marun
isetsu sharaku
江戸時代中期の浮世絵師「写楽」をモチーフにしたエロ作品なのですが、
正体不明の浮世絵師の正体は、実はこうだった!なんて奇想天外なお話。
楽多は、版元の重三郎の元で絵の勉強をしていて、更に弟子として
可愛がってもらっているし、恩人でもあり、密かに妻子ある重三郎に
恋心を抱いていたりします。
その楽多を同じように重三郎の元で共に修業をしている写次は密かに好き。
ちょっとしたトライアングルですが、重三郎には憧れと恩返しの為だったと
後々気が付くのですが、写次への思いは最後で気が付く鈍感さん。
写楽として絵を書くようになるのですが、その名前は受け様と攻め様の文字を
一文字づつ取った名前なのだから、初めから受け様は気が付かないだけで
好きだったのではと感じる内容です。
しかし、受け様は浮世絵を書く時に、肝心の歌舞伎役者の顔が浮かばなくて
始めのきっかけで、その役者と抱き合うと書ける事に気が付きそれからは
書くたびにその役者と肌を合わせるようになり、その手引きをするのが
写次になってしまうのです。
好きな相手の夜伽の相手を斡旋するような真似に攻め様は心を痛めるが、
受け様は一切耳を貸さずに、抱き合えば絵を書くと言う繰り返し。
しかし、その事が版元にバレしまった事から二人の関係が変わるのです。
ハッピー展開ではありますが、あまり浮世絵に興味が無かったし、
結局はエロ重視な作品なので、そこそこ楽しめるかなと言う内容です。