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masquerade lovers
意外や、霧壬ゆうや先生初読みでした。
本作は2組の恋物語で構成されています。
「マスカレード・ラバーズ」
主人公は、作家の朝倉高明。
大学の同期で人気ミステリー作家の瀬川成人にずっと口説かれているが、瀬川はプレイボーイなのでまともに取り合わなかった。だが実は…
…という展開で、瀬川が執着ストーカーかと思いきやただの残念男だったのね、朝倉も実は瀬川が好きだったのね、と一気にハッピー展開。
ですがそこには失恋したヒトもいて……
「マスカレード・ハーツ」
もう1編は、朝倉のマネージャーで実は朝倉に惹かれていた村野さんのターンとなります。
「〜ラバーズ」で朝倉先生は瀬川先生とくっついちゃって、村野さんは失恋しちゃいます。それでもまだマネージャー業は律儀に勤めているのですが、ある日、見知らぬ男が朝倉邸のソファに寝ていて…!
その男は、朝倉や瀬川の先輩でベストセラー作家の生嶋貢。生嶋は海外に住んでいて、日本に来るときはたまに朝倉の家に泊まるという。
生嶋は何かというと村野にちょっかいをかけて、村野が朝倉に惹かれていたこと、隙はあったのに何も行動を起こさなかったこと、本当は「抱かれたい」のでは?と心を暴いていく。
村野は報われない朝倉のマネージャーを辞めて、望まれて生嶋の秘書となるが…
生嶋の財産はケタ違いで、自宅はイギリス郊外、移動はプライベートジェット、家にはイケメン使用人。村野はスパダリに見初められた玉の輿。羨ましいわ〜。
でも村野はデレデレも媚びもしません。そこがイイね!生嶋も実際は誠実っぽいのでちゃんと大事にしてくれそう。
エロシーンはかなり控えめですが、2組とも攻めが大人の余裕を感じさせて結構萌えました。
ところどころコメディタッチ風味もあり、読みやすかったです。
実はこの作家さんの単行本は多分初読みです。
大人なストーリーと絵の作家さんという印象なんですが、何故か読み終わって人物の顔の印象が非常に薄いことに気がついた!?
あとで思い起こすと何故か皆のっぺらぼうで、シルエットとスタイル(服装)ばかりが残って、個々の顔があまり印象に残らないんですね。
目が小さいからかな?うつむき加減のイラストも多いからかも?
何故にマスカレードか?と思えば、本音を表さない、正体が知れないという意味で使っているのでしょうか。
大人な恋模様が2シリーズ収録です。
作家の朝倉の家に押しかけてきたのは、大学の同期でおなじジャンルの売れっ子作家である瀬川。
盛んにアピールをして朝倉のマネージャー村野に警戒されている。
瀬川は男女問わず、浮名を流しまくるプレイボーイ?
実は朝倉は瀬川に告白されているのだが、彼の素行がそんななので返事を保留にしているのです。
実は、両思いだったという話ではあるのですが、
本当は朝倉がモテるので、彼に近寄ってくる人々を片っ端から牽制で自分が食って、近づかないようにしていたという、ヘタレというか偏屈というか(w)そんな予防線が貼られていたという結末が、ちょっとコメディを呼ぶ。
そして、本当は朝倉が大好きだったのに瀬川にさらわれて失恋してしまったマネージャーの村野が、
彼等の先輩でベストセラー作家の生嶋に気に入られて公私ともに恋人兼秘書になる話です。
この村野、結構流されやすい人だったwww
しかし、生嶋、とんでもない金持ちだよん!!!
イギリスに家があるのだが、家令を含め4人の使用人がいるのだが、皆イケメン♪
村野は、全く生嶋は・・・と思っていたら、なんと、彼等は責め属性だから身の安全を心配するのは村野だ・・・とか(笑)
どの話も一見シリアスに進行しながら、ちょっとコメディなオチをつけていて軽くなっています。
合間に挿入される4コマが楽しいデス。