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mister secret floor
原作のあさぎり夕先生というとどうしても小学生の時に読んでいた少女マンガの
イメージがあり、なんとなく今まで倦厭してましたが、今回前からどうしても気になっていた
Mr.シークレットフロアってなに?
という疑問に打ち勝てず『Mr.シークレットフロア~炎の王子~』を購入するに至りました。
が!読んでみたらすぐにあさぎり先生のスローリーと剣先生の美しいイラストに引き込まれました。こんな素敵な王子様を描ける剣先生ってほんとにすごい!
王道かも知れませんがやっぱり王子様が出てくるお話は萌えます!優しさを内に秘めた王子様っていうのがまたきゅんきゅんもので。
受様も特殊能力のせいで外見の明るさの中に影を宿していましたが殿下の大きな愛の前にはそんなものはふっとんでしまって。
ここまでの愛され受様は読んでいてとても幸せな気分になりました。
この2人のラブはずっと見ていたい程大好きになりました。
もう、何回も読み返していて、幸せな気持ちになりたい人には是非読んで頂きたい1冊です。
白い騎士のプロポーズで登場したフリッツ殿下はなんとも苛烈そうな性格で、どちらかというと嫌~な印象でした。その印象を覆したのが殿下が主人公のお話である今回のタイトル『炎の王子』です。
嫌な印象を与えるように描かれた人物でも、掘り下げて語られると(予め作られていたとしても、後付けだとしても)その印象は変わるものです。
フリッツ殿下、今ではシークレットフロアシリーズの中で一番好きな攻めになりました!
それに剣解さんの描く殿下がとても素敵で見た目もとってもゴージャス!
もひとつ魅力を引き立てているのは、しっかりと描きこまれている、かっちりしたスタイルではないかと思います。
体格がよく、バランスが取れた体躯に軍服基調の衣装が似合っていてとても素敵です。
受けは勤めていた小さな出版社が倒産、自宅アパートにトラックが突っ込んで住めなくなり、若者に絡まれてぼこぼこにされて・・・と連続トラブルに見舞われた和巳。
絡まれピンチに陥った和巳を助けてくれたのがフリッツ殿下でした。
お腹を空かせた和巳に屋台でご飯を食べさせ(その時に屋台+殿下のゴージャスないでたちのミスマッチが面白かった)殿下は和巳をシークレットフロアに連れ帰り・・と言うのが話のスタート。和巳を子ネズミと呼んで可愛がるというか、遊ぶというか?とにかく何かお気に召した様子。
シリーズキーワードになっている共感覚、今回は『人の感情が見えてしまう』というもの、受けに備わっています。
この共感覚は受けにとってトラウマでもあり、そのトラウマになってしまった出来事は物凄く悲しい。一生拭えないのではないかと思うぐらいに深く感じたのだけど、殿下との出会い、激しい中にある清廉さ、一族や国を思う気持ちなど真っすぐな心からの感情に触れて行くうちに薄らいでいって。
和巳が自分の力や過去を殿下に告白するシーンはうるっと来ます。
感情が見えるなら、隠してもしょうがないと開き直り、独占欲全開の殿下が素敵でした。
一番萌え萌えしたのは、フリードリヒと和巳の二の腕の太さの差でした。
あぁ、鍛えてる殿下とひょろっとというか、なぁんにも鍛えてない和巳の二の腕の太さの違い!
並べば体格差、肩幅の違いなんかもばっちりで、この体格差を見ているだけで素晴らしく萌え萌えいたしました。
描き下ろし漫画では白い騎士の~のふたりも登場していました。どちらのカップルもらぶらぶで宜しゅうございます。
最後の最後に『子ネズミ』の意味が明かされます。
なるほど、そういう意味だったのかーとにやにやです。
Mr.シークレットフロアの新作は、涙腺を刺激するストーリーになっていました。
白い騎士のプロポーズでユリウスの主筋であるウォルフヴァルト大公国第二王子が
攻め様として登場しているのですが、前にちらっとお目見えした時とは違う印象で
攻め様の国を思う気持ちが伝わる作品になっていました。
そして泣けてくるのは受け様の存在です。
このシリーズでもおなじみの共感覚を持った受け様なんですが、痛みや苦しみ、
不の感情が色で見えてしまう能力を持っているのですが、幼い時に両親と自分を
可愛がってくれた姉の死を目の前で見続けた事からトラウマになっているのです。
自分の能力を忌み嫌う受け様なのですが、後半では作家の響さんと出会う事で
一人ネガティブな思考をグルグルしがちな受け様が少し強くなります。
二人の出会いは、受け様が無職になり、住むところまで無くなって挙句チンピラに
絡まれ、暴力を振るわれていた時に攻め様に助けられ、受け様は死に際に天使様が
来てくれたと思い込んでしまう程キラキラオーラで現れます。
攻め様が泊まっているシークレットフロアに仕事が決まるまで置いてもらえて
子ネズミ扱いされながらも、攻め様の側が心地よいと感じる受け様。
それは何事にも動じず、揺るがない心の強さの現れに惹かれるのです。
攻め様のSPたちや攻め様の国での立場、身分違いと知りながら攻め様へ向かう心
スパイ容疑をかけられ、拷問と言う凌辱的な事さえも攻め様を嫌う要素にならない。
そして、攻め様もまた、自分を怖がらず、懐いてくる子ネズミ受け様へ独占欲を覚え
己の立場を自覚しながらも手放すことが出来なくなってくる。
受け様の命を脅かす出来事が切っ掛けで、攻め様の思いが溢れてしまう。
そして受け様は攻め様と出会ったことで、過去の姉へのこだわりから救われる事に・・・
感涙物の作品に仕上がっていて、不覚にも涙しちゃいました。
シリーズでもかなり好きな作品になりましたね。とても良かったです。
ウォルフヴァルト大公国の第2王子がメインで登場!!
