ろしでも多和田の男前っぷりと篠塚のヘタレっぷりが見られます。
この二人やっぱ好きだわぁ。
「ただ一人の男」のスピンオフで文庫化再出版の作品になります。
ただ一人~の受け様でトラウマ持ちの如月の主治医兼友人の心理カウンセラーの多和田と
同じくただ一人~の攻め様であった元ヤクザの組長の尾崎の舎弟でもあり、現在は一応
堅気のラーメン店の経営者である篠塚とのお話なのですが、脇役として出ていた時から
篠塚が、多和田に好意を持っている雰囲気があってもしかしたらと思っていた内容。
期待を裏切らない展開なのですが、この篠塚さん、元ヤクザなのに意外に恋愛面で
かなり不器用なヘタレた面を見せてくれるのがギャップありなんですよね。
受け様は、ただ一人~でもインテリ的な一般人で真摯なカウンセラーなんだけど
意外に自分の事をしっかり理解しているからなのか、普段の大人しい感じが嘘みたいな
熱血な面もあり、今回は自ら攻め様に迫って行く感じもあり、こちらも思いがけない
ギャップ面があってかなり魅力的な人物になっていました。
今回の話では、攻め様のヤクザ時代の因縁の相手が出てきた事でトラブルになり、
その事がキッカケで二人は急速に互いの思いを受け入れあって恋人になりますが
書下ろしでは、恋人になったのに、攻め様の不器用な愛情の示し方のせいで
誤解があったりして、尾崎や如月をも巻き込んでしまう痴話げんかもあります。
ただ一人~とは違う感じですが、確かにスピンオフだと思える作品です。