超ケダモノ男子×草食系男子のあぶないラブ・バトル!

恋する虎はキスをする

koisuru tora wa kiss wo suru

恋する虎はキスをする
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×212
  • 萌11
  • 中立3
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
11
得点
89
評価数
28
平均
3.3 / 5
神率
3.6%
著者
佳門サエコ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
角川書店
レーベル
あすかコミックスCL-DX
発売日
価格
¥560(税抜)  
ISBN
9784041201121

あらすじ

貧乏な大学3年生、國場敏明は大学1年生で男嫌いの御曹司、来栖アキの家庭教師になった。そんなアキの部屋で同居することになってしまい…!?

表題作恋する虎はキスをする

金持ちの息子、大学1年、男嫌い
大学3年生

同時収録作品彼が花嫁

デザイナーを目指す専門学校生
縫製専門学校生

その他の収録作品

  • 夜のお勉強

レビュー投稿数11

久しぶりに読んだら、読みにくくなった…?


男性恐怖症の御曹司をオカン系が面倒を見ることになり…というストーリーです。

男に裏切られた過去があり、嫌煙する攻め。
そんな態度に受けが怒って殴られてからコロッと信じるあたり、某少女漫画の御曹司を彷彿させました(笑)

作家買いでほとんどの作品を持っていますが、久しぶりに読んだら少し違和感がありました。

急にコマが飛ばされてたり、説明がなかったり急展開もあり読み手が少し困る場面がチラホラ…。

攻めが急に怪我を負っているのは、何度読んでも分からずモヤモヤ…。
構図もアップが多めで、キャラの感情や情景がいまいち分かりづらいところがありました。
キャラ設定やストーリーがいいだけに、ちょっと残念…。
また、途中で絵柄が変わります。

ケダモノ攻めというわりにはエッチは少なめで、「肉食」「野生の野獣」に関しては”受けに一途にアタックする”という方がしっくりきます。
ちなみに最後のあとがきにのみ、ちゃんとしたエッチシーンがありました。

【彼が花嫁】
服飾専門学生のデザイナーと、縫製する子の学生同士の物語。

全体の1割程度の短編作品なので、経緯などはすっ飛ばして大事な所だけを切り取ったお話でした。

ウエディングドレスを制作する際、アイデアが湧かないという攻めにウエディングドレスを試着して協力する受け。
ちょっとゴツめで黒髪男子のウエディングドレス姿が拝めます。

0

海老って高いよね

勉強は出来るけれど、貧乏な法学部3回生の國場。
女遊びには長けているけれど、勉強はからきしダメな金持ちの1回生・来栖。
正反対の2人が恋に落ちるまでを描いた、逆マイフェアレディです。

國場が友人から紹介された高額バイトは、お金で入学したともっぱらの噂の来栖が進級するための家庭教師でした。
男嫌いで女たらし、金で買えるものに労力は払わないという國場に苛立ちつつも、アパートの家賃は既に2ヶ月滞納中で、背に腹は変えられない状況に腹を括ります。

誰にも手をつけられない猛獣をしつける/手懐けるというパターンは『発情アニマル』(2010)でも見られましたが、あっちの野獣よりも一癖も二癖もあるのが来栖。
男嫌いになった理由は、「男は裏切る」から。
女たらしになったのは、「女は金と顔だけで分かりやすい」から。
こう見ると、結局女は好きというわけでもなくて、ただ人間不信なんですよね。
その状態から心の扉をこじ開けつつ、勉強も教えつつ、という苦行です。

真っ直ぐで嘘のない國場に、結構早い段階で来栖が執着心を抱き始めるので、受けが先に落ちてもだもだするパターンより読みやすいです。
初め感じる独占欲に戸惑いながら、どうやって言いなりにならない國場にやきもきするイケメンを見るのは楽しい。
母子家庭で、母に楽をさせたいということだけ考えて勉強だけをしてきた國場は、誰かに甘えることも、自分の気持ち向き合うこともしてこなかったから、自分に芽生えた感情が何なのかをはっきりさせるの怖がる辺りの心理描写も巧い。

ただ、肝心の部分はぼかしたままなんです。
ロシア人とのハーフという設定、妾腹で、実家が複雑そうという断片は出てきます。
女装してまで来栖に執着していた弟も登場するけれど、わりとあっさり去っていく。
「男は裏切る」と思うようになった決定的なエピソードがないんです。
國場がゲイというのも、友人(来栖の従兄弟)に頭を撫でられて頬を染める國場を見た来栖が決めつけただけで、そのまま勢いでなぜか國場も否定しないまま、最終的に「ゲイ」ということに定着しているけれど、友人へ切ない思いを抱いていた描写はなく。
そういう決定的な何かが欠けているせいで、中まで踏み込めない物足りなさがありました。

