表の顔は王子サマな暴君×童貞純情少年の初恋ラブバトル!

もったいない!

mottainai

もったいない!
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神7
  • 萌×218
  • 萌23
  • 中立9
  • しゅみじゃない11

--

レビュー数
18
得点
185
評価数
68
平均
3 / 5
神率
10.3%
著者
凪良ゆう 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
カワイチハル 
媒体
小説
出版社
角川書店
レーベル
角川ルビー文庫
発売日
価格
¥533(税抜)  
ISBN
9784041001837

あらすじ

姉の成子の失踪を報告するため、姉の婚約者である圭吾を尋ねた日向。想い出では王子様のよう圭吾の本性は浪費家のダメ男で日向はショック。そんな中、圭吾は日向の初恋の相手が自分と知り、突然イラズラをしてきて!?

表題作もったいない!

金持ちの一人息子で裏表のある大学生
のんきな両親をもつ超節約家の大学生

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数18

ラブコメも素晴らしい

今までに何冊か読んできた凪良先生の作品。
こちら、ラブコメなんですよ。
今までシリアスな作品しか読んでいなかったので、読み始めは戸惑いました。
でも、さすが凪良先生。
テンポの良さとスッキリとした展開に、安心安定のフィニッシュで大満足でした。

攻めの前半の鬼畜具合と後半の溺愛具合。
「ヒドい男だよなー」からの「甘ーい!」までと
それに振り回される受けのテンパり具合、が絶妙なんですよ。
いや、実際は攻めの方こそ振り回されてるのですが。

コメディなのに、途中切なさもあり。
凄いですね。
軽妙な会話だけで終わらせないその力量に感服しました。
凪良先生の凄さを改めて知ることができた1冊になりました。

1

久々にめっちゃ萌でした

あらすじから、私の好みのお話なんだろうなーって言うのは分かってましたが、やっぱり読んで良かったです。
あまり好みの展開で無いといつも途中で集中力が切れてしまうタイプなのですが、ひさびさにノンストップで即読み終えました。こういう作品もっと増えてー!笑
凪良先生にしては珍しいのでしょうか、このタイプのCPは、、いつも先生のCPの性格設定がタイプでなく、「美しい彼」もあいにく趣味じゃないでしたが、、この作品は本当に受けも攻めも私のドタイプでした!
そして凪良先生は本当に読みやすいので、もっとこういう俺様×健気天然な感じの作品出してほしいですね(^ ^)
日向が節約人間なあたりも可愛いです。最初は圭吾もドン引きでしたが、きっとこういう日向の必死な感じも可愛く思えてくるんだろうな、、あー好き笑笑
最初は相容れない2人が徐々に惹かれあっていき、結局攻めが溺愛パターンが好きな方にはとってもツボだと思います。
攻めが傲慢なのに、受けの涙に弱い!ここも非常に大事なポイントです!

あと挿絵ですが、とても可愛くてかっこよくて素敵でした、、萌には絵柄も非常に関わってきますよね!
おかげで私の神BL小説シリーズ入りです。ありがとうございます合掌

1

ライトなコメディでした

凪良先生は全作制覇計画を地道に遂行中。無条件購入したものの、しまったコメディでした。ドタバタとまではいかないし、面白いっちゃ面白いけど萌えるかと訊かれると・・・なので評価は中立、すいません。本編210Pほど+先生のあとがき。

お話はのんびり絵描きの父親が1000万円借入金の保証人になってしまうところから。どうすんのよと一人きりきりしていたしっかり者の受けさんが気絶しそうになっていたら、解決策があるとのこと。その解決策が幼馴染である攻めさんと受けの姉が婚約するというものなんですが、その姉が家出して・・・・と続きます。
登場人物は攻め受け+攻めのうっぷん晴らし仲間+受けののんびり家族 です。

