夛椛
山田パピコさんの土銀作品の中では私のお気に入りベスト3に入るくらい大好きなお話です。
土銀でシリアスなお話です。今を生きる銀時は辛く苦しい過去に囚われています。それを気付かれないよう、見せないよう土方との逢瀬を繰り返します。
身体を重ねた翌日銀時は土方の目が覚める前に姿を消すようにしている。
恋人である土方には心の深淵まではさらけ出してないんです。
そんな銀時と同じ時間を過ごす中で時々見せる今すぐにでも消えてしまいそうな儚げな銀時の姿を目の当たりにし、土方は本当の銀時をさらけ出して欲しいと強く願っています。しかし、実際どうしてそうまで自分自身を隠そうとしているのか肝心なところもわからないし、そう簡単に踏み込めない。
銀時を知る術がないのです。
前編では銀時の過去・松陽先生とのエピソードも描かれています。松陽先生の温もりを知ってしまったからこそ銀時はもう誰も傷つけたくなくて、失いたくないと乞うているのではないのかなとひしひしと感じられました。
土方が銀時の過去にはじめて触れ、気付いたところで前編は終わっています。
中編に続きます…。
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