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yonjyaikenai BL douwa
このお話の赤ずきんはいい大人です。
いや、むしろ狼より背も肩幅も胸板も分厚い立派な領主様です。
ほよほよ赤ずきんちゃんをおいしくパックンしたら
大人になったら赤ずきんに逆にがっつりごちそうさまされちゃった狼さんの話。
というか、擬人化ものの狼の受け率、異様に高いですよね・・・。
意外性を狙おうとしてみんなが逆突きすぎて、逆に王道になっているような。
というわけで、これは王道になってしまったけもの道なお話です。
仲間内で「赤ずきんには気をつけろ!」と言われているのにもかかわらず「人間なんて」と大たかをくくってたら、銃を突き付けられた赤ずきんに「死ぬかオナ○ーしろ」と脅迫されて、仕方なく擦ってたら「教えてくれたのはあなたなのに」(押し倒す)→「うええっ!」とw
でも狼さんも仲間内では修行の旅を終えて帰ってきた英雄で、リーダー。
だけど森に鉄道を通す計画を身を張って阻止している領主、赤ずきんには頭が上がらんのです。たとえ「話が違う!」になっていても。
でもちびっこ時代の赤ずきん君のかわいらしさのエッセンスはちゃんと残したままガッチリしたイケメンになっている(しいて言うなら目つきが大人になっただけ)のが非常によく分かるのはやはり作者さんの画力でしょう。
これだけ変われば「誰それ?」になっても何らおかしくないのです。
狼たちを守るために時には銃で撃たれるほどに体を張る姿に耐えきれず狼さんはまた赤ずきんのもとを去ろうとしますが、大人になった赤ずきんにそんなのは通用しないw
なんにせよ赤フードは少女でなくても意外と似合うというのがツボでした。
初読み作家さんです。
某電子書籍サイトで3話完結になっていたものをレンタルしました。
3話合わせても40ページ未満なのであっという間に読めます。
表紙からも分かりますが、赤ずきんといえどもハンサムで立派な大人の男性です(可愛い子供時代がちょこっと出てきますが)。
そして狼さんは顎髭が素敵な男性の色気が感じられる、悪い男の雰囲気一杯です。
2人は赤ずきんがまだ幼かった頃に会っているのですが、その後狼さんが突然いなくなります。
ファンタジーで再会モノなのですが、この2人が再会してからのお話がメイン。
冒頭のイメージとは少しギャップのある展開がいいですね。
男前な赤ずきんと意外に可愛い狼さんがこの作品の魅力かと思います。
ページが少なくて展開が早くてじっくり読めないのが少し残念でした。