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俺がいなきゃダメだろ、お前には
sayonara osananajimi
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
真柄うしろさんの2冊目です♪
Cab初掲載だった作品の『アイボリー』を含めて表題他3本が入った短編集。
真柄さんの自分がいいな~と思う好きな点は、みんなポジティブなところ。
なんでこんな展開が必要なの?みたいな少年漫画のノリかコントのようなのギャグを登場人物にかませますが、それもあるから好きなのです。
このお話達の中では、そういったコントのような場面はとても自然でやらせっぽくはないと思います。
それに、こんなポジティブな考え方や展開もあっていいんじゃないかvって思うのですよ。いや、実際ありそうだし(但しドブに頭から突っ込むはないだろw)
全体をとおしても、爽やかで、実はちょっとキュンともさせる、そんな真柄作品が大好きです!
表題は、いつも龍治と一緒で世話を焼かれるのが当たり前なほどにダメダメな幼馴染の文平が18歳の時突然自分の前から姿を消して、そして5年後突然帰ってきた!
以前と変わらないぶ文平がそこにいて、また再び以前のような関係が戻ったはずなんだけど・・・
酔いも手伝っていきなり全裸で告白する文平にびっくりしたよ!
別に全裸じゃなくてもいいじゃない、なんてつっこむような野暮はいらないです。
駄目な文平もちゃんとそれなりに考えていたんだね。
でも、本質は何も変わってなくて。
そして龍治も、口には出さないけれど同じだったんだよねv
むしろ、独占欲が強かったのは龍治のほうで、彼は文平が自分に黙って出て行ってしまったのを怒ってる。
文平は龍治に告白するために一つやり遂げて帰って来たけど、龍治は自分もしっかりなくちゃって言ったセリフが「日本一の風呂屋になる!」に爆笑はしてしまったが・・・w
この破れ鍋に綴じ蓋、どっちもどっちの幼馴染ラブはとてもあったかくて、変わらない二人が大好きだ。
そして『さよならおかえりまたあした』はエッチに及ぼうとして失敗するお話(爆)
酒の飲めない龍治にちょっと飲ませていい感じになろうとした文平なんだけど、、、
全然色っぽくないスコスコシーンに思わず笑いがこみ上げた次のページでいきなり見せる色気シーン。しかしwww
この展開も大好きだよーー♪
『わかってくれとはいわないが』
子供の頃、幼なじみを殴った事がきっかけで、その幼馴染がケンカばかりして人を殴る暴力男子になってしまった!
それを必死で止めようとするのだが・・・
最初とっても切ない展開なのかとハラハラしました。
ただ、その暴力を止めようとする幼馴染の恰好や突っ込みがとてもギャグめいているからそれをさほど重く感じさせないんだけども。
しかしやっぱり真柄さんでした(爆)二人が理解し合った時に、タってしまって別々にトイレの個室に入ってというシーンに・・・そんなオチだったのかwww
『アイボリー』
生徒に告白された先生。
まっすぐに彼に接してくる生徒にをまぶしく思うと同時に嫉妬を覚えていた。
本当は進みたかった美術の道。だけど、ままならない現実があって、、、
というシリアスな展開は、初掲載の作品だからでもあろう(ギャグ度も低め)
前向きな生徒に大人の先生が救われるお話は、やっぱりあったかくて、いきなり恋愛に行ってしまわないのが好感を持てるのです。
『ハッピーエンド』
いつも一人でいて他人と交わるのを嫌う男子に、いきなり「お前、オレの事が好きだろ」と言ってきた同級生。
その理由が何かと問えば学食で三連続同じメニューを頼んだとか、とてもバカらしい事なんだけど、「お前の気持ちに応えることにしたー!」
どんなに拒んでも全力でおいかけてくる同級生だけど、いつの間にか彼といることで先生やクラスメイトにも話しかけられるようになって、ちょっとうざいと思いながらも悪くないと思い掛けていた時、
ふと聞いてしまったクラスメイトと同級生の会話。
でも、ほんとうは誰よりも彼を見ていたのは同級生で、ほんとうに好きだったんだという展開はとてもキュンとするものなのですが、そこにはやはり♪
各話しのあとに4コマ漫画がついていて楽しい小話になっています。
また、本体にも残念なねこみみマンガがついていますので、ガッカリしてくださいw
作者さん後書き、ご自身を鳥にたとえて描かれてるんですが、何気に西田東さんに似てます!あとがきが・・・何かインスパイアされているのか!?
