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priceless honey
さすが鹿乃先生!というエロもストーリーもある短編集。
「プライスレス・ハニー」
いつだって生徒にハアハアしてるヤバいゲイ教師の上原。
カネ欲しさにゲイデリヘルのキャストをやってる元教え子・今用務員さんの村主渚。
この2人の繰り広げる攻防。
と言っても攻x攻攻防じゃないよ。カネなのか、ほだされて好きになるのか、そのせめぎ合い。
上原の方はテクを磨いて攻め込んでくる。感じて感じて、渚、どうなる?
上原が誠実な変態っていうのが意外といい。
「ファイン★プレイ」
ストーカーに悩むカフェ店員・梶くん。
その事をリーマンの七藤に相談すると、恋人のフリをしてあげる、と…
この梶くんが可愛い!
そして妹!そうそう、女ってそうよね。とてつもなく現実的なの…恐るべし。
「ヤンデレマスター」
先輩の弟は度を越したブラコン。先輩に頼まれて自分が兄代わりになるが…
2020年現在ヤンデレ市場は刻々と進化し、2010年作品の本作はもうあまりヤンデレに見えない…
怪我した左目が疼く…というところから怖い展開来るか?と思ったけど、甘く収まりました。
「Replay リプレイ」
兄の友人(ちょっとセフレ)にずっと恋してた弟のお話。
兄の結婚式になんでもない顔をして現れるミツ。そこにまた動揺してしまう。
だけどミツの本当の想いは…?
弟くんもミツも、2人ともまだ幼かった…本気の恋にお互い怖気づいて月日が流れ、今全ての想いが収まろうとしている。そんな話。
「Fall in xxx フォーリンxxx」
一浪の先輩と同じ大学を受ける唯志。
AVで抜いている先輩に、自分も興奮した体で乗っかる。前期日程1日目、2日目、ヤリまくるけど、欲しいのはこんなんじゃなかった。しかも先輩は受かったのに自分は落ちて…
ここで先輩が優しいの。ハッピーエンドは読後感いいけど、もっとツラいエンドでも良かったかも、なんて思う。
なお、冒頭は2人ともメガネ。両メガネBL、イイかも!
とっても変態度が諸々高めの短編集なので、作者も言うように、中ではフツーに見える『ファイン☆プレイ』が一番好き。ホッとします。
カフェで働く梶くんは、ストーカーにつけられているので、と常連客の七藤さんに毎日家まで送ってもらっていた。七藤さんは心配して、恋人のふりまでしてくれるという。
実は七藤さんはそれを口実に梶くんに近付きたいと考えていたのだ。ある日、思い余って七藤さんは梶くんを抱いてしまう。ところが、梶くんの方でも七藤さんを好きで。ストーカーは妹に協力して貰っていた自作自演なのだった…。という、可愛いお話。
描き下ろしも『ふぁいん☆ぷれい』にて、七藤さんは梶くんにブカブカのシャツを着せて、彼シャツ風をさせたりして楽しんでます。リアル彼シャツだとブカブカ感がそこまで出ないというので、わざわざ買ったという。AVと同じ事をしたかったりと、せっかく可愛いお話だったのに、七藤さんの実は変態度が垣間見れて、やっぱり…。という。
表題作の変態度も高い上原は、まんま『Punch↑』の牧さん‼︎ ばりのトンデモ・エロオヤジ。(まだ27歳だけど!)
「左目が疼く」なんて、中二病的な執着を見せる、その名も「ヤンデレマスター」。
他、兄の友達に執着する「Replay」。受験する先輩を追う「Fall in ×××」など。ショートながらエチもしっかり入れ込んだ濃厚なストーリー集となっています。
エロはあっても、気持ちの重さなのかな。いずれもズシリと想いが重くて。
短編集ながら読み応えあり。美麗カラーイラストも付いてお得感もあります。
5組のカップルの短編集。表紙が凝っていて、とてもおしゃれな装丁です!こういうお洒落なデザインっていいですね。家族に見られてもあまり気にならないです。BL好きは公認されてても、あまり過激だったり品のないデザインだと、やっぱり躊躇してしまうので^^;だけど、中身はエロエロです(笑)さすが鹿乃先生です!
