いけない妄想腐男子

ikenai mousou danshi

いけない妄想腐男子
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×24
  • 萌7
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
8
得点
38
評価数
12
平均
3.3 / 5
神率
0%
著者
山田まりお 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
光文社
レーベル
Kobunsha BLコミックシリーズ
発売日
価格
¥600(税抜)  
ISBN
9784334807924

あらすじ

こっそりBL漫画を読んだり、男同士の"絡み"を日常的に妄想してしまう佐藤。でもこれは単なる趣味で、彼女もいる自分はゲイではないと思い込んでいた。しかし、偶然にも理想的なガテン系男子・有原と同居することになり、佐藤はいけない妄想に苛まれながらも自分の恋心に気づいてしまう。複雑な腐男子心を切なくもリアルに描く痛キュンBL!ほか、メガネ司書×チャラ男大学生の純文学BLも収録!

表題作いけない妄想腐男子

居候している下の階の住人で鳶・23歳
腐男子リーマン

同時収録作品われ恋せども、やぶれかぶれ

図書館司書
大学生,20

その他の収録作品

  • オマケの妄想
  • カバー下表1:いけない妄想腐男子お宝コレクション 特製ブックマーカー
  • カバー下表4:あとがき+「われ恋せども、やぶれかぶれ」番外編

レビュー投稿数8

「愛」と「萌え」は違うはず・・・だった?

自分が腐男子でないのがとっても惜しいと思った(?)
「萌え」と「愛」の線引きは一体どこにあるのか?(笑)
BL好きの腐男子会社員が、自宅の水漏れで階下に住む鳶の男子を住まわすことになってしまって始まる、”ああ、勘違い”な日々(爆笑)
いや、別に腐男子に萌えてるわけじゃないですからねっ!w
・・・でも、これって腐男子萌え漫画なんじゃ・・・やっぱり・・・
すみません、是非腐男子の方の意見を聞きたい。
申し訳ないことにすごく面白くて、声出して笑っちゃったんですよ♪

腐男子会社員・佐藤はしばらく同居することになった有原と初対面のとき、鳶の姿にいきなり萌え妄想!
イケメンで、スジ筋ボディの有原についつい何かにつけて妄想してしまう。
この有原がイケメンも残念な超天然KY男子。
佐藤がベッドの下に隠してるBLを見てしまって勃起してしまったのをここで抜いていいかと、漫画でやってたと佐藤に襲いかかったり、
佐藤が風呂で有原を妄想してヌいているのを見てしまったり、
そうやっているときに限って佐藤の彼女が家に訪ねてきて見てしまって、とうとう佐藤は彼女と別れるはめに。
愛と妄想は別、といいながらそれが自分でもわからなくなってしまう佐藤だが、
有原が女性とホテルへ入っていくのを見て嫉妬し、彼を追い出してしまう。

佐藤が見ているBLって、何かエロばっかりだった(汗)
有原がなんていうんだろう?ガタイはいいけど子供なんだよね。
ラスト近辺で彼の家庭事情なんかが出てくるんですが、う~ん、、それがワンコ気質の源だったのか!?
彼が女性と寝るのも、据え膳って感じですが、それってモテるってことだよね!
それを全然自覚してないってところがすでに天然w
こんな風だから、有原に「好き」って言われても思わず佐藤は「お前の好きは、エビフライが好きとかそういうレベルだろ?」とか聞いてしまっているw
それで彼に分からせるためにBL漫画を見せてこういうのがしたい好きだと説明して(爆)
逐一反応が、無自覚ボケ入ってるから面白くて仕方ない!
きっと彼等はBLを教本にあれやこれやに励むのだろうwww

もう一本は、大学の図書室で男とエッチな事をしてしまうのを発見されてから、図書館司書に監視(ストーキングとも言うw)される大学生のお話。
これもまた、司書が変な人設定だ。

コミカルとシリアスがいい具合に、どちらかというとコミカル傾向に進む本作。
キャラ設定がありそうでなさそうで、まりお氏らしいもって行き方が実に愉快でした♪

2

腐男子のリアル生態?その真偽はいかに~

腐男子が主役の妄想系コミカルストーリー、腐男子だけど、自分はゲイではないと
言いながらも、アパートの水漏れアクシデントで知合い、成り行きで工事が終わるまで
受け様の部屋に居候する事になった年下で鳶職の攻め様にいたく、萌え心を擽られ
攻め様とのあんなことやこんなことを夢にまで見て夢精しちゃう受け様。
はてさて、この受け様は単なる腐男子なのかそれとも・・・

イケメンで受け様の萌え心を目一杯擽る年下男、でもちょっとめんどくさい男。
それでも同居し始めると日々萌え萌えしちゃう受け様なんです。
攻め様が結婚式にお呼ばれしてて、礼服が無いと聞き及び、礼服イケメンで新たな萌えを
期待しながら一緒に買い物。
そしてどんぴしゃで似合うスーツ姿に白昼夢までみちゃう萌えを・・・ってこれは
萌えを通り越した、恋する妄想ではないのかと思えてくる。
それにこの攻め様の天然的なセックスアピールが受け様を誑し込んでる感じ(笑)
そして、コミカルな路線になるのは、受け様の彼女の存在、いつもナイス?なタイミングで
攻め様と何かしているように見える時にいつもお宅訪問をかましてくれるんです。
始めは弁解してた受け様だけど、萌えが萌えで無くなってくる。
冗談抜きのリアル性欲を伴った好意を自覚してしまう。
攻め様の生い立ちはちょっぴりシリアスな展開もあって攻め様の口癖の謎が解明。
そして萌えだと思っていた思いが恋になってしまう展開ですね。
腐男子の受け様は、結局はバイだったと言う事なんでしょうねぇ~
そして受け様の彼女は男前でしたね。なかなか楽しい作品でした。