そういう物足りなさはあるものの、「攻めは肉食がいい」という作者さんの言葉に完全同意なわたしは、結構萌えました。

さて、最後に。
アパートを追い出されて来栖の家に住むことになる國場が、「貧乏メシ」を来栖に振る舞うシーンがあるのですが、味見をさせているのが明らかに海老。
しかも比較的安く手に入る冷凍の海老のサイズではなくて、5尾くらいで400円は超えそうなサイズの海老。
待て、と。
その贅沢な海老、来栖の冷蔵庫にあったものかもしれないけれど、「貧乏メシ」と言うからにはそれをピックアップしちゃだめだろうと。
しかもそんな海老がメインのおかずじゃなくて、サラダの具のひとつ。贅沢か。
あそこはせめてきゅうりにしてほしかった…思う主婦なのでした。

0

なつかない獣

表題作の他に短編が1作品収録されています。
ほとんど1冊表題作なので、1つの作品をじっくり読めました。
表紙も中の絵も美しく、表題作の主人公の一人、来栖君はロシア人とのクォーターで派手な外見なのですが、華がある佳門さんの絵柄がピッタリでした。

主人公は同じ大学の1回生と3回生で後輩と先輩という間柄です。
遊び人の1回生の来栖君がちゃんと試験で単位を取れるように勉強を見るというバイトを紹介された3回生の國場君。
有名メーカーの御曹司で傲慢で俺様、しかも男性が苦手という来栖君にどうやって勉強を教えるか…國場君の苦難の日々が始まるのですが…。

人に心を許していない獣が一人の調教師と出会って躾けられていく…という印象のお話でした。
年下で俺様なキャラが一人の人にしか懐かない、その上独占欲も強いというのは結構好みです。
その俺様が他の人からも注目を浴びているような人だと特別感も増して尚良しですね。
色々好きな設定が詰まったお話でした。

同時収録作品は服飾専門学校に通う学生のお話です。
卒業制作にウェディングドレスを作る事になって…という始まりなのですが、ちょっとアホでコミカルな作品でした。

0

ある意味、調教もの⁈

またまた変な設定。男嫌いで、男子がワサワサ居ると気持ち悪くなっちゃう女好きで、獰猛なアキ。そんな彼に唯一懐かれた國場さん。「年上には敬語を使え。」「自己管理をしろ。」「講義にちゃんと出ろ。」國場さんはアキの面倒をみる羽目になるのですが…
「もう降参か?それじゃあこの俺はやれんぞ。」って⁈國場さん、自分の言ってる意味ちゃんと分かってます⁈あなた犯されるんですよ‼︎っていう。天然か‼︎
「いや、俺はただお前に一人前になって欲しかっただけだ!」などという言い逃れが届く筈も無く。美味しく頂かれてしまいます。まぁ、気持ちも持ってかれてしまうのですが。
また、アキの生い立ちや家族、國場さんの育ちからなる責任感など。2人の境遇も丁寧に描かれて行きます。獰猛に迫られていた國場さんですが、気持ちも通じ合ってからのほだされエチはすごく良さそう♡なのにページの関係か?佳門先生にしてはアッサリめに描かれており。妄想で補う感じです。

他、テーマの違うショートストーリー「彼が花嫁」収録。
ドレスデザイナーを目指す沖方を発奮させる為に、試作品のドレスの試着をする美月。
笑われて終わり、恥ずかしい思いをする美月。ところが、沖方が発奮したのはドレスのフリルから覗いた美月の太ももの内側で…
え〜⁈終わり⁈そこのところ、もっと詳しく‼︎っと、これまた妄想で補わないと‼︎っていう。
続きは望めない(おそらく先生も忘れていらっしゃる。)様ですが、妄想の糧にはなります♡

2

ラブバトル!

