夛椛
さぁ、シリーズ最後となる後編です。
昔松陽先生と訪れた思い出の旅館・萩。そこで数日土方とともに過すことになる銀時。同じ時空間を共有する中でどれだけ土方を想っていたのかを改めて気付いた銀時は一歩ずつ進んでいこうとする中でまたもや2人に悲劇が襲いかかる。
それがきっかけとなり混乱する銀時は心の底から「土方を失いたくない!」と強く想うあまり自分を見失いとんでもない行為にでてしまいます。
周りが見えてなくて、錯乱状態の銀時を厳しく、そして優しく落ち着かせる土方。土方の言葉一つ一つが温かな力を持つもので読み手の心にも響きました。
銀時にとって朝起きた時土方が目の前にいてくれることはどれだけ嬉しかったことか痛いほどわかる。最後のシーンは1つおおきく成長した銀時の笑顔が描かれています。
銀時の過去が明らかになった前編、土方が記憶喪失になった中編、そして、全て互いを、自分自身の過去も全部受け入れて生きていこうと決めた後編。
3作品を通して、土方と銀時の恋はもちろん、万事屋の家族愛、真選組の絆の深さ、師弟間での所縁…たくさんの関係の中にそれぞれ多くの温かな愛を感じることできました。
いやぁー文句なしに神です。パピコさんってホントにすごいと思う。これだけの土銀の魅力を引き出して読み手に感じさせてくれる方ってそうそういないと思います。
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