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表紙買いの作品です。
ホスト、パパ。どちらも嫌いな為
読みたいではなく、苦手な設定で
大丈夫を増やせるかなと
あれこれ自分を試しているため
選んだ作品です。
この模索読みは、ほぼはまらず
やはり無理が多いです
今回も無理でした
すみません。
お父さんと息子。実子ではないのですが
部類としては禁断、家族、に入るのだと
思います。
軽めのテンポと明るいイラストでかなり
濃度は薄まっていますが
背景はかなりヘビーです。
お父さん自らが
「男に抱かれる事に抵抗もないしむしろ好きだ」
と言うセリフにかなり救われましたが。
表紙を見て単なる禁忌系で軽めの話かと読み始めたら・・・意外とシリアスで
表で明るくホスト&裏でゲイで客取りしてる受け様が16才の時に授かった子供を
一人で育てる為にかなり苦労をしながらも健気に生きてるお話でしたね。
まぁ、読み始めて直ぐにこれか本物の親子ではないかも知れないとなんとなく
解るのですが、かなり意外性のある設定でしたね。
本当の親の顔も知らない受け様の家族に対する憧れや希う気持ちも感じられて
切ないけれど、たくましく生きてる姿は前向きで明るい。
でもそんな穏やかな日々に暗く影を落とす人物が現れ受け様は再び苦しみの中へ
でも、それは愛する者を守ろうとする強さでもあるんです。
そして親子の関係はかなりコミカルな雰囲気も漂わせていたりして和みもあります。
父親が男と何やら怪しげな事をしてるのを疑ながらも冷静に・・・
しかし、なんと本番してる姿を目の前で見てしまった時の驚愕も何故か笑える。
全てが解決した後に大好きなパパへの思いをぶつける攻め様と育て方を間違ったなんて
思いながらも愛しい息子と結ばれてしまう禁忌関係ですが何故か微笑ましかったりして
後味がすっきり系の禁忌ものでした。
以前読んだ本が短編集で、今ひとつパッとしなかったので今回迷いましたが1本1冊でしたので、読んでみました。
・・・びっくり!!
結構内容的には重たいものなのです。
悪い男がいて、それのせいで踏みにじられた純情、そして大好きな人たちの死、
家出とか、子供を育てるための必死の手段とか。
なのに、主人公は明るいのです。
ダメージを受けながらも、本当は苦しいのかもしれないのに、それを感じさせない。
シリアスで痛い話に持っていくこともできる要素が満載なのにこの軽さ。
でも、それがイヤミじゃないんですよ。
掲載が携帯配信ということですが、このDUOセレクションは結構配信モノでもストーリーがかなりしっかりあるものが多いですね。
幸太郎は表はホストクラブ、裏ではゲイクラブを経営する34歳の子持ちパパ。
子供は瑞樹と言い、高校3年生。
ホストクラブの従業員に言い寄られ、うまくかわそうとしたときにピザの宅配でやってきたのが瑞樹。
もうすぐ受験なのに、なんでバイトをしているのだと聞くと、父親は自分の歳には自分を育てて必死で生きてきたのに、大学なんてと思っているという。
目標もないのに就職するくらいなら、大学に行って目標を決めろという父の言葉に大学に入ることにする瑞樹。
しかしその時、父の首にキスマークを見つけ、瑞樹に疑問が。
そして、瑞樹は大学に入学したのですが、そこの教授である岡埜が実は幸太郎の過去に深く関わり、それは瑞樹にも無関係ではなく、
瑞樹に目がいった岡埜はそこから幸太郎の存在に気がつき、幸太郎を脅すのです。
その中で、回想の形で語られる幸太郎の過去。
施設出身で勉強ができてもらわれていった先で出会った遠縁のお兄さん。
彼への淡い思慕がその岡埜にしれたときに始まった屈辱。
そしてその兄としたった男性と婚約者の死と、瑞樹の誕生。
それを知った瑞樹は。。。
瑞樹を守るために体を張る幸太郎。
決して瑞樹に弱っているところを見せないようにする姿。
瑞樹は、父親が車の中で男に犯されているところを見てしまい、それから意識するようになるのですが、彼の気持ちの決定打は、幸太郎がメインのためちょっと薄いです。
ただ、長年の父親への愛情があり、ゲイということで意識が代わり、彼の自分への愛情へ気がつき、血が繋がってないことで、という流れは定番なのは間違いない。
どちらかというと、幸太郎物語かな?
サクサクっと読むには、こうした構成が一番だったかも。
それにしてもディープすぎますよ~
幸太郎が付き合っているヤクザは彼が16歳で子供を抱えて路頭に迷っているときに助けてくれた恩人でもあったという設定がほっとさせるものかもしれません。
その割に結構エロおやじでしがwww
多分、ドロドロドラマティックだったドン引きしてしまったかもしれない話なので、この程度の軽さでちょうどよかったかもしれません。
そのあたりのバランスはよかったのでは?と思います。
萌えは?と聞かれると自分にはないです、残念ながら、、、
ただ前作と比較してよかったということでこの評価です。
正直言って私には「漫画で読むには難しい」話でした。
元々デジタルコミックだったようですが、もし配信されてるのを読んだらもっとわけがわからなかったことでしょう。
えらく若くして父親な幸太郎、表はホストで裏は男娼、そしてそのパトロンは背中に入を背負ったやくざ、スタートシーンがいきなりキレキレオヤジと年齢無視なルックス男娼のエロシーン・・・うーむ、いきなり「読者を選ぶ」展開。
何とかついていくといい年こいてカーセックスぶっこく二人を息子に見つかり、そのあとえらくきれいな花水木の風景をバックにカミングアウト。
カミングアウトされたら急にキラキラに見え出したオヤジにときめいてしまう息子。それと関係ありかなしかその息子の実の父親は・・・という全体的に常に人間関係の危うさにはらはらさせる展開。
そしてその実の父親を巡って登場したいかにも悪い親父な学園の理事長に迫られて・・・なんというまぁ残念な流れ。
結局最後の最後までどこに転ぶかわからないあぶなっかしい話の流れはBLらしくねーなぁ・・・と思わされてしまうことしきり。
いや、小説だったらこういう流れの方が楽しいんだと思うけど。
でもエロ主体の携帯漫画でこの複雑な人間関係は(さらに分家の息子で父親の同僚ってのもでてくる)把握しきれなかったでしょうね。
一読ではとてもじゃないが理解できなく「なんじゃこりゃ」なのですが、最後まで読んでからもう一度読むと「あーそういうことか」と何とか把握できます。
普段小説とか読んでいて機微だとか話の重さが好きならいいんじゃないかなー?
二読して、なんとなく机の横に転がしておいてたのでもう一度読んだら把握度が増して重くなってきたので「萌」に昇格させます。