今回も沢山、楽しませてもらいました☆☆☆
初めての作家さんです。
かなりノリの良いテンポで、ギャグ好きな私には
ドコーンときた作品でした。
好きだったのは、やはり表題作です。
短編集で、全部で3編収められていましたが、
長くなるので、表題作のレビューだけ。
◆◆ さよなら、幼なじみ ◆◆
幼い頃から、ひとりでは何もできない幼馴染の文平(攻め)を、
ずっと面倒みてきた龍治(受け)。
しかし、高校卒業と同時に、突然文平は理由も告げず、
地元を出て行ってしまいます。
それから5年が経ち、龍治は親の代を継ぎ、
風呂屋を営んでいました。
そこに、文平が、地元に帰ってきます。
相変わらずひとりじゃ何も出来ないことを変化がないと、
内心では嬉しく思う龍治でしたが!
ここで文平から愛の告白されてしまいます。
でも、この告白からしてギャグで可笑しい!
酒に酔った文平が勢い任せに、素っ裸で神妙な顔をして
正座をして、龍治に「けっこんしたいと思っている」とか
言い出すんです。
てか、素っ裸って何…? いきなりけっこん?
つーか、アソコぐらい隠そうよ。毛も丸見えだよ?(笑)
主人公の龍治(受け)は、一見真面目でいいやつなんですが、
まず、「人の話を聞かない!」「キャパが狭い!」。
なので、文平(攻め)の告白なんか相手にしません。
しかし、「自分を忘れるためだけに5年も姿を消した」
ということにショックを受けます。
ここは、ちょっと龍治に同情してしまいます。
5年間も、自分なしで文平が生きてきたことに
ショックを受ける龍治。
文平に自分の思いを伝える龍治。
「俺なしでも、おまえ生きていけるじゃんか」
「おまえをそういう目で見たことはない」
「どこへでも好きなところへ行けよ」
龍治!! やっぱ、おまえキャパ狭い!
さすがに文平が可哀想だぞー!
そして次の日……
文平の荷物が全て消えてることに気付いた龍治。
走って、駅まで文平を追いかける龍治。
うおお、間に合えー!><
そして、龍治が文平に言う台詞。
「好きだとかなんだとか、今更だそんなもん」
「俺は最初からお前と一生、いっしょにいるつもりだったんだ」
うっぎゃあああ!!
すごい愛の告白!
あの龍治がこんな情熱的なことを言うなんて!
