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lion to neko no koi
警備員くんと、いつも研究室に寝泊まりしちゃっている研究員さんが、深夜の研究室で出会って、、、ってお話。
なにげに斬新な設定だな。
猫ちゃんは、暗いのが嫌いなクセに警備員をやっている。
子どもの頃に警備員さんに優しくしてもらって嬉しかったから、自分も警備員になりたかったんだって。
そしてマリモが好き。
マリモの話になるとつい夢中になっちゃう。
猫ちゃんとライオンさんの髪の毛とか、目とかの、このペンタッチは好き。
登場キャラの表情とかもいいなって思う。
でも、なんとなく全体が窮屈。
コマの詰め込みすぎなのかなぁ。
詰め込みすぎはストーリーの方にもいえて、何だか打ち合わせの跡を想像してしまう野は、穿ち過ぎかなぁ。
書き下ろしエロは、地味に無修正。
変にボカシ入れたりするより逆に目立たなくなっている。
評価、萌か中立かで迷ったんですが、同時収録作品が割と好きだったので、おまけで萌にしました。
この作家さん、割と絵柄が好きなので見かけたら読んでいるんですが、いつも何かが足りないと思ってしまうんですよね…^^;
今回もそんな印象の作品でした。
絵柄は増々私の好みに近づいてきている感じなんですが、台詞で萎えてしまう時があるんです。><
他の作品のレビューでも以前書いたことがあるんですが、多分、キャラが思っていることを全部そのまま直球で言いすぎているような気がします。
好みの問題かもしれませんが、盛り上がるはずのシーンが、私は却って引いてしまうことが何度かありました。
もうちょっと表現を変えて、モノローグにするとかにしてくれたら、もっと印象が変わるんじゃないかなぁと、私の好み的には少し残念。
研究員x警備員のシチュとか好きなんですけどね…。
同時収録のパティシエx行きずりの少年のお話は、ストーリーが好きだったので、この作品が収録作品の中では一番好きでした。
表題作もそうでしたが、2人の距離が徐々に近づいていく過程は、急ぎすぎてなくて良かったです。^^
もう一つの収録作品は、既に恋人同士の高校時代からの後輩x先輩モノ。
先輩が社会人になって忙しくなり、2人がすれ違ってしまうお話です。
昨年発売単行本の時代調あやかしモノが結構よかった作家さん。
今回は人外じゃなくて人間で現代で、という設定でどんな作品になるんだろうと、ちょっと期待して。。。
う~ん、、ちょっとドラマティック&ロマンティック傾向。
割とパターンは似ているような?
すごく気持ちを大事にして描きたいという、作者さんの心いきはものすごく伝わってきます。
たどたどしくも、丁寧に綴られて訴えてくるんだけど、ちょっとそれが不器用というかまだスマートじゃない。
少し泥臭さを感じるのかな?
以上が感じた印象なんですが、なので成長途中の未完という感じの作家さん。
決して下手とか印象が薄いとかそういう作品ではないです。
が、前作のあやかしが良かったので、ついつい比較してしまうのかもしれない。
表題は、植物研究センターの肉食傲慢研究員×暗闇が怖い警備員
ただの植物オタクが高じてセンターで研究している雷音はいつそんな時間があるんだ!?という節操なしのワイルド系おっさん(?)
退出時間になっても居残っている彼は、問題児。
かれにからかわれて、逐一反応を示すのが警備員の猫羽。
まりも好きを知られ、それで打ち解けてしまい、猫羽の雷音への印象は、結構いい人じゃないか?に変わっていき、
自分が暗闇が苦手としると、それの訓練だと付き合ってくれる。
そんなうちに、特別な感情を持ち始める。
互いに、雷音はいい加減そうだけど面倒見がよくて優しかった。
ビビリだけど、信念を持って警備員の仕事をしており、弱くなくて腕っぷしも強い誠実な人柄。
そんな第一印象からのギャップが二人をくっつけるお話でしょうか?
名前由来通りの性格設定にしていますが、この作家さん猫羽に時々耳やしっぽをつけたり、猫に変えて描いたり、性格を表したいときに使うのが特徴のようです。
いっそ化け猫設定でもよかったよwww
そして、描き下ろし番外編は、雷音の要望で、ドsに攻める受けという設定エッチをやってみるのだが、猫羽はいっぱいいっぱい。
ひょっとして、これも雷音のドSプレイの一環なのでは?と思わせるその後の展開エッチです♪
『君の笑顔が見たいんだ』
店の前で暴力を振るわれていた男性を助けた喫茶洋菓子店の店主。
仕事も住むところもないというその男を自分の家に住まわせて、店で働かせる。
過去のトラウマから人との付き合いが苦手な彼が、優しい店主によってほどけていくお話。
営業中なのに、エッチはなりませぬ!www
『わんこな彼に愛されて』
保育士で年上の恋人とは最近仕事が忙しくてすれ違ってばかり。
デートの途中でも仕事が入ったと抜けてしまう、大事な日にも遅刻する、仕事に一生懸命打ち込んでいるのはわかるけど、自分は大事にされてないと感じた相手は別れをきりだすのですが・・
保育士の仕事ぶりがちょっとハードすぎて、これは相手が別れると言い出しても仕方ないな~と思ったw
ラスト、明日休みとるから!と行って元のさやに収まったが本当に大丈夫だろうか?心配だ(笑)
伝えたいことはわかる、作者さんの気持ちも込められているのがわかる、丁寧なさくひんですが、やはり、スマートさという部分でちょっと前作より劣るかな~ということで惜しい中立評価です
小さい頃から憧れていた警備員になった愛斗。
実は暗闇が苦手、その理由は小さい頃に遊んでいて押入れに閉じ込められたこと。
警備員としての初の仕事場で研究員の浅瀬と出会う。
植物研究所が警備先。
浅瀬は、ここの研究員、
愛斗は実はマリモが大好き。
マリモきっかけで2人は仲良くなる。
浅瀬の無精髭があまりにまばらで
なんだかしっくりこなく
色気としてうつらなかったな。
髭って難しいのだろうか。
そればかりをとにかく考えてしまった。
猫科動物に萌え反応をしちゃう私目ですが、この作品の猫科には萌えない。
いわゆる普通の恋愛ものでした。
子供の頃の姉の悪戯で押入れに閉じ込められた影響で暗闇が怖いのに
子供の時に助けられた警備員さんに憧れて自分も警備員になった受け様。
その初めての担当勤務先で知り合う事になった植物オタク研究員の攻め様。
受け様自体もマリモが大好きで、いつの間にやら強引でマイペースな攻め様に
振り回されているうちに攻め様に恋してしまうお話なんですが・・・
押入れに閉じ込められて暗闇恐怖症・・・どんだけ閉じ込められたらそうなる?
なんて思ってみたり、きっかけはマリモだけれど、だから?って具合に
萌えどころを探すのが大変なお話でした。
相対的に設定が面白くない。
タイトルのライオンは攻め様の名前だし、猫もそうだしね・・・
受け様の行動も猫と言うよりはワンコ系だし、攻め様もライオンじゃない。
それにひ弱に見える受け様が意外と強くて、それを見た攻め様が苛められたいなんて
雰囲気の会話もあったけど、それも特にない訳で・・・ショートでそれらしき
場面があってもなんか違うのですよ。
帯だけ読んだらイケてたのにと残念な作品でした。