1

既視感マイナスα

じわじわと増殖しつつある腐男子フィクション。
フィクションだと割り切って楽しめればそれに越した事は
ないのですが、自身が一応世間の区割りで言えば腐男子であり
腐男子研究家なんてぇお方が知己にいる以上ついつい現実との
距離感を測ろうかと思ってしまう訳でございまして。

で、この作品ですが。
この作品を完全なフィクションだと笑い飛ばせる内は
まだ腐男子として浅い漬かり方なんじゃないのかな、
などと野暮な感想を抱きました。
それ程に腐男子の中の揺らぎ感を抉り取っている感が
致します。その揺らぎの描写が余りに巧すぎて今一歩
萌えきれないと言う腐男子さんも恐らくいるのでは
ないかと拝察します。
しかし作者さんはきちんと救いを残してくれました。
受けの彼女さんの男前ぶりに、かなり救われる作品です。

併録作は…不思議な味わいの作品ですね。
ある意味表題作の裏返しな感覚です。

3

妄想って何だろう(笑)

佐藤は普通のサラリーマンですが、彼の趣味はBLなんだそうです。(笑)

 アパートの水漏れで、急遽、とび職の有原と一緒に過ごすことになるのですが、有原の「つなぎ」に目をつけるあたりはさすがです。

 有原を攻めにして、いろいろな場面で妄想するあたりは、本当に妄想が好きなんだなと感心してしまいました。(笑)佐藤はいつも受けの立場がいいんですね。

 全体的に濡れ場がたっぷりな妄想が多いので、佐藤の萌えポイントが分かったような気がします。

2

何かに似てる

題材こそ腐男子ですが、「マニアックに愛して」に近いテイストに感じるわけで。
その妄想部分と現実部分の妙なシームレス感覚は面白いし、とにかく状況に流されない所が斬新なんですが、やはり腐男子で、かつそこからはまり込みをかました「リアル佐藤もどき」としてはやはり気になる所が。
まず、根源的にゲイの使い方が変。ファンタジーにサラっとなでるために使うなら変でもいいけど、これみたいに彼女の存在感がハッキリした流れで佐藤がゲイになりましたというにはおかしくなってしまう。結局はバイだろうよ。

後もう一つは有原。押してないのに流されて佐藤を普通に抱いちゃうのはどうなんだ。
それがいわゆるビッチなのか。

旬なのか使いやすいのか、急に増えたテーマだけに言葉の使い方や同類に「ねーよwww」と思わせないなにかが足りてない気はします。
アラブの王様とかと違い、ちゃんとリアルに存在するからあまり現実と浮遊しないでね、と。

1

あり得なさ加減が難しい!

フィクションとして面白く読めるのですが、舞台設定が普通なだけに、どうせならもっと振り切れるくらいコメディに寄せた方が笑えるのかなー?と思ったり、でもこれで良い加減なのかなー?と思ったり、難しいところです。

主に漫画本でBLを楽しむ腐男子さんは、果たしてあんな簡単に三次元のイケメンに対しても、萌えて妄想を展開できるものなんでしょうか? その辺が謎といえば謎。それまでは「彼女持ちの普通のノンケリーマン」だったような人ならば、「リアルはリアル」「二次元妄想は二次元」ともっと線引してそうな気もして。

…なんて余計なことをついつい考えてしまうのも、素材が半端に現実寄りだからかなぁなどと思う作品でした。

0

BLギャグ漫画という新たなジャンル

正直表紙の絵が全く好みじゃないし
腐男子もお腹一杯だったので、
いつもだったら手を出さないのですが、
Kindleで読み放題だったので試しに読んでみましたーが、爆笑。

もの凄くツボに入っちゃて漫画で久々に爆笑!
現場のヘルかぶって攻められるコマ最高でした。

BLギャグ漫画っていう新たなジャンルとして
作者様に確立して欲しいです。

2作品収録ですが爆笑したのは表題cp。

はぁ~、面白かった!

0

なんであんな不思議くんなんか…

腐男子=ゲイじゃない!
そう思って腐男子を続けていた、サラリーマンの佐藤。
アパートの水漏れから、住処をなくした階下の住人・有原と同居することになってしまった。
有原を見て妄想する日々。
いつしか彼女よりも気になる存在に…。

有原は、ハッキリ言って不思議くんです。
ピントがズレていて、全く萌えない。
でも不思議、佐藤を通すとカッコよく見えるのです。
どうしてあんな男が好きなのか?悩む佐藤…読んでる私にもわかりません。
でも、好きになっちゃったものは仕方ない…。
きちんと気持ちを伝えた佐藤は、とても常識ある普通の人だと思います。
有原は、心を入れ替えて一から常識を学ぶべき。
とりあえず、まぁ、お幸せに!

0

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