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作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
真鍋組に警察のガサ入れが・・・?という所から始まる巻ですが。
どうやら、名取の圧力によるもので警察も今回は本気じゃなかった様子。
そんなわけで気が気じゃない氷川先生ですが、またもや卓くんの叔父さんが騙されそうになっているという事で、慌てている卓くんと一緒に小田原に向かいます。
小田原に着いたはいいが、結局叔父さんは来ないことを追って来たショウくんによって知らされます。
せっかくなので小田原で観光をしていくことになりますが、小田原城で出会った千晶という少年に氷川は行方不明の父親に間違われます。
千晶のあんまりな現状と頭にほっとけなくなった氷川は、千晶の面倒をみることに。
千晶のアホさ加減により、かみ合わない会話が面白かった(笑)おもわず吹き出しましたよ。
本題はほとんど進んでないのですが情報屋、木蓮の動きが気になります。はたして何を探っているのか?そして氷川は木蓮の変装を見破ってますよ・・・なんとなくで分かるって凄い気がします。
千晶との会話で氷川は自分を捨てた見知らぬ両親を思い返していますが・・・氷川の本当の両親とかが、この先出てくれば面白そうな気がするんですけど?
今回は千晶のキャラがすべてを持っていった気がします♪
次こそは、名取グループ関係で大きな動きがある事を期待しています!
温泉を皮切りに前作は箱根、今回は小田原と、何だか漫遊記(爆)風味が最近の樹生さんの好みなのかと思ってしまうほどに、不夜城・東京から外へ出ることの多くなった龍&Drシリーズです♪
一見回り道をしているようでいて、やはりシリーズものらしくちゃんと前作の布石が繋がって今回の出来事もまた布石になるという雪だるまな感じで核心となる問題へ迫って行くのですね。
今回の題名「~Dr.の分裂」に何だ!?氷川の姐さんが多重人格にでもなったのか?
分身の術でも使って色々と他方面に出現するドッペルゲンガーでも?
なんて、思わずぶっとび想像をしてしまったのですが(天然姐さんならありうる?)
当たらずも遠からず、、、何と姐さんに似ている~という親子が登場いたしました。
彼等もまた何か今後の展開の布石の一つになるのかな?(そこはわからないw)
事の発端は前回、詐欺に合う叔父を救ったお話でしたが、その叔父がまた騙されかけてると小田原へ急ぐ卓を見つけた姐さんが、舎弟の桐嶋と共に小田原へ乗り込むことから始まります。
夜の小田原城で、姐さんを「パパ♪」と呼んできたのが、父親が女とどっかに行っちゃってアパートにも入れない、食べるものにも不自由していると言う千晶という少年。
姐さん、この千晶の境遇に小さい頃の清和君の不幸をかさねてしまってすっかり放っておけなくなってしまう。
この千晶、天然バカなんです!!
水商売や風俗に囲まれた境遇で育ったせいか、行方不明の父親も聞けばかなり情けない父親らしく、常識はないし部屋は汚いし、頭は悪いし、姐さんの母性本能がくすぐられて!
だけど、周囲の目からは、千晶の天然ぶりが姐さんににていると。。。
まあ、千晶も女の子かと間違うほどに華奢でかわいいらしいのですがwww
すっかり千晶にかまけてしまった為に清和くんへ連絡入れ忘れた為に、清和君とリキも小田原に。
すると比較的簡単に父親は見つかるのです。素晴らしき真鍋の情報網!!
そんな話が展開されるのですが、多分一番重要なのはその小田原話の前後の事だと思います!!
相変わらず続く名取グループの嫌がらせ。
前回、名取に偽情報を掴まされて踊らされたという苦い事態でハプニングになったのですが、その情報源であった情報やの木蓮。
シャチにも誰にも見抜けないのに、姐さんはまるで超能力者のように木蓮を見分ける!
そして、なにげに天然な発言をしているようで、核心を突く発言をしているようで。
皆がまだ姐さんを天然だの、核弾頭だの呼びますが、明らかに組長代行をした話のあたりから姐さんに変化が起きているんですよね。
また我孫子先生の事も祐が出張ってきていて?な部分もあるし、あの霊能者も逃げたままだし、名取グループがどういう風に邪魔をいれてくるのか、妨害策を立ててくるのか、木蓮は敵か味方か、何故姐さんを探っているのか(杞憂ならいいのですが)
意外にもシリアスはコメディの中にちりばめてカムフラージュされているのですよ。
それが面白いんですけどね。
この展開のパターンになれると、この話がとても面白く読めますね♪
さて、前作あたりから清和くんが良くしゃべるようになったのが何か嬉しい♪
でも、考えようによると姐さんの存在がとても重要なものになってきただけに、清和くんも以前のようにはいかなくなっているのかも?という感じもしなくもない?
さて、次回はどんな展開になるのか?
ここのところ、すごく順調に短いスパンで次作がでているので、とても期待してしまいます。
それに以前は清和と姐さんの二人だけだった表紙が、仲間や関連人物が大勢登場する表紙に変わっていますが、今回は昼間の風景の入った挿絵で、また新しい魅力の表紙で思わず違う作品かと思ってしまいましたよww
でもこういうのもいいですね♪
今作で龍シリーズ17巻目、スピンオフを入れると18冊目の新刊です。
前回は箱根でしたが今回は小田原が舞台、卓の叔父が再び騙されそうだと
必死の形相で走る卓を見かけた姐さんの氷川は一緒に箱根に向かう事に
しかし途中で連絡があり騙そうとした相手との面会がキャンセルになったと
連絡を受け、卓や氷川を追いかけてきたショウと共に小田原に立ち寄る事に
そこで氷川を父と呼ぶ可愛い少年に出会うんです。
その少年は誰もが考えすぎる程頭の出来が悪すぎて思わず心配してしまう
くらいのおバカさん、意思の疎通がなかなか測れないほどなんです。
でも自分を父親と間違えた少年の純粋で無邪気な姿を見ていると、
幼い時の愛する清和くんの姿とオーバーラップしちゃう姐さんなんです。
そして父親の帰りを待っている少年をこのままにしておけない姐さんは
面倒を見ながら父親を探してやろうと・・・
当然、清和くんも駆けつけてくるんですが姐さんが清和に少年の東京での
お父さんになって下さいなんて言われて唖然としてる姿は同情します。
だって清和くんとその少年は3歳くらいしか違わないんですよね(笑)
まぁ、その少年は姐さんから知性と教養を差し引いて子供が生まれたら
こんな感じに成長するかもと思わせる程可愛いのです。
そして前回から動きが怪しくなってきた名取グループですが何やら今回も
きな臭い感じです、名取の圧力で警察からのガサ入れもあったり
姐さんの職場である病院に前作で名前が出ていた情報屋の木蓮が潜入してたり
そして小田原でも木蓮が現われて、誰もその存在に気が付かないのに
姐さんだけがはっきり木蓮が解かるんですよね。
周りも清和くんも唖然とするし、理由を尋ねられても姐さんも何となくって
感じなんです、何やら姐さんの隠れてる才能が開花した感じかも~
でも清和くんは何故か困惑気味だし、真鍋組の皆も同様なんです。
この展開が新たな火種に繋がってくるんでしょうか?
次回作も絶対見逃せないです。