***********以下はよりネタバレ

超優秀王子様な攻めさんの性格が、甘ったれてんじゃねーというように少し感じちゃったです。別に狼のかぶりものかぶって暴れなくても、オープンにできるストレス解消法なんて、山のようにあるように思うんですよね。企業経営を行う予定なら、そのストレス解消中にも人脈築こうよと思ったり・・・。超節約家な受けさんの節約術も、すいません、ドン引き・・・・・よもぎ風呂には入りたくない。てか追い炊き機能使ったら給湯器壊れる。いや節約は大事だよ、とは思うけど、限度というものがあるよな とつい思った次第です。

やっぱりコメディは苦手かも。でも読んでみないとわかんないしな。

1

サクッと読めるコメディ

重くなく、テンポの良い話なので、疲れた日でもあっという間に読めます。

日向(受)はドン引きするぐらいの節約家でケチな故にずるいことも考えますが、経験不足でそこまで割り切った悪い男にもなれず、初恋が崩れ去ったあとも、結局は圭吾(攻)に惚れ直してしまいます。

圭吾(攻)は日向の気持ちをからかいつつも、押し倒そうとすると拒絶されるもんだから、合意なしでHに突入。結構ひどいなと思いますが、共同生活を送っていくうちに素の自分は日向にしか見せられないと気づくあたりは人らしい葛藤があって、共感できるところもありました。

シリアス物が多い作家さんですが、コメディタッチな作品の中にも、切ない心理描写も程よく含まれていて良かったです。

惚れた方が負けなんてよく言いますが、お互いに振り回しまくって、最後はなんとか無事に着地。
劇的なドラマではないけれど、二人の駆け引きが楽しいお話です。

0

ライト感覚のフツーな作品

凪良ゆうさんが、ルビー文庫!
思いもかけぬ組み合わせに、驚いてしまいました。
スンマセン……。

中身はというと…タイトルそのままです。
「もったいない」が合言葉。

   ◆◆   ◆◆   ◆◆

超ウルトラ節約家の主人公(受け)。
巨額の借金の代償として、姉が幼馴染の攻めと婚約することになり、
受けはショックを受けます。
攻めは王子様のような外面とは逆に、本当の素の姿は、
浪費家で暴君で、我儘放題。
そんな攻めと同居することになり……というのが冒頭です。

第一印象は、
「うわっ、ココまでケチケチ節約家が一家にひとりでもいたら、
 私なら耐えられないなぁ……」って感じでした。
それぐらい酷い節約家!
お風呂の中にに「よもぎ」が入ってて、お湯も半分以下……と思ったら
かなり厳しい…と思ってしまいます。
それ以外にも、食事やらトイレやら電気水道…あらゆるところを
節約、節約……って、節約家すぎ!
ココはあんまり、主人公に共感できないところかも?
なので、攻めが同居し始めて、あまりにも倹約家の受けに対し、
ご立腹なのも分かるって思ってしまいました。
まあ、ワガママばかりの金持ち王子様ってところだけは
あんまり共感は出来ませんが(笑)

主人公の姉が幼馴染の攻めとの婚約を反故にして、
好きな人と駆け落ちした時は、
「あー、これは受けが姉の代わりに攻めと結婚するっていう
 ヤツかなぁ」とか推測したんですが、
全然違いましたね(汗)
典型的パターンに陥らないトコロが、さすが凪良ゆうさん!って
感じがします。


エロシーンは、2回ありました。
でも1回目は、半ば攻めが強引に押し進めた感じです。
なので、挿入が未遂に終わったところでホッとしました。
強姦陵辱シチュも嫌いではありませんが、
やっぱりコメディテイストのこの作品としては、
エッチは合意でなくちゃ!と思ったので。

でも受けの初恋は攻め。
そして、攻めの初恋も実は受けだった……という事実が発覚。
でも、なかなかそれを認めようとしない攻めが、
ツンデレというより、暴君という感じで、あまり印象は
良くないです。
あー、攻めにもうちょっと可愛げがあって、素直さが
あればいいのになーと思いました。
ちょっとぐらいデレが欲しい!><

