条件付き送料無料あり!アニメイト特典付き商品も多数取扱中♪
日本の男の愛の歴史は稚児からオネエまで結構の割合で男色と仲良しです。
特に戦の時代になればなるほどテンコ盛りにエピソードを得ることができます。
戦国の英傑で確実にヘテロなのって豊臣秀吉位。
というわけで、こういう本のスタンスは基本線
「あるものは誇張して、ないものはねつ造」
するべきだと思うんですね。
そこに足を置いてこの本はどうか?
私の知る限りでもカップリングに疑問を呈せざるを得ないものが山ほど出てくるのです。
例えば武田信玄。高坂昌信というガチの相手がいて、史実に支えられた男色エピソードを持ちます。なのにこの本で敢えて真田昌幸を持ってきます。
一応昌幸も奥近習ですけど、明らかにど確定の相手がいるところに彼を持ってくる意味がまったく!ないのです。
徳川家康にしても井伊直政という実に有名な小姓上がりのお相手がいます。
こっちを探ればちゃんと歴史的根拠にぶち当たるのに、鳥居元忠という年上の相手を強引に引きずり込んでます。やらんでいい。
とどめは伊達政宗。他にいろいろと資料に出てくるガチバイです。
でも、片倉景綱はありえないから。
そんな全体的にドリーム入った身勝手本なのかな・・・?と思ったら
「蘆名盛隆×大庭三左衛門」とか「大内義隆×小早川隆景」みたいな本当にガチなものも混ざったりするのです、知名度無視で。
結局この本は何を狙っていらっしゃるのか。悩んでしまいます。
火のない所にBLの煙を立てるのは腐の特権なので、大いにやってよいと思いますが、
既に火がついている所に別の煙を立てないでいただきたいです。
というわけで内容だけならもうどうしようもないんですが、
それを補って絵が素晴らしいんですよこの本は…こういう本にありがちな時代考証パッパラパーな所はない、と思います。(もっとも自分の歴史レベルの範囲でですよ?)
というわけで、この本読むときは取り敢えず「実はほかに相手がいるんでは?」とちゃんと勉強しながら読んだ方が恥かかなくて済むと思います。
それこそ歴史に詳しい人や戦国ヲタク相手に「武田信玄×真田昌幸」とかいうたら、単なるバカですからね?
まだゲーム上で事実ねつ造された幸村の方がなんぼかマシです。ああ、ゲーマーかぁといわれる分。