・『プライスレス・ハニー』
ゲイだと言うことがネタになるほどバレばれな教師の上原。背も高くてカッコいいのに、ときどき吐く決め台詞がヘタレてて面白い。好きなキャラでした!すごいテクニシャンだと言うのもGOOD!お相手の村主は上原の学校の用務員。用務員さんのBLって初めてです!表向きは眼鏡でクールな用務員だけど裏ではデリヘルボーイの顔も持っている。呼んだデリヘルボーイが村主だったことで2人は親しくなります。上原はエロ目的、村主はお金目的。彼女に貢ぐために体を売っている村主だけど、上原のずれたアタックと超絶テクで体から落とされて行きます!とぼけた上原とテクニシャンの上原のギャップが好きです。同居まで始めたものの、まだまだ上原⇒村主という関係。続きが読んでみたいです。
・ファイン★プレイ
好きな人に恋人のふりをしてもらっているうちに・・・というありがちなシチュエーションですが、これ好きです!梶君は可愛いし、七藤さんもカッコいい。一番よかったのは女ストーカーとの仲を勘違いした七藤が梶君にキスをして押し倒して服をめくり上げて・・・下半身まで来たときに「男の子なんて好きになったの初めてで」「(ここから)どうしていいかちょっと(わからない)」と言って、気持ちを吐露します。あっさり抱いてしまうよりちょっとリアルで、大人の七藤が可愛くて萌えました♡
巻末の7ページではすっかり梶くんの虜になった七藤が妄想全開で彼シャツを着せたり、AVみたいなことをしたがるのが笑えます。
・『ヤンデレマスター』『Replay』『Fall in ×××』
この3話はどれもお兄さんのお友達とカップルになる話です。私はReplayが好きでした。年下攻めですよ!いいっ!しかも関係したのは彼が中学1年の時です。私2次元においてのみショタもOKです!自分を見てほしくて一生懸命に貢を抱く史也が、まだ少年の体なのに抱き方や顔つきはすっかり大人の男なんです。だけど嫉妬する姿は子供で・・・そんな史也を受け止めるほど貢も大人じゃなかった。貢だってまだ高校生だったんです。大人になって再会した2人は、お互いに忘れられなかったことを知り結ばれます。それにしてもお兄さん、貢とやるだけやって女と結婚とか、バイって恐ろしい。あて馬だったってことで許そうか。
テーマもキャラも様々な短編集。
イラストがとても美麗&エロチックなのですごくお得感はあります。
表題作「プライスレスハニー」
お話自体は楽しめましたが、コメディ路線なので恋にドキドキする感は味わえなかったかなぁ。受けに彼女がいるというのもちょっとニガテな設定でした。
あくまででエロい作風を楽しむならありかな、という感じです。
しかしヘタレでお馬鹿なのにテクニシャン(唯一の特技)という主人公の設定は面白かったです。
一番気に入ったのは「ファインプレイ」という短編。
ストーカー対策にゲイのフリをする喫茶店店員とお客さん。釣り目で黒髪の受けの子が可愛かった…。
オマケで入ってた短編で彼シャツを着る受けにデレデレしまくる攻めが本編と違いすぎてちょっとびっくりでした。
表題作が一番好きでした。
本を開いてすぐのアホ顔が面白い!やっぱり、こう言うキャラの攻めが好きだなぁって思います。エロ全開でイジラレキャラ?お馬鹿っぽいけど、意外に一途なのが可愛いです。絆される受けも、クールそうでいて攻めを試しちゃうとことか可愛いと思います。ほんと楽しかった!
