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作者さんの絵が好きで。
小説もイラスト購入してしまう作家さんが、自分の萌ポイントをどストライクで捉えて離さない、ちょっと不思議なものが出てくる・妖っぽいものが出てきそうな作品描いてる!
店頭で見つけた瞬間速攻購入してしまいました。
シルフコミックってあまりあらすじがないので、購入はいつも一か八かって感じなので、実際は読むまでドキドキなのですが・・・。
結果は自分的には当たりでした。
雰囲気としては(1巻現在ですが)とてもライトな学園アヤカシものかな?
ほのぼの・和み・ときどきシリアス。今後の展開はちょっとホラー?
主人公は不思議とモノに宿ったモノが見える高校生。
モノに宿る不思議なモノをカミサマ(表紙の動物参照/あれらがカミサマ)と名付けて自分のお部屋へお迎えしている。
見えない人から見れば、ただのがらくた。
でも主人公にはとっては大切なカミサマなのです。
付喪神ものだと思うのですが、付喪神とは表現されていません。あくまでカミサマと。
主人公にしか見えないから、古いものやガラクタを欲しがり集めるという主人公はちょっと変わったヤツと思われているようで、目を輝かせて不用品を欲しがるのはちょっと異常、そりゃそう思われて当然だ。
でも、その中に新しいカミサマとの出会いがあるのですね。
不思議なものが見えるからといって、自分の殻に閉じこもり周囲から距離を置くというくらい部分もなく、ちゃんとクラスメイトとも交流のある明るく天然でまっすぐなところが好感を持てるキャラです。
何よりツボだったのが、作者の前田ともさんのデザインしている『カミサマ』達です。
表紙にも描かれていますが、どのカミサマもやわらかく愛らしいフォルムをしています。
主人公が帰宅して真っ先に自室へ向かい、帰りを待つカミサマ達に向ける笑顔は何とも言えない愛情にあふれたもです。
可愛くて、可愛くて、可愛くてしょうがない!って親ばかっぽい印象。
カミサマたちはみんな小さなこどものように無邪気に主人公に懐いている。相思相愛ですねーと読んでいるこちらも和みます。
元が毛糸の赤ちゃん靴下→ねこちゃんのカミサマに変化した子のみツンデレと出番は少ないけれど特に目を引きます。
私がねこ好きだからかもですが・・・
何故ツンデレなのか?というのは読むと納得。
このままほのぼの学園モノでは終わらなさそうな雰囲気もあります。
クラスメイトの黒髪ロングの女の子・・・彼女がちょっと謎の存在。
旧校舎にくくられた人型で少し意地の悪いカミサマの存在。
彼は色々と主人公に絡んでくれるので、美味しいポジションと感じるのは腐っているからか?