条件付き送料無料あり!アニメイト特典付き商品も多数取扱中♪
そのギャップがたまらない――
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
08年のデビューコミックから実に4年ぶりの単行本は、全作canna掲載の作品。
バラエティに富んだストーリーと独特の味のある画風が印象的な作家さんですが、この本もまたとてもバラエティに富んでいる。
ゲームで繋がっているアパート住民たち、ワケアリの幼馴染、吸血鬼という人外モノ、会社員と中華食堂の店主
表題だけにエッチがあるが、それでもどれも気持ちの結びつきと恋愛が始まりそうなこれからという雰囲気でニサラニサラしてしまうのです。
オンボロアパートで在宅の仕事をしながら管理人をしている主人公。
このアパートの住人は様々な職業の人々が集まっているが、夜になるとゲームのネット通信対戦で繋がっている。
どうしても強くなれない主人公にいつも救いの手を述べてくれるのが通称”えびすさん”という住人。
思いもかけずドジっこだったりするのだが、そのゲームをする時の顔が真剣で・・・
思わずすいこまれるようにキスをしてしまうと、翌日からえびすさんの姿を見なくなる。
ちょっとむさい感じの主人公が幾分へたれ気味に、
彼の大敵”花粉”(爆笑)を乗り越えてえびすさんの部屋へーーー!!
その後、彼等の初体験をゲームに例えて挑戦する様が、何か可愛らしかった♪
『ふゆのはな』仲良くしていた幼馴染は、実は祖父が母親の妹に手を出して生まれた
叔父にあたる子供だった。
それを知った時に彼を拒絶してしまった主人公。
それはどうしてだったのか、再会して気がつく二人の気持ち。
ちょっぴり切なさもあるけれど、それの意味するところをズバリと言葉にしないでも、何気に匂わす禁忌の臭いが、少し暗めの画風にとてもよくあって、少ししっとりとした雰囲気をかもして、表題と対象的です。
『雨シリーズ』雨の日になると公園のベンチで人間観察をしてる吸血鬼だというアカヲ。
そんな彼に傘を貸したのがきっかけで知り合う主人公。
これは思わぬ展開と結末があるのですが、非常にあっけらかんとした展開は、これもまた意外性の作品だと思います。
猫の小春が、主人公の肩にぶら下がってる姿がうける!
『エレベーター内の』は主人公がクライアントの無理な注文で徹夜の仕事をしていると、エレベーターのあく音が。
行ってみるとそこには主人公が夜食べるはずだったレバニラが。
同僚が飼ってきてくれたのかもとおもいつつ、おいしくその食事を頂くと、それは同僚がもってきてくれたものではなく。
さりげない、食道店主と常連に考えつく妄想をマンガにして表現してくれたものしたw
全体的に派手さはないのだが、居心地のよいという表現がぴったりの作品であり作者さんの絵だと思いました。
長いタイトルそのままのアパートライフです。
壁が薄くて、一見するとプライベートなんか皆無のオンボロアパート
でも、なにやらゲーム大好き系の住人が仲良く暮らしてる場所なんです。
色んな職業の人がいる中で、夜のゲーム時間に遭えばみんなで通信ゲームしてる
通信ゲームなのに、話し声が互いに聞こえる身近さで、管理人でもある攻め様は
仲でも1番ゲームが下手なんですが、いつも、えびすさまと呼ばれる受け様に
回復アイテムなんかもらってゲームをホローしてもらったりして攻め様は
受け様のゲームテクにかなり心酔しちゃってる。
でも現実の受け様は、いつもぼーっとしてて頼りなさ全開な感じで
神業的なゲームをするイメージと、かなりかけ離れた存在なんです。
攻め様はある日受け様にゲームする姿を見せて欲しいと・・・
そしてその真剣なゲームする姿に思わずキスしちゃう~
攻め様は受け様の姿にギャップ萌えしちゃってるんですね。
二人の恋をゲームのレベルに見立てて、経験値云々なんて会話してる姿はオタク系
なかなか面白い設定ではありました。
ふゆのはな は
ちょっぴり切ないお話でした、幼なじみで仲の良い二人がある出来事を知った時に
片方がなんとなく相手を避ける様になってしまう。
そして子供の時の約束を果たせないまま、会う事が出来なくなり数年たって再会する。
過去の後悔にも似た思いを露土し、二人の約束を果たすまでのお話。
雨の日は は
雨の日だけ公園のベンチで傘も差さず濡れながらも楽しそうにしているおじさんと
真っ直ぐな目をした、猫を連れた少年との不思議な交流でした。
おじさんは自分を吸血鬼だと、そんなおじさんを面白いと言いながら少年は傘を・・・
雨と共に行く は
雨の日の続編で、猫を連れた少年と吸血鬼のおじさんの恋が仄かに始まる予感を
感じさせるストーリーです。
エレベーター内の・・・。は
いつも仕事でヘロヘロな狭山と行きつけの中華店の店長とのこれから始まる
関係を予感させるような交流を描いた作品。
全体的にエロさはなくて、人の心の動きをメインに淡々としたような作品です。
全ての作品がなんとなくこれからを予感させるような雰囲気のお話ですね。