他は、ヤンデレとか云年越しの恋とか、受験生とか、ストーカーから守って!な話とかで、色々楽しめます。ヤンデレ、ちょっと苦手なんですが、短い話なので苦もなく読めました。短過ぎて、登場人物の気持ちとか展開が分かりずらかったですが…
いやー、面白かった。正直そこまで心に刻まれ深く愛せる作品かというとそうでもないのですが、さらっと読めてまた次も鹿乃さんの作品を読んでみたいなと思える内容ですごく良かったと思います。絵もキレイで男の子はみんなかっこいいし男前だし、(たまにすごいアホ面があるから嫌な人もいるかも…自分はギリ許容範囲 笑)結構好みの作風でした。
短編集でどれも良かったのですがその中でもお気に入りを挙げるとすると、Replayですね。兄とデキてた隣の兄ちゃんと…その6年後に再開し…というお話なのですが、まさかのショタ攻め!!中々お目に掛かれないですよ・・・それに当時13歳の攻め君が妙に色っぽく男らしいのでショタ苦手でも多分抵抗なく読めると思います。私自身ショタは苦手なのですがこのショタ攻めはかなり良かったです。開花しそうです。それにその若さ故に恋心抑えられず隣の兄ちゃんの友達にまで嫉妬するとか…!めっちゃ態度に出てるし!最中に名前間違えられるとか切ない…!そんな青い切なきゅん要素満載で大変満足でした。
あとちょっと残念だったのがファイン☆プレイはすごく良かったのに、描き下ろしでしょうか最後のふぁいん☆ぷれいの内容が『攻めが実は最初からエロ目的で近づいていた』というように感じてしまったのでこれなら描き下ろしがなかった方が良かったなぁと個人的に思いました。
「いやらしい!実にいやらしい!!」
ついつい鼻息が荒くなって、(;゚∀゚)=3ムッハーってしちゃう作品でした。
ダメ男とダメ男w二人共ダメダメなパターンなんだけど
しっかりキャラがあって嫌気がさすような感じではありません!
表題作の事を言えば、まさしく最初っからアクセル全開BLで
エロが好きな方はオススメです。
でもエロだけではなく、お話の内容も筋がきちんとあって
とても面白かったです。
ただ、ヤンデレマスターという短編のお話……
あれがどうも、勢いで作ったお話にしか見えない。
それが残念でした;;
表題作も合わせて5カップル、7つの短編。
それぞれの話はちょっと物足りないくらいで、サラッと読了。
絵は相変わらず綺麗でいい。
Punch↑の牧さんを彷彿とさせる変態さんも登場して笑えます。
個人的には、「ファイン・プレイ」のカップルが好き。
うん?あ、黒髪受けだし。少女マンガみたいな可愛い話だけれど、
最後の「ふぁいん☆ぷれい」でやはり変態ぶりを発揮しています(笑)
表紙が、太いカラーの帯がかかっていて取ると同じ絵のモノクロという凝った作り。
口絵もカラーが複数あって、豪華でセンスよくかっこいい。
あとがきの作品解説も面白く、なんだかお正月番組みたいな盛りだくさんさでした。
全部で5つのストーリー入りの短編集でした。
同じ高校の現国教師×用務員さん。
同じビルのサラリーマン×喫茶店店員さん。
兄貴の後輩くん×弟くん。
兄の遊び相手×弟。
一緒に大学受験している先輩×後輩。
いやぁ、鹿乃しうこさんの絵はほんっとキレイですね^^
そしてその絵と真逆とも言うべき?ギャグ。
物凄く笑えますね~。
先生と用務員さんのお話なんかは、
先生の天然っぷりに対するツッコミが激しくて
エロよりも爆笑が前に出ましたw
笑って癒されたい時には抜群の作品ですww
私、本気で後悔しています。
何故今まで、頑なに鹿乃さん作品を敬遠していたのかと…っ!!