なので、最後の合意エッチシーンはちょっと嬉しかったです♪

   ◆◆   ◆◆   ◆◆

「もったいない」のも分かりますが、
ここまで家計をきゅうきゅうに締められたら、
楽しいものも楽しくなくなってしまうような気がします。

物語全体としては、コメディ調のライトな感覚の小説で
入門編としては、ぴったりなのではないかという印象でした。

私としては、凪良さんのもっと骨太な感じの作品が好きなので、
うーん、フツーかなぁというのが、感想でした。
ルビー文庫というテイストに合わせた結果なのでしょうかね…?

ライトなコメディを小説で楽しみたい!という方にはオススメです。

1

題名そのもの「もったいない!」

切ない話が有名な作家さんですが、コミカルな話も面白いです。ただ、この作品はいろいろもったいないなぁと感じました。

主人公・日向が良いです。素直でまっすぐな性格、はっきり言うけれど反省もする。好感の持てる可愛い20歳です!

生えているオオバコを食事のおかずにしてしまうくらいの倹約家なのですが、後ろでモヒカンの兄ちゃんが待っているからとライブ代2500円を即効で払うという、単にケチだけじゃない面白いバランス感覚の持ち主です。

ただ、その彼の面白さが題名にもあらすじにも余り出ていないのが残念でした。確かに「倹約家=もったいない」ではあるのですが、日向は「もったいない」が口癖というわけでもないので。どうせなら、恋愛方面にももったいないを発揮して、圭吾をそう好きじゃないけどキスをしかけられて「こんな経験をしないなんてもったいない!」と考えるくらいのぶっとび具合の方が笑えた気がします。圭吾もそれほど浪費ぶりを発揮するわけじゃないので(2万円のカレーくらい?)、あらすじから受ける印象と読んでの印象はちょっと違ったものでした。

でも、イチゴのキスとか萌えどころは満載でしたし、毒キノコを収穫しそうになるとか、日向の家族ののほほん具合とか、色々面白かったです。

全体を通じてコミカルで可愛い作品です。「凪良ゆう」という作者様のネーミングで過大な期待を持たずに読めば、楽しめると思います。

1

ドタバタコメディ

話が佳境に入ってからは楽しめましたが、そこまでは退屈でした。元々私が誘い受けを好きじゃないというのもありますし、その上この主人公(受)がポジティブで悩まないタイプ。攻もサッパリした性格で、幼馴染みの二人は気心が知れている。早々に互いの恋愛対象が同性であることを告げ合い、障害となる人も事象も無いようなもの。こんな二人なので共同生活は緊張感がなく、もう始めから結ばれた後の二人の関係・生活が容易に想像できてしまう。二人がくっつくのは最早時間の問題。前述の通り主人公が単純明快なので心理描写が淡泊で読み応えがないだけに、萌えツボや笑いのツボが合わないとこういう作品は厳しい。凪良さんの作品はいくつか読みましたが私の場合シリアス作品は楽しめてもコメディに関してはあまり相性が良くないみたいです。

1

コメディタッチなのに甘酸っぱい

シリヤスものや重いもの、切ないものが最近多いですが、いやいや凪良さんのコメディものも最高ですよ?w

初恋相手の王子様のような圭吾と同居することになった日向。だが、同居早々、倹約家すぎる日向の行動に圭吾は王子の仮面がはがれ、わがまま俺様いじわるな素を見せる。初恋が崩れてしまった日向だったが、その後圭吾の様々な面を知り再びひかれ…というお話です。
まず2人のキャラクターがイキイキと輝いています☆
日向のもったいないという節約に怒涛の勢いで暴君のように反論する圭吾。でも日向がしゅんってなると慌てて取り繕う優しさもあって、でも譲らないところは譲らない。2人の掛け合いサイコー!ほんっとに面白いです!

