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sutertarechattano
我被抛弃了吗
表題作はほぉ、かわいいなぁ・・・とさらっと流し読んだのですが
(天候の厳しい日に男の子を拾って・・・という流れを自分が好きすぎて読みすぎてるのもある。)
「そこを教えて」が萌えました。
優しすぎる男×恋に引きすぎる男がお互い出会う事によって
優しい姿勢だけではいられないし、引いてるだけでは何も変わらない。
それを当事者同士の視点だけでなく、敢えて双子の妹からも三視点で書いているのです。
BLの女の子というのは添え物で無ければライバル、もしくは腐女子ガヤというのが相場だと思ってたのですが、この話では珍しい「恋の指南役」。非常に男前をつけたくなるバシッとしたご性格です。
愛される立場というのをまるっきりなめてると考えた彼女はこういいます。
「女なめんな」
・・・渋いぞ!
3本のお話が入った短編・中編集。
今回もちょっと切なさを含んだ優しさに溢れる胸に残るお話ばかり。
このちょっと胸が痛いっていうのが、とってもいいのですよね♪
表題はおバカ受けです
隣に住む女性はもう引っ越ししていないのに、寒い冬の夜ドアの前で女の帰りを待っている男。
二日もそうしているから、隣に住む男は女が引っ越しした事を黙っていて彼の話しを聞くのです。
彼女に振られて落ち込んでいる時にそこの女にやさしくされて、すっかりその気になって「またね」の言葉を信じていたバカがつくほどの惚れやすい男だったのでした。
そして隣の男に優しくされると好きになってしまうからと!?
、、、えっ、えっ、この男凄い惚れ性でないですか?今度は男ですよ(爆)
この惚れ性の男・千葉と、隣の男・三井の始まりはそんな事だったのですが、何と二人は同じ歳!読んでる読者もビックリですw
三井は多分余り真剣に恋人として付き合った事のない人だけど、きっとこんな(惚れっぽいけど)一途に思われる事に、そうなってみたいって感じたんだろうな~
この千葉のバカだけど一途で健気なところがとっても可愛いです!
クマのフード付きコートもwww
この本の中ですごくよかったのが、『そこを教えて』です。
どうしてこれが表題じゃなかったのかな?って思うほどに何か心に響きました。
・・・ってそんなに感動した!ってほどのものでもないんだけど、愛を知らない、愛の表現が不器用で、ほんとうの恋愛をしたい主人公達のそのきっかけと、経緯と、結末と、何気に互いにヘタレ同士な雰囲気もするんだけど、最後に真正面から向き合えるようになったハッピーエンドがとっても嬉しい気持ちを呼びました。
女と付き合っても冷たい男と罵られ本当の恋愛をしたことがないマンガ家の草太は、女子を酷い目に合わせるエロマンガしか描けない。
そんな彼の元にファンですと押しかけて来た菅原。
菅原は優しすぎて本気でないんでしょと振られてばかりでほんとうの恋愛をしたことがない。
もうマンガ家を辞めようとしていた草太に、菅原が、二人で恋愛を体験して是非マンガを描いてくれと頼み込み、二人は疑似恋人体験をする。
これが恋愛なんだ、恋する女子はこんな気持ちになるんだとわかった翌朝、いきなり菅原から別れを切りだされる。
二人は相手を思い過ぎて、身を引くことが優しさと勘違いしている似たもの同士。
3話目において草太の双子の妹が少し活躍します。
ヘタレて逃げ出した菅原が、両思いになった途端に、押しの強い男子に変身する様が楽しかった。
恋する喜びに溢れているよね♪
ちょっとキュンとして素敵なお話だったのです。
『友達の話なんだけど』
いつもずっと一緒だった3人の親友が、二人がくっついたことで、いつまでも3人じゃなくなったというちょっと寂しさを感じるお話。
誰かにこの気持ちを伝えたくても、もう友達には話せないんだよね、
だってその友達二人はくっついちゃったんだもん。。。
カバー裏本体に謎のしりとりがあります(爆)
ニカさんの本って、もうちょっと読みたいのに!ってくらいで終わる感じがいいのかも☆
絵も話も、細部まで詳細に描かれていないのが、
反対にこっちの想像力と合わさっていい具合になるのかな?なんて思ったりします。
この本で一番すきなお話は、表題作の「捨てられちゃったの?」
まさに、女から捨てられちゃった男の子を、なんだかんだ言いつつ、
その女の隣りに住んでる男が、拾っちゃった☆というお話。
(正確には、捨てられたというより、遊ばれた、かな?)