私にとっての初・鹿乃しうこさん作品。
装丁?がオサレ!可愛いー、こういう少し凝った感じ大好きですー。
表紙の色合いも絶妙です。これは大事にとっておきたくなる1冊。
以前より変態面白加減には相当な賛辞が送られている鹿乃さんでしたので気にはなっていたのですが、ちょっとした理由で読まずにいました。
でも結局我慢出来ずに購入(笑)ヘンタイが好物って悲しいね(笑)
【プライスレス・ハニー】
私立男子校現国教師・上原と、同校嘱託用務員・村主のお話。
やー、まず最初の上原の驚愕の表情で心鷲掴み(笑) 絶対面白いんだろうと確信〃
真性ゲイの上原は、デリヘルボーイ狂いの男。
たまたま呼んだ子が同じ学校の用務員の村主だった。
変態上原は一瞬しまったと思ったものの、村主と体を重ねてからは、要は村主狂いになります。
一方村主には、恋い焦がれる上玉女性の恋人が。
金ヅルと分かっていても尽くしたい、その為には金が必要だからデリヘルボーイもやる。
そんな村主が上原との関係を続ける事で――と続きます。
まず村主の眼鏡男子具合にずきゅん。上のフレームが薄い又はナイのって大好きです。
村主目線でお話が進んでいきますが、上原を馬鹿な奴だと思いながらも、2時間めいっぱいゼンギされたり兎に角尽くしに尽くされる事で、体だけじゃなく気持ちも上原に持って行かれる。
その流れが分かり易くてとても面白かった。
そして上原も、男の子可愛い!抱きたい!アレしたいコレしたい的妄想が垂れ流し過ぎて笑えました。あんな教師やだ(笑)
バレンタイン話も、結局村主ってば上原にメロメロじゃないかー♪と思えるお話で可愛かったです。
【ファイン★プレイ】【ふぁいん☆ぷれい】
喫茶店で働く梶君と、同じビルで働く会社員・七藤のお話。
梶君が女子高生にストーカーされ、七藤に相談し、撃退する極論として男性と付き合っているという事にしようという提案で、偽恋人となります。
単なる偽恋人だった筈なのに、梶君がその女子高生とお話している姿を見て嫉妬した七藤は――というお話。
「可愛い子だけど、ストーカーする程好きって事じゃないか」と言う七藤、「そんな屈折した愛情表現しか出来ない人かもしれないけど、そんな子と付き合えますか?」と問う梶君。
この序盤の台詞が実は肝だったのかと、読み終えて思いましたー。
梶君はゲイで七藤が好きで、偽恋人だけど一緒に居られることが嬉しくて、だんだん勘違いしてしまいそうで。
一方七藤は、梶君を好きで、両想いだと思えて来たのに女の子と一緒に居る所を見てしまったものだから…と嫉妬して。
ま、結果的にはくっつくんですけど、梶君をストーカーする女子高生=梶君妹、いい子だし可愛い!
純粋なお兄ちゃんの夢見がちな部分と引き換えに、妹ちゃんは現実的なのね…とフビンに(笑)もっと夢見ていいのよ若いんだから。
七藤は結果的にものっそい変態だったと、【ふぁいん☆ぷれい】を読んで理解〃
そうですよね、単なる紳士じゃ終わらないですよね、だって鹿乃さまですもの〃
【ヤンデレマスター】
タイトルとは裏腹に、物凄く猟奇的な香りがする作品。テディ・ベアを引き裂いてる表紙が既にそれを物語っています。
異常な兄愛が酷かった翔と、その愛から逃げた兄の後輩で兄代わりとなったニノのお話。
全く実の兄弟ではないけれど、ニノの目を傷付けた所から始まるお互いの愛情が怖くていい。
俺の目を傷付けたんだからもっと後ろめたい思いをしてほしいニノ。
兄とは違うけど愛情が生まれやはり猟奇的な翔。
私的にはもっとこういう渦を巻いた愛情作品を是非鹿乃さんの画で読みたいです。
その他、幼馴染再会ものの【Replay】、眼鏡×眼鏡という夢の世界っな【Fall in ×××】が収録されています。
…鹿乃しうこさん、私にとってものすごーく地雷の多い方との認識が高く、正直敬遠しておりました。
以前雑誌で一度だけ作品を拝見したのですが、BLに嵌り出した直後で読んで、嫌悪感が酷かったのです。
食わず嫌いからの開花、半端じゃないです。