とても勇敢で本当に自分の国を愛してる良い男だった!!
選んだ相手は…だけど(^^;)
今回の主役は人の感情が色で見える、不幸体質
(小さい頃両親は亡くす、会社は夜逃げ、自分の部屋にトラックは突っ込むは)の和己。
お相手は勿論第2王子ですよvv
その王子に助けられた和己。
王子が日本に滞在する2週間側にいることに。
王子からは小ネズミとバカにされるのですが、だんだんと王子に惹かれ始めます。
(後々にその(小ネズミ)意味は娘や恋人に対する呼びかけと知るのですがね)
ですが王子はお国第1で、花嫁探しにやってきてる。
覚悟はしてるのですが胸が痛い。
そんな折、和己が誰かに狙われて…
実は花嫁探しというのは嘘で、自分の国に潜んでいる逆徒をいぶりだす事。
そして自分は争いの元になる子は残さぬと和己を選ぶのです。
本当に自分の国や兄弟を愛してる素敵な過激な王子様でした。
これで和己の胸の痛みもスッキリですね。
そして最後のショート漫画にユリウスたちも登場で和己を紹介です。
前回、基紀に対して「その程度」と言い放ったフリードリヒが
それ以下(?)の和己を紹介するものだからユリウスも思うところがあるようで…
でもそこは流石とでもいいましょうか、顔には出さずお祝いの言葉を述べてます。
(勿論、ココロの声はフリードリヒには聞こえてますがね(^^;)
悩まないで読める、楽しいシンデレラ物語でした。
主人公は、人の感情が色付きのオーラで読める人。
この「Mr.シークレットフロア」シリーズは、漫画も小説も、沢山あったんですね。知らなかった。
一通り、読むことにしました。
あさぎり夕さんのサイトに、肺炎がこじれて62才で亡くなったとありました。明るい優しい描画で、意地悪じゃない作品が多いので好きです。
眼の調子が悪くなってから、漫画より小説に重点をおくようになった、とも書いていました。
漫画家は、健康管理が難しい仕事のようですね。
突然亡くなった、に等しいので、途中で終わったシリーズはそのまま完結になっています。「黒騎士」シリーズなど。
残念。
Mr.シークレットフロアシリーズは、小説は未読ですが、コミックスは全て読破しています。
毎回、萌えそうで萌えないこのシリーズ・・・。絵は大好きな剣先生だし、あらすじや表紙なんかにはとても萌えを感じるのに、何故か本編が萌えツボからずれてしまうんです。そう思いながら結局全部読んだのですが・・・。
今作は実は既刊4冊中、最後に購入した作品です。
あらすじが今一つ他の三冊ほど萌えを感じなかったというのもあって、それに今まで読んだ三冊が・・・ということもあり、長いこと躊躇した末に読む事にしたのでした。
結論から言うと、受け様も攻め様も、このシリーズの中で一番好きなキャラクターでした。というよりも他のキャラクターたちは私のツボでは全くなかったのです・・・
これは今回は良いかも!!!と思っていたのですが、受け様の子供の頃の事故の話があまりにも悲惨で凄惨で辛すぎて・・・萌えるどころか、気持ちがシュン・・・と萎えてしまいました。
私はこの手の不幸エピソードが苦手なので(読んでいて凄く辛く哀しくなるし、後味も良くないように感じるから・・・)、そこで一気にダメでした・・・
キャラは好みだっただけに残念です・・・。