拾う男の、基本の冷めたスタンスが好み。
冷めた視線で「なんだコイツ・・・」と思いながら、
実は気になってる・・・馬鹿だと思いつつ相手の真っ直ぐさに惹かれてる・・・ってのがいいな~
「好みじゃないけど、アリっちゃアリだな」
「ヤケでもなんでもいいから、流されてみれば?」
そんな適当ともとれそうな言葉で始まる恋だけど、
最後まで読むと、この言葉が適当~に言ったわけじゃないことがよく分かる。
でも、相手のコトをよく知らないまま始まった恋だから、
求められてることが分からず、いまいち噛み合わないふたり。
「やみつきにしてやる」って言ったのに、なんで何もしないんだよ!!
そう思って、ゴロニャン作戦をとる受けが可愛い♪
マイナス要素がこれからも色々見えてきそうな二人だけど、
なんだかんだとギャーギャー言いながら仲良くやっていきそうで、とっても微笑ましかった♪
うん、わたしも、
受けの、クマさんフードのついた服もいいな~と思ったけど、
それよりももっと、裸でひぃひぃ言ってる姿のが可愛いと思ったよ♡
あ、あと、「そこを教えて」で、
エロ漫画家の主人公が恋に悩み、
双子の妹に恋愛相談をするのに、男とのエッチシーンをガッツリ描いた漫画を見せるという、
そんな展開がとっても愉快だった~~♪
ぜひ、ふつうのエロ漫画でなく、リアルBLを描いてほしいわ~ww
(※リアルBLって?と思われた方は、彩景さんの「エロまん」を読んでみてくださいな)
なんとなく表紙買い。とゆうかタイトル買い。
ほのぼのしたかったのでタイトルが可愛いコレを買いました。
重くもないし、軽くもないストーリーでした。
表題作で、惚れやすい?男の子が頑張ってるのがすごく可愛かったです。
普通の恋愛のお話が新鮮でした。
『友達の話なんだけど』は
ちょっと寂しいお話ですね。
幼馴染の3人のうち2人がくっついちゃって
元の3人ではいられないねっていうお話です。
読み終わったあとはすごくいい気分になりました。
3本の作品が収録されてます。
【捨てられちゃったの?】【拾われちゃったの?】
好きな子に振られて泣いてた時に優しくしてくれた女性と一夜を共にして、もうその女性は引越しして居ないのにもかかわらずずっと待ち続ける男と、隣人のゲイとのお話。
捨てられた男の子がヒモとかヤリチンクズではなく純情一途かつちょい流されやすいので、ノンケにも関わらず、見るに見かねて世話を焼いてくれるゲイにグラグラきちゃいかけて「これ以上は無理!」と拒否するんだけど「流されそうなら遠慮なくつけいる」とダメ押ししてものにしちゃいます。女を待ち続けるノンケには興味なさそうな感じだったのに、急に肉食っぽい感じを見せるゲイが良かったな。
でもすぐ忘れちゃいそうなお話(ごめんなさい!)
【そこを教えて1、2、3、4】
これが一番良かったな。
鬼畜系エロ漫画家とそのファンのお話。
「冷たい男」「アンタは本気で人を愛せない」と言われ続け、女の子を痛ぶる鬼畜エロ漫画しか描けず筆を折ろうとした漫画家の前にファンを名乗る男が登場。
「優しすぎてつまんない」と言われ続けてきたそいつは、優しく愛を注ぐから俺の恋人になって女の子の気分を味わって創作のヒントにしてください!先生のチカラになりたいんです!と申し出て…。
どっちも女の子とお付き合い経験がある二人だけど、男同士で仮デートみたいなのを重ねてドキドキした気分や独占欲などを味わっていく過程がまさに初恋か!って感じでした。
受けの漫画家が本気で好きになったのを自覚した翌朝、「ごめんもう会えない」と攻めから言われてしまいショックで落ち込む受け。受けには双子の妹がいるんだけど、この子がきっぱりしててグズグズ悩む兄の尻をばしっと叩く男前な子なんだけどこの妹視点でもお話が進められるのが良かったな。
漫画家がただの鬼畜好きな愛情欠如野郎ではなく、どうしてそうなっちゃったかという妹の反省も踏まえて描かれるので。
【友達の話なんだけど】
三人の幼馴染。10代の頃は三人で擦りっこしてした間柄(すごいな…)で久々に会って、またあれやるか!という話になり…。
三人のうちの二人がくっついちゃって、その様子を残された一人の視点で語られるというお話でした。
ずーっと変わんないって思っていたけど、今までの三人ではなくなるけど、でもたまには俺のことも思い出してね、二人の幸せを祈っているから…というちょっと切ないけど何かが動き出すのも悪くないといった心情が綴られていて良かったな。
初・北別府ニカさんのコミックス。
私が買ってる雑誌でちょくちょくお見かけしている気はするのですが、あまりお話を覚えて居なかったので、目に付いたコミックスを買ってみました。
