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prime time
公園で偶然映画撮影のロケに出くわしたゲイの柏木慎は、その中で助監督として働いていた梶隆弘に一目惚れ。商学部出身の柏木は梶の傍らに居たい一心で一流企業の内定も蹴り、倒産寸前の映画制作会社・靫プロダクションに経理担当として乗り込みます。社長の人望から一流の撮影スタッフがそろっているにも係わらず金銭的に崩壊状態の会社を立て直すため、スタッフ達の反発を受けながらも経費節減に励む柏木の頑張りに梶はいつの間にか惚れてしまい、気付けば無理やり体をつなげてしまって・・・
というのが話の始まりなんですが、こっからがこの受けの面白いところ。よーし、そんなら強姦してしまったという梶の罪悪感を逆手にとってがんじがらめにしてやるぞとばかりに被害者を演じまくります。悲しそうな顔をして梶を動揺させては心の中で大喜びで手を叩き、エッチになりそうになれば激しく拒絶しながら心の中でよーしもう一息とほくそ笑み、初エッチでは男に目覚めたのは梶のせいだとさめざめと泣いては心の中でガッツポーズという、計算高すぎて面白い(笑)。しかも梶の方もころっと騙されて自分の魅力でじわじわと柏木を落としていってるつもりだから傍から見ていてたまりません。完全にバカップルです。
本当はこれは本編が別にある外伝的なシリーズなのですが私はこっちの方が好きでした。
直情型でのっそりした優しい熊のような梶とツンデレ美人守銭奴の柏木のコンビはシャレード文庫で最強だと思っております。