条件付き送料無料あり!アニメイト特典付き商品も多数取扱中♪
「新宿ラッキーホール」が発売になったのに合わせて特集は雲田はるこ。
以前cirotonでも特集があり、あの時それだけでも「神」と書きましたが、今回はそれを上回る「超神!」
なぜなら前回は「ねこっ毛」の特集onlyだったが、今回は、ズバリ!作家としての雲田はるこに切り込んでいるからです(リブレはどうも戦略があからさまww)
そして、描き下ろし漫画は『ばらの森にいた頃』テーマはヴァンパネラです♪
この表現の仕方だと、多くの方はピン!と来るはず、、そう「ポーの一族」
薔薇と共に生き、薔薇を食べて生きる吸血鬼。
この作品がもうっ!平成版ヴァンパネラですから☆
インタビューで見えるのは、どうして、こうも彼女の作品に惹かれるのか、そして共感が、何か懐かしさを覚えるのか?という部分。
昔の少女漫画、少年漫画、そして文学作品、きっとお若い方だと思うのですが、24年組作品をリアルタイムで読んでいた人々にも共感を得る作品は、この素地があるからなのだと!
そして、くもはるさんの作品はネコネコだったり、ゲイゲイしいという表現がぴったりくるのですが、そしてリバも当たり前に存在するのは、BLというよりゲイを好むというそこにあるのか!と。
逐一に、うんうん、、と近しいものを感じてしまうのです。
対談はいくえみ綾さん、この作家さんも最近ニアBL作品を出されていますよね。
読者的にはマーガレットの時代から存じ上げてはおりますが・・・そちらの評価はまた別モノとして・・・
とにかく、くもはる特集だけで単行本半分くらいの厚みがあるものですから、これだけでも好きな方には必見の価値ありです♪
と、この特集だけで満足した~と思いきや、連載作品もまたまたもう熱中しました!
◆今回は秀良子さん「宇田川町で待っててよ」が最終回。
他のほのぼのキュンした作品とは違って、ちょっと痛さの出た作品だったのですが、今回のラストになぜだか爽やかさというより、ほの暗い悦びみたいのを見つけてしまったような。
女装男子八代と、彼に執着した百瀬の行き着く先は。。。八代の性癖を見て、それに惹かれていく百瀬との彼等が交わった場面がとても印象的でした。
単行本もとても愉しみですが、10月発売のこの雑誌は秀良子さん特集です☆☆☆
◆西つるみさん『しのぶれど』平安モノのお話(連載)です。
割と様式美にこだわりのある自分的にこの絵での平安描写はあまり好きではないのですが、物語的に時々とても引き寄せられるものがあります。
今回は自分の出世と保身を身体で得ている主人公が、本当は好きな人を自分の手元にひきよせるために取った策とは・・・
この主人公のしたたかさが腹黒さとなって、しかしあまりに切なく彼の本心を知りたいと思うのでした。
同じく切なさが押し寄せてきたのが
◆恋煩シビトさんの『われら青春真っ最中』・・・親友を好きな気持ちを紛らわすために友人とセフレ関係を続けている主人公。この三角関係が全て一方通行だけにやりきれない!
◆えすとえむさんの『トルコシリーズ』ドイツに住む幼馴染(恋人)をイスタンブールから訪ねてきた恋人。本当は別れを告げようとおもっていたのだが・・・ゲイであるがゆえの苦しみに胸がキューとし、ラストの展開の救いに安堵しました。
八百屋さんと小説家のミーコハウスさんの連載、これ、とっても面白いですよ、今回本誌の中で一番のエロす♪
最近、佐川男子が注目されて写真集も出てますが、どうみても佐川男子に見える宅配便のお兄ちゃんとおやじ小説家のお話も、目が離せない。
のばらあいこさんの純愛物語(!?)『ぬるくなるまで待って』は最終回。やっと恋人になれましたが、どんだけ風呂壊れるんだって(爆)
四宮しのさんの怪奇ミステリー、ちょっとBL臭はうすいんですが、この作家さんのまた違った一面が見られるユニークな作品です。
黒毈さかきさんのサイレント漫画の試みは、とてもいい感じで進行しています。ゲイカプと猫の日常。今回はネコが猫とタチに愛される夢を見るという♪エロティックがよりまします♪
柳沢ゆきおさんのバレエシリーズ、ちょっと途中で挫折したので単行本になって関係が結びつくまで待ちます(ごめんなさい、、、)
そして!!
ヤマシタトモコ氏のデビュー前の同人は、実はすごい高値でレアものとなって取引されているのですが、その貴重なデビュー前の作品が!!
すっごい懐かしいですよ。
そうそう、こういう作風、傾向だったのよね♪と懐かしくなること間違いなし!
