あらすじ
数馬…目を開けて」高層ビルの窓に映して側近が見せるのは、若きトップに繋がった姿だった。
「数馬…目を開けて」高層ビルの窓に映し出されるは、側近のモノで繋がれた若きトップのあられもない姿…。 25歳と若くして山ノ内財閥のトップに就く山ノ内数馬(ヤマノウチ カズマ)は、取締役解任決議にも押されない絶対的な権力を誇っていた。 それは数馬を支える側近、小野上柾(オノウエ マサキ)の暗躍があってのことだった。 柾は山ノ内家の使用人の子で、常に彼に従順になるように教育されていた。ただ、夜の時間を除いては…。