男が嫌いなワガママお坊ちゃまに振り回される、大学主席の頭脳を持つ貧乏学生の、ケダモノ男子と草食男子の恋のお話です。

國場が頼まれた家庭教師の相手は、有名メーカーの御曹司でロシア人とのクォーターで女好きケダモノと噂される来栖でした。おまけに、男が大っ嫌いで。
断りたいけど、お金のためにやるしかない國場に、案の定生意気な態度の来栖。そんな来栖に、國場は辞めるのを覚悟して、殴って怒ります。
そんな態度を取っても約束を果たす國場に、来栖も心を許していきます。

それからの来栖の、國場を手に入れようとする姿が、ケダモノっぽくて良かったです。昔の遊び相手から國場を守って、國場への想いをはっきりと言った時には、カッコ良くてキュンとなります。國場のために、一生懸命自分を変えようとした姿にもジンとくるし。
國場も、自分にだけ懐く来栖が可愛くなってきます。ちょっと素直になるのが遅いとモンモンとなる時もあったけど、意外と男らしくて好きです。特に、来栖が悪口を言われた時にかばったところで、キュンとなります。

加門さんの作品の中ではエロさが少ないけど、たまには内容重視なこういうのもイイなと思える1冊です。

3

えろ描写が濃くない・・・だと!?

えろがなくてもサエコさん作品は魅力的だと
思わせてくれた漫画でした。
いつもサエコさんにはえろを求めて購入していたので
そんな自分が恥ずかしくなりました。すみませんw

格好良い攻めとださい受けなんですが
サエコさんが綺麗に描きすぎて
受けのダサい要素が一切感じられなかったですねw
攻めは男嫌いですが、その頑なな心がほどけていきます。
お金のためだったけれど、ちゃんと攻めを懐柔しようとする
姿勢がとても格好良いですね、外見じゃなく中身が!
虎と題名にありますが、他作品のとてつもない野獣を
知ってしまった今となっては、全然感じられませんねw

1

ワガママ年下攻め

■恋する虎はキスをする/夜のお勉強■
来栖 アキ(大学1回生)×國場 敏明(大学3回生)

貧乏大学生の國場敏明が紹介してもらった「オススメできない」アルバイト…それは、金の力で大学に入ったと噂の超問題学生・来栖アキの家庭教師だった。
クォーターで超美形のアキは女にモテまくりだけど、病的なまでの男嫌いでどうしようもない駄目男。
ところが、そんなアキになぜか妙に懐かれてしまった敏明は「アンタを俺のもんにする」なんて言い出したアキに襲われてしまい…!?

親友である森岡に紹介された家庭教師のアルバイト…単位なんて金を払えばどうとでもなる!と豪語する来栖に最初ムムッヽ(`Д´#)ノ!ってなりつつもー勉強を教えに約束の場所(学内図書館)に向かわないことは来栖を裏切ることと同義って考えで真面目な敏明は行くんですよね。
意外にも来栖ちゃんと勉強の約束場所に来てるしwww
お互い「なんでお前がいるんだよ?!」「あんたこそなんで来てるんすか」状況がちょっと笑えたwww

敏明は親友である森岡のこと好き設定だったみたいだけど、普通に一緒にいるし…経緯をもう少し詳しく知りたい。
ってか攻めと従兄弟同士だけど攻めよりも柔らかい表情の森岡の方が私個人的には好きだ←

それにしても…婚外子で一族の恥扱いで本棟に入れてもらえなかったような来栖なのに、結構好き勝手な生活をなさっているのですがwww
家族からの当たりがキツイらしい割には豪遊されているので何か釈然としない。
そのため男嫌いになった理由もいまいちピンとこず…。
でもワガママ俺様攻めは美味しかったです(*´Д`)

来栖の弟(家族に可愛がられてるけど、アキのこと大好き)が突然やってきたり、来栖の元カノが暴走してしまったりーと事件が色々発生してました。

受けの敏明は結構しっかりとしている男前(*´艸`*)

■彼が花嫁■
沖方 亮(専門学生)×美月 要(専門学生)

美月の通う服飾専門学校では毎年卒業制作発表会が行われる。
今年のテーマは“ウエディングドレス”
でも相方の沖方は才能があるのに本気になることが滅多に無くて…。
イメージが湧かないという沖方に美月は…。

受け様がウエディングドレス着用されますΣ(゚∀゚ノ)ノキャー
しかも絶妙に似合ってない←
小柄で可愛い小動物系の受け様じゃなくて、ちゃんと男の人って感じだもんでw
でもでも外し忘れたマチ針探してスカートを無防備にまくって、フリルからチラ見えするアソコはダメです。
(*´Д`)ハァハァもんです。
攻め様まっしぐらで大興奮www

6

キレイな絵

表題と、短い別の作品が1つ、全部で
2つのストーリーが入っていました。

相変わらず、キレイな絵ですね~。
キレイな絵は楽しさ倍増しますw

そして、佳門さんの作品はえっちぃw
でもこの作品は他の作品に比べて、まだ落ち着いてる方かな?
そしてそして、受け様が攻めくんより強い!
とってもカワイイのに強いんですよね。
これが佳門さんの特徴ではないでしょーか。
この作品もそうでした。

