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sengoku bushou bl anthology sanada yukimura
もともと歴史系に造詣の深い学生時代を送ってるがゆえに正直言って歴史アンソロジーは「単にドリームはいりすぎ!歴史勉強しなさすぎ!」
な無理やり作品が中心になってしまう(そりゃそうだろうな・・・)のであまり手を出さないのですが、
「霧嶋珠生さんが4コマ漫画を描いている!」
というのが新鮮で、ずいぶん後になって取り寄せた次第です。
そしたら石田要さんとか池田ソウコさんとか、近年急においしくなり始めた作家さんが何人も入っていて、絵柄という面では「美味しい!」と思わされました。
でも全般的に「真田幸村、これでいいのか?」と思う物が半分、残りの半分は「戦国BASARAのパクリか?」と思うようなものでストーリーとしてはむっちゃくちゃです。
まぁどっかから妄想されてきた幸村像を元に萌える本と考えればいいか。
あ、そうそう。霧嶋さんの四コマ。意外と違和感なかったです。
真田幸村をテーマにしたアンソロジーですが、138ページに12人の執筆者がいるため、一話あたりのページ数は当然短くなり、歴史をベースにしたストーリーなんて語れるはずがありません。実際の真田幸村像とはまったく関係ない「幸村」って名前の登場人物が何かしてるだけの本です。
また「BL」とタイトルに付いてますが、主と家臣、兄弟同士がお互い大事って会話をしてるだけだったり、恋愛要素が感じられない話も多かったです。エッチシーンがあるものはそれだけで、ただ名前が幸村ってだけ…
どんなに話を作るのがうまい作家でも、この企画(テーマとページ数)で読める話を作るのは無理です!こんな無理な本を作った出版社に怒りを感じます。