食卓の基本は肉!
初恋の憧れを押し付けるなの例え話。
コミカルに描かれる暴君な圭吾に、テレビに1人ツッコミやファラオのような寝相、寝てる時にこっそりエアコンつけてくれたり収穫に誘ってくれたりと優しさもしっかり描かれていて、盲目的に初恋相手や憧れだから好きではなく、改めて好きになる感じが伝わります。
日向の単純で可愛く、テンパると敬語になる。でも1人の人間としてたくましい姿は「俺様のタイプ」とは違ってても圭吾が惹かれるのも納得。
そしてもう凪良さんの文章が上手い!
所々面白くてでも胸がきゅんっとしてでも切なくてでも笑えて、ステキなフレーズもたくさんあって…。
この面白さを上手くレビュー出来なくて残念ですが、せめてこの思いだけでも伝われば!
サラッとニヤニヤ、でも軽くすぎず何度読んでも楽しめる作品です!
オススメです!

切ない系の凪良さん作品が好きな人だと雰囲気が違いすぎて評価低くなってしまうのですかねぇ…。大好きなお話しで、久々に読み直して堪能してたらちるちるさんで神評価の方がいなかったので、新しく読んだものではないけどレビューしました☆

1

koyori

コメントありがとうございます(^^)

手遅れにならず良かったです!という私もさっそくむぽちさんの凪良作品の神評価を参考に読ませていただこうと思います。頑張って制覇しまぁす!

koyori

コメントありがとうございます(^^)

手遅れにならず良かったです!という私もさっそくむぽちさんの凪良作品の神評価を参考に読ませていただこうと思います。頑張って制覇しまぁす!

むぼち

たしかに、これは神ですね!

koyoriさんのレビューを読んで、これと同じくらい好きな本を何冊も神評価していることに気付きました。
同時期に読んだ凪良先生の別の本に感動しまくったせいで、判断を誤っておりましたが、koyoriさんのお陰で手遅れにならずに済みました。

ありがとうございます。

笑わせてくれました。

とても楽しく、気持ちよく読み終えました。

受攻双方が、どっちもどっちのいい勝負で面白い。

カワイチハル先生のアクのない絵もこのお話にぴったりです。

攻が多少残念な性格でも、最後まで萌を維持し続けられたのは、カワイ先生の描かれる、かっこいいイラストの力が大きいと思います。

あとがきで、もっと面白くすることもできたようにおっしゃっている凪良先生、ここのところシリアス路線が続いていますから、そろそろ実力全開のコメディを読ませて下さらないかしら。

追記
評価を一つ上げて神にしました。
同時期に読んだ先生の別の本と比べてしまって、萌×2にしていましたが、非の打ち所のないこの作品にふさわしいのは、神以外にはないと悟りました。

0

テンポがすばらしい

凪良ゆうさん、初読だったんですけど、個人的に大ヒットです。ほかのも読んでみたくなりました。

特筆すべきは話運びのテンポの良さ、的確で気の利いた比喩でしょうか。ものすごく文才ある方だなあと思いました。
コメディが上手なのかな?浮世離れした主人公の家族はそれこそありえないかんじですが、この話にはなじんでいます。

キャラクターも魅力的ですね。最近読んだやつは受けか攻めどっちかの存在感が薄いものとか多かったのですが、これは双方好感が持てる。異常なまでの節約家で締まり屋なのに、嘘がつけない素直な受け。御曹司で外面もよく王子として通っているけど、実際は亭主関白な攻め。この二人の力関係がみごとに拮抗しあっていて、ああ同い年っていい!!と思わせてくれます。

1

むぼち

私は、凪良先生の本はいずれ全部読みたいと思っていて、実際わりと読んでいるのですが、こちらは未読でした。

じゃこいりこさんのレビューを読み、すぐに買うことに決めました。

イラストも私がドはまりした「いぬとねこ。」のカワイチハル先生で、とても楽しみです。

じゃこいりこさんは、凪良先生のあの本もこの本も、これから初読みできるなんて、うらやましすぎます。

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