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shitsuji wa shujin no koi wo itou
作家さんの新作発表
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1作目『執事は主人に跪く』でアダルト組を担当した、え!?この続きをー!と言わしめた作品の続きがやっとでました♪
この作品のいいところは、主従関係がきっちりしているところ。
よくある傲慢俺様が執事を押し倒しちゃってエロエロ展開のなんちゃって執事じゃなくて、きちんとビジネスライクで割り切って、そこをきちんと悩んで答えを出すところ。
まさにアダルトな(エロな意味でなくて)主従がお仕事モノとしての執事モノということで好感度高いのです!
英国で主人の客として出会い、その執事に惚れて自分のモノにしたくて、バトラースクールの講師として、そして自分がいるときは専属の執事として、雇用の契約を結んだ若手実業家の仁と執事兼講師の早良。
契約中は手を出さないとの約束だから本当は早良には良いはずなんだけど、
執事としての最高の仕事をしたいと望む彼には、それが逆に足かせになって悩む原因となるのです。
仁は早良をつなぎとめておきたいから、わがままを言ってみたり、すねて嫉妬してみたり、落ち込んでみたり。
自分で決めた決まりごととはいえ、好きな相手がそばにいるのですから思うようにいかないことに、完璧なスーパー攻め様ではなく、とても人間らしくある姿が良いのです。
ある家に40年以上努めた老執事が退職するにあたり、彼を講師に迎えたいとする早良側と、なぜかそれを嫌がる仁の関係で物語は進んでいきます。
早良が求めるのは、この老執事が築いた主との距離の取り方と関係を学びたいと。
それは、ひょっとして自分と距離が余計に離れてしまうことであり、それを早良が望んでいるのではとそのために嫌がる仁と。
ついビジネスライクで考えられない仁が頑固者だな~と思いつつも、早良はその仁の気持ちに気がつかないわけはないw
若干早良が上手なのか、仁が惚れた弱みなのか♪
しかし、その後の展開で仁の生い立ちが明らかになり、落ち込んだ仁が執事として自分を慰めてくれというその言葉により、とうとう~♪
でもね、この出来事によって、実はこの二人の関係が理屈上は変わったんですよv
ほほぉ~!そういう手段があったのか♪
執事の仕事に誇りを持ち、その仕事を続けていきたい早良と、早良の執事としての才能も認めながら恋人でもあって欲しいと願う仁と、
若干甘さにかける部分もあるものの、アダルトな関係としては(大人という意味w)かなりそれでも甘いエンドを迎えたほうなんだと思いますw
ここには理想的な主従兼恋人関係の結末が用意されていました。