ちょっと興味を持ったら、読んで損はない一冊です!
雲田はるこ「新宿ラッキーホール」出版記念的大特集号。
オンブルーは1号1作家特集をウリにした本ですが、今回は雲田先生。
ロングインタビューで、雲田さんのマンガ読書歴が明かされているのですが、なかなかお年に似合わないセレクションで、むしろ私の読書歴とかなりかぶっていて、だから雲田さんの作品が好きなんだって非常に納得。
それを踏まえての新作読み切り「ばらの森にいた頃」(このタイトルの「ばら」がひらがななあたりが非常に「らしい」感じ)。
ヴァンパネラ物です。
表紙の、いばらの蔓に絡まれた年齢不詳キレイ系オヤジ。
これが、雲田さんのヴァンパネラ。
この一作だけで読んでも十分素敵ですが、ポーの一族が自分の中にあったりすると、より一層味わい深く、切なさ倍増だと思われます。
他の連載作品は割愛するとして、読み切りにヤマシタトモコ先生のデビュー前作品が。
かっこよすぎて萌えます。
『特集 雲田はるこ』。
この文字を見て購入に至った1冊です。
本当に雲田さんが大好きで大好きで、今年に入って雲田さん熱が益々増えて悶えてしまうくらい本当に大好きです。
正直、雲田はるこという文字を見ただけで舞い上がってしまうくらいの贔屓目を持っています(笑)
((※以下、ほぼ雲田さんの特集のみについて書いてあります。))
まず初めに表紙を開くと、『新宿ラッキーホール』の苦味&サクマさんのカラー画。
サクマさんがサングラスしてる…苦味がバラのパンツ履いてる…も、萌エ!(笑)
続いて、雲田さんインタビュー。
開いてすぐに雲田さんの仕事机やお手製カラー見本、壁一面の本棚の写真が。
これを見ただけでもすごーくお得な気分…♡
しかも、一番下の写真には雲田家のお庭の綺麗なバラ園が!
素晴らしい咲き誇り方をしております。
インタビューでは、マンガに目覚めたキッカケやどのようなものを読んで居たかに触れているのですが、『ねこ・ねこ・幻想曲』や『スラムダンク』に超絶共感する私(笑)
それからBLに嵌ったキッカケやどんな作家さんを読んで居たかに続き、更には「憧れるものに自分がなりたい」という雲田さんのゲイになりたい系という言葉に驚き。
そして、特別寄稿『雲田はること私』がとっても豪華&可愛い!
・青山十三さんのモエ泣きくもはるさん(青山さん画の苦味ちゃん付き!)
・阿仁谷ユイジさんの天然くさいくもはるさん(阿仁谷さん画のサクマさん付き!)
・入江喜和さん
・雁須磨子さん
・河内遥さん(本当にみいくんみたい!)
・紗久楽さわさん
・田中相さん(ぱるが可愛い♡)
・ねむようこさん(私も苦味ちゃんらぶです)
と本当に素晴らしい面々が…!
お次は雲田さん憧れの大御所・いくえみ綾さんとの対談が。
なんといくえみさんがお住まいの北海道まで雲田さんがお見えになったそうで(…いいなぁ!)
お二方の漫画に対するお話や憧れ、男の子像や、漫画の描き方等々、とても興味深いお話ばかりです。
雲田さんはしっかり構成させてしっかり描いていく、という姿勢のようでちょっと意外(いい意味で。何となく飄々と描いて居そうなイメージだったもので・笑)
Making of the『新宿ラッキーホール』という事で、各登場人物のラフ画が!
や、やっぱりサクマさん素敵過ぎ…♡NISSAN車好きとか凄い細かい設定まで。
「仕込み時代」とか最高!
ラストは読み切り漫画『ばらの森にいた頃』。
食用バラを育てる正宗と、その彼と一緒に暮らす学生の陽のお話。
初めてこの作品の1ページ目を見た時、何故か一気に涙腺が崩壊した私。
雰囲気に流されたかと思いつつ読み進めると、やはり涙せずにはいられない展開が待っていました。
吸血鬼の男と、本当の親の記憶がない男の子。
お互いが大好きで、ようやく人間の姿同士で再会できた二人。
何も知らない方が幸せで、知りたがる方が幸を狭めて、けれど一緒に居たくて――という流れが切なくて仕方ない。
正宗の時間が流れ出した時の、バラの花びらの嵐は圧巻で、涙が溢れました。
お互いが人間の姿で出会う時はいつなのか。今度出会えた時は、永遠の幸せをと願って止みません。
本当に素晴らしいです。
これだけでも買って良かったと思える雑誌でした。
※余談※
この時のonBLUEで、『宇田川町で待っててよ。』が最終回でした。
コミックスで何度も読んで居るのに又見入ってしまった私(笑)