文平は、
「今のほとんどプロポーズじゃん!」と喜びます。
ああ、もう嬉しいでしょうよ。そりゃあ。
幼い頃からずっと片思いしてたんですからね…。
そしてまた、龍治の風呂屋に居候で戻ってくる文平。
ちょっとずつ日常が変わっていく予感のするラストでした。
◆◆ さよなら おかえり またあした ◆◆
描き下ろし漫画です。
主人公の龍治(受け)と文平(攻め)のその後日談。
感動の再会(?)シーンを風呂屋の馴染み客達に
邪魔された龍治と文平。
しかし、その夜文平は龍治に廊下で
少しちょっかいを出してきます。
「10年は待ったから、いいよね?」と言ってくる文平。
ちょっと殺し文句かも。
しかし、文平が龍治にフェラした後、
眠さが限界だった龍治はそのまま廊下で寝てしましました…
みたいな微笑ましい、ちょっとしたエッチ。
「おれ、まだパンツも脱いでないのにー」と
夜空にこだまする文平の叫びが爆笑モノです。
◆◆ ◆◆ ◆◆
とにかくダメ人間の文平(攻め)に
手間を妬かされる龍治(受け)が面白い
恋愛ギャグコメディでした。
ギャグの出来としては、かなり良かったのではないかと。
私的には、かなりツボでした。
これからも二人でお幸せに♪
単行本の軸になる作品の重要性がよく判る、
そう言うこの方の二冊目の単行本です。
いや実際安定感が違いますね。
イントロばかりが収録された感のあるデビュー単行本は
色々な味わいがあって美味しくはありましたが
その味わいにパンチが欠けていました。
表題作を軸にして作風に真正面から向き合った感のある
この本は、さりげない味わいですが噛み締めれば
まだまだ深い味わいがあると期待させる
そう言う存在感があります。
この方の没小ネタだけで構成された作品も見てみたいですね。
きっと癖になる味わいでしょうから。
まずまず。かな。
エロとかに特化してなくて、ほのぼの~と読める印象でした。
きらいじゃない。きらいじゃないよ。
たまにはこういう漫画もイイ(○´∀`○)と想う1冊
もう少しガツンとインパクトがあっても良かった気はしますが。
表題作~のお話は、「アイツにはオレがいないと」と思っていた相手が
自分の前から忽然と消えてからはや数年。
自分に何も言わないで消えてしまったからモヤモヤだってヒトシオなのよ
わかるでしょ!?から始まるお話。
突然帰ってきたアイツは、やっぱりダメダメで、あまつさえオレのこと好きだって!?
ちょっ・・・・・
でも結局さ、世話焼きで、面倒見てきた相手
突然きえたって、オレが面倒見てやらねばとなってしまうサイクル。
めんどくさいけどこういう関係がめぐっていく~な部分は好きでした。
ダメっこなはずの攻が、ナニに関してはあんがい手馴れて見えるってのも
ちょっと面白かったけど。
案外、アイツはダメっこだから。と想ってるのは受だけで
ダメっこをえんじているとか・・・どうなのでしょう。
なんにしても、存外可愛いお話でした。
ほか短編。
殴られて感じてしまうwwwあれちょっと萌。
ヤンキーテイストってなんだか萌えますよね。かわいい。
とんがるほどに可愛く見えてしまう。
カバー裏のにゃんこ~なおまけも可愛かったです
1話目「人の話を聞かない」ってよく言われる。
……そうだね、本当に人の話聞かないね。
思い込みで突っ走ってます。
でも根本の性格が良いので、「え?違うの?」と気がつけばまた、真っ直ぐ修正して突っ走る感じ。
どっちが攻めでどっちが受けになるのか知らないけど、行動が直線の片割れが行動がゆるゆるなので丁度いいんじゃないでしょうか。
2話目DV希望なの?
殴られると気持ちいいとか……全然分からない。
でも真面目になったようでよかったですね。
合体とかはしてませんが、やっぱりこれはDV希望の方が受けになりますよね。
3話目高校教師と生徒
絵がシンプルなのかリアルなのか、高校教師がオッサンくさい。
リアルなオッサン臭さ。
そして多分これはオッサン受けになる。
「生徒×教師」は好きなパターンですが、なんかこれは、、、ポジティブ青春優等生×ネガティブオッサンて感じ。
やってる事は高校生の試合を見に行ったりとか、「優勝したらつきあう」とか青春くさいけど、なんかそれを凌駕する程オッサンがリアルにネガティブ。
4話目高校生×高校生
「森田健作+松岡修三」がテンション低い孤高タイプに熱烈しつこく言い寄る話。
もうポジティブとかそういうのを勢いよく振り切ってる。
こんな奴嫌だ;;
バスを追いかけながら大声で告白した翌日には、朝から家に上がり込んでるとか;母親に「僕たち恋人同士です!」とか、チューすらしてねえだろ!って;
こんな病的ポジティブ嫌すぎ;;
「ケイタイ持ってねー」と言ったら伝書鳩を用意するとか;;
ちょっとアタマの病院に行った方がいいと思います。