茶鬼
今回の表紙は本仁戻さんのエンエン主人公達の天使と悪魔♪
そして巻頭からーインタビューは2月に「ヤンキー君と王子様」を出した真名子さん。
このインタビューを読んで、この単行本の表題のできた経緯を知ることができますし、この作家さんちょっとホラー系の少し痛い感じの作品がとても魅力的なのですが、ご本人もやはりそれ系が好きだということ。
このふゅーじょんさんでは、割と好きにかかれているようなのですが、他誌では結構ボツやダメ出しが出ると言う、そんな裏事情を見て、
なるほど、最近こうした同人系の出版社の本の作品のほうが面白くて注目するのは、そう言う点が大きいんだ!と改めて実感させられた一言でした。
そして、この本誌では単行本からスカイツリー×東京タワーの擬人化マンガがお試し読みとして掲載されています。
高速エンエンは、沢山いたはずの悪魔の子供が遠足に行くたびに減ってとうとう脱走癖のあるタクくん一人になってしまったという”こじか園”の、人間のエゴと共に、まだ小さい子供なのに菫が同じ悪魔として一人で生きていくためにタクを鍛えるというお話も・・・しかし!とんでもない特訓だよ(汗)
自分の大好きな軍艦擬人化「日本菊花聯合艦隊」はいよいよあのブラコン武蔵の最後の話しに突入し、その前編。
大和との兄弟艦なのですが、ああー!また切ない。胸に迫ってきちゃいました(涙)
田舎に住む女になりたい高校生、女装高校生達のお話「スメルズライクグリーンスピリット」はそれぞれの抱えた思いを話すことで仲良くなった二人をからかう同級生が登場してきたりもしながら、ゲイの自覚がありながら、母の為普通の男として歩みたいと葛藤するフトシの姿が切なくて。。。
前号から始まった「エンジェルコントラクト」はお兄ちゃんを彼が召喚した魔術師に取られると勘違いした妹が召喚したのはまた魔術師!
この召喚には代償に魂が!?小さい妹の魂を奪わないためにどうしたらいいのか?
一体どんな展開になるのかな?
筋肉フェチの科学者にベタ惚れの王子様が登場する「army DOGGY's」は戦争が激化して王子が戦地に赴くことに!
科学者のポチと離れなくてはならなくなった王子は、ポチの陰毛をお守りに欲しいと、あれよあれよと、ポチをベッドへさそってしまうのですが!?
王子の気持ちはいつ届く?次号が最終回
梶本レイカさんの「高3限定」は同人誌の再録
イケダは小野を突き放そうと酷い命令をするのですが、それができない小野を散々ののしって、授業でも冷たく突き放して、それでも小野はイケダに食い下がる。
痛くて切なくて、悲しくて、、、早く同人発表してない続きの話しに行ってくれないかな?って首を長くして待っております!
月刊にしているために、作品数は多くない収録の雑誌ですが、値段が単行本1冊程度より少し安めなので購入しやすいと思います。
また他誌とは作品の傾向が違ったりしているのが、とても魅力的な雑誌だと思うのです。
少し広告が多いのですが、それでも作家さんの裁量度が大きい雑誌なので毎回飽きさせません。