なので、言ってみると「いつもの」感じの作品。
でも安定して楽しめる、裏切られない!とも言えますよね。
笑いもありで、面白かったデス♪

4

虎は結局てのひらで転がされる

佳門サエコさん熱(少しだけ)再び。
相変わらず綺麗な表紙に惹かれ、購入。

表題作は2011年に連載されていた作品とのことですが、この辺りくらいからなのか設定的にそうさせたのか、受けの顔も攻めの顔に寄せている感じがします。
何て言うか、男っぽさを増したような。
それ以前までは多分、確実な違いみたいな描き分け(瞳の大きさは勿論、顔の輪郭、パーツのバランスetc)をされていたんじゃないかと思うのですが、こちらとか、来月発売されるコミックスのものとかは、割と受けも攻めも男性的な表情だと思うのです。
前の描き分けも可愛くて好きですが、こちらも大好きですね、お上手だなぁと。


◆『恋する虎はキスをする』『夜のお勉強』(描き下ろし)
勤勉貧乏学生で学部きっての秀才・國場は、友人の森岡に頼まれ家庭教師のバイトを引き受ける。
その相手と言うのが、金と女があれば世渡り出来ると思って居るイカレた男・来栖。
高額バイトを引き受けたけれど、来栖は男が苦手だと言い――と進んでいきます。

私、佳門さんの攻めの男性の「攻めてやる!」という顔付が大好きです(笑)
いや、その致すシーンがというよりも、こう、肉食感たっぷりで抑えきれていない感じがタマラナイ。
そして今回の年上受け・國場は、そんな来栖のダダ漏れている肉食な眼差しから逃げない姿勢というのにも惹きつけられました。

國場にお金が必要な理由がしっかりあって、来栖が男性を苦手な理由もしっかりあって。
この2つがストーリー中にも軸になっていてとても分かり易かったんですけど、何故だろう、時折唐突感が否めない時があるんですよね。
「来栖の弟突如現る!」とか「来栖のモトカノ?奇行に走る」とか……。
唐突感というか、詰め込みたいものが多いのかなぁ、と。
どちらもそんなに深くは掘り下げないから、活かしきれていない中途半端な後口が残ってしまいました。
(二人の絆と気持ちが深まる為ならどちらか一方をもう少しやっても良かったんじゃ…という希望も含まれますが)

しかし、まるで百獣王のような来栖が、真っ向から向かってくる國場に頭が上がらない様子にはキュン♡
佳門さんの何が好きって、私的には致すシーンの汁感も外せません。
汗もそうですが、唾液によっていやらしさを際立たせるのがお上手…さぁもう一度ページをめくろうかな(笑)

ラストは描き下ろし『夜のお勉強』。
こちらは来栖目線で、しーっかり致すシーンが描かれています♪
……が、結局は場数をこなしている来栖の方が振り回されちゃう、という。
かわいそうな虎がココにいますよー♪


◆『彼が花嫁』
服飾専門学校の生徒同士のお話。
デザイン科の沖方はあまりやる気のない男。そんな彼にやる気を出させたい縫製科の美月は――と進んでいきます。
いいですねぇ、たまーにこういう、佳門さんのぶっ飛んだ系、好きです(笑)
あとがきにも書かれていますが、「似合わない花嫁姿」が正にそうで、でもドレスのフリルから覗く腿と股間が妙ないやらしさを感じさせます。
……あれは……うん、沖方、そうなりますよね(笑)
読み切りで短めですが、こういう思い切った感じも好きなので良かったです。


最近私の中での佳門さんが再ブレイクしかけているので、濃厚とまではいきませんが中々満足出来た1冊でした♪

0

面白かったー

男がキライで遊び人で傲慢な攻めと、貧乏で真面目でダサダサだけど気が強い受け
「猛獣の調教」という言葉が頭に浮かびました。
バイトとして攻めに勉強を教えるというのが金欠の受けに課せられたミッションです。
最初は受けに反発しまくってた攻めなんですが、受けのことを好きになってからは猪突猛進で一途で素直。チラホラと傲慢な本性を垣間見せつつも、受けの言い付けにはガルルーと従う。さながらサーカスのライオンでした。猛獣の調教。その様子がいちいち楽しくてさ。

受けの見た目をもうちょいダサダサに描いてくれてたら完璧だったのになァと思いました。普通にかっこよく見えるのが惜しい。

0

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