表題作の他、【拾われちゃったの?】【そこを教えて】【友達の話なんだけど】という構成。
その他に表題作の描き下ろし【悪いのは誰なの?】が収録されています。
この作者さんの他の作品を覚えて居ないのでどんな傾向があるお方か分からないのですが、この本は、可愛らしくあまーい空気が流れているなぁと思ったのだ第一印象。
きっと絵柄のタッチのせいでしょうかね?私は好きです。
――【捨てられちゃったの?】【拾われちゃったの?】――
ゲイの三井と、三井の隣に住むオネーサンに一夜限りで弄ばれた千葉のお話。
オネーサンに弄ばれたけどその前に女性に振られていた千葉は、慰められてあたたかくされてひょろひょろーっとついていくんです。
だから、そのあたたかさに絆されると言うか、冷たくなってしまった心をあたためてくれるソレにすがりたかったんでしょう。
でもやはりオネーサンも同じで、いつまででも待ってる千葉を三井は気にかけ、少しだけ優しくする。
結局は千葉は三井のあたたかさにひょろひょろーっとなりかけたから、もうやめようとするんだけれど、三井は「それにつけ入る」と千葉を抱き締める。
んで、結局千葉は三井にオチる――という進むのですが。
……千葉、もっとしっかりなさいよ(笑)
私は特段「この攻めor受け嫌い」というのはない方だと思うんですけど、さすがに千葉の流され具合にちょっと萌えられなかったなぁと。
いや、可愛いんですけどね。可愛いと大抵許しちゃう私も流されてるんですけどね(笑)
一緒に居る事で2人の愛情は深まるかもしれませんが、最初の入り口が何せ私には曖昧に感じて「……むむむ」と思ってしまった。
――【そこを教えて 1~4】――
エロ漫画家として生計を立てている草太と、草太の描くエロ漫画が人生のバイブルとなっていて兎に角優しさ満点の小寺のお話。
この草太の描く漫画が、エロの中に愛情が無く兎に角卑劣なんだという点が草太の人格を表している、という感じで良かった。
「愛情を知らないから、それを表現する事も出来ないよ」という。
そして、それを知った小寺は、「じゃあ女性の気持ちを知る為に付き合いましょう!」という告白をし、草太はそれを受け入れるけど――と進みます。
正直、一度読めばいいかなって所まで到達してしまいました、4話までちゃんと読んだのに。
4話完結の筈なのに、急速感が私の中にずっとあって、「え?え?」と思ってしまった。
小さな頃から我慢をするから愛情表現が下手糞になり優しくないと言われる草太。
相手に「してあげたら喜ぶだろう」と先回りして行動して優しさばかりを与え、それに不満を漏らされる小寺。
自分がいつも泣いて甘えて我儘だったから兄はそう育ったのだろうと多少の自己嫌悪を持つ草太の双子の妹・華子。
設定は面白い筈なのに、行き急いでるというか、全てを活かしきれていない気がします。
あと、草太と小寺が初めて致す時の、あの草太の「女性心」の感覚もイマイチよく分からなかった…うーむ。
――【友達の話なんだけど】――
この話が一番好きでした!
樫ちゃんがメインで進むお話ですが、カップルになるのは幼馴染のマサとキンちゃん。
ずっと3人で大きくなって、3人で居るのが当たり前だった世界が動き出すんですよね。
樫ちゃんのお蔭でくっつく事が出来たマサとキンちゃんのお話は、どこかで描かれていないのでしょうか?(情報知らず)
2人がベタベタになっても、俺をたまには思い出せよ。
滅多に会えないけど、2人が幸せになる事を祈るよ。
そんな風に思う樫ちゃんが素敵!
樫ちゃんにも早く幸せが訪れないかなぁと思える春の空を描かれていました。
割と北別府さんはデフォルメな絵を多く描かれる方なんですかね?
可愛いけれど頻度が多かった気がして…
眠れる森
こんばんわ。
この本に関して言えば私にしてはずいぶん雑なレビューだと思うんですが、
それでも参考になったようで幸いです。
江名
眠れる森様へ
先日雑誌で北別府ニカさんの短編を読んで引き込まれまして、他のお話も読みたいと単行本を購入するにあたり、眠れる森様のレビューを参考にさせていただきました。
普通のお話っぽさと渋い妹が見てみたくて、こちらの本と、高評価だったので「泣かないで、大久保くん」を買ってみましたが、どちらもとても素敵でした~。
眠れる森様のレビューは長くてもするする入ってきて(これは短かったですが)、言葉がやわらかくて、お腹にやさしいごはんみたいな感じを受けました。
また参考に購入させていただくと思います、ありがとうございました。
こういうの、慣れていなくて